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紙の本
でも、表紙の絵はちょっと…
2002/07/17 00:44
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投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、深沢美潮作品は最後のまとめ方が心憎いと思う。広げた風呂敷をきれいに包みなおすようなイメージがあるのだが、今回もそうだろう。
主人公とヒロインが作品ごとに成長していくこと、そして、パーティとしての絆がどんどん深めていきながら、話が進んでいることが分かる。そこにクレイ・ジェダを放り込むことで、先が分からない話になっているところが、今回の話で一番の見所だった。
出来合いの物語ではなく、生き物のようにその場その場でストーリーが変化していようで、読んでいて新鮮さを感じる。
個人的には、主人公・デュアンとチャールズの友情が心温まる話で良かった。物語の途中で、そういう話が織り交ぜられているのは読んでいても、何だかうれしい気分になる。これはフォーチュンでも同じなのだけれど、個人的にはデュアンサークのほうがその気持ちは強いと思う。これは、あくまで個人的な感想だが。
シリーズ通して、(上)(下)が続くが、実質上、全ての話が続き物なので、一話完結ではない分、話が落ち着かない印象はあるが、逆に先先の話に期待を持たせるという意味では面白い手法だろう。
これまで読んだことのない人が、いきなりこの巻から読み始めても面白さは伝わらないだろうが、1巻から読み込んでいる人には堪らないだろう。評者は結構この演出にやられている口であったりする…。
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