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無欲、無所有の文化を紹介する。
本書はそのほとんどを著者が昔所属していた「ヤマギシ会」の紹介となっている。
その「ヤマギシ会」で行われていた活動を通して、無所有社会とはどんなものかを解説している。
しかし、内容は期待以下。
最後の一章、二章で具体的な活動紹介から離れて考えが抽象化されてくる。
本書には日本が「最も成功した社会主義」と呼ばれる所以につながるものがある。
高度経済成長を通して、日本が経済発展をした理由。
それは、個人よりも組織の発展を望み、それを自己の目的と同一化して働いたからだ。
その背景にあるのは、かつての「ムラ社会」だ。
生活の基盤を個人ではなく、組織が保証することで、中の人たちは個人の欲望よりも、全体の利益を考えることが出来る。
ベーシック・インカムに通じる考え方があるように思う。
それが成功する土台は日本の歴史を振り返ると既に存在していたように感じる。
その一端に触れることが出来た気がした。
が、内容は落ちもなく、カルトの印象を拭いきれない組織の紹介に終始するため、本書は特に人に勧めない。
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期待していた内容とちょっと違ってたけど、名前しか知らなかったヤマギシズムについて知れた、という感じ。
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いやー、何でしょうね。題名に引かれて読んでは見たものの、ほとんど「ヤマギシ会」の説明だった気がします。それはそれで面白いのですがちょっとねぇ~
宗教学者らしい内容はいいのでですが、ちょっと飛ばし読みしてしまいましたね。
最終的にもふに落ちませんでした。無理やりまとめたような・・・
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父親を帯状疱疹後痛みが取れないと
地方都市の神経科医院に連れて行った。
医院で降ろしたあと
調べておいた近くの図書館へ。
コロナ真っ只中だったが
意外と面倒くさくなく利用出来た。
そこで見つけて読んだ本。
自宅近くの図書館で再読しようと
借りた
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P18
現代の人間が、
さまざまな欲望を抱き
それに振り回されているのは
所有が絶対的な前提とされている
からではないか
P19
「貧に落ちきれ」(天理教)※