投稿元:
レビューを見る
ヴァンパイアとタイトルにあるけど、吸血鬼は出てこない。吸血鬼のように金をむしり取る金融会社かというとそうでもない。ただ吸血鬼に咬まれたようにハマってしまい同じ子金融になってしまう人たちの気持ちもあまりわかんないけどそこにハマれる人ははまるんだと思う。
投稿元:
レビューを見る
<内容>
超低金利<090>金融「ヴァンパイア・ファイナンス」を営む万城小夜は金に困る様々な人に金を貸していく。
送り狼になりたい少年。振込詐欺に復讐を誓う老人たち。性転換手術を受けたい女性。ドラッグデザイナー……
<感想>
初版をかっときながら今更読んだorz
印象としては伊坂幸太郎のギャングシリーズ?みたいに4つの人の話が最後にひとつになる話。
でも伊坂幸太郎と大きく違うのは、ひとつに収束するのがエピローグ(結)か起承転結の転かの違いである。
いや、結で収束しても……って感じ。
これじゃぁ4つの完全に別の作品でしかないように俺は思った。
酷いようだけど、これでよく銀賞とれたなぁ……
ロウきゅーぶとこの差は酷いorz
投稿元:
レビューを見る
なんだこのスピードとパワーは...! とにかく速い! サブマシンガンを乱射
するがごとく繰り広げられる言葉の鉛玉がそこかしこに飛びまくる。
スゲーなー。 まだこの速さに対応出来る自分に安心したりします。
ハチャメチャなストーリーは主人公たちの持つ力と、衝動で
自然と収まり、読後もかなり気持ちいいです。
「地図男」でのスピード感にもスゲーと思いましたがこっちの方が
断然上。 その速さは90年代後半のアメリカン・ハードコアの如く
ユーモラスかつ、シンプルで太い。
今作を読んで喜んでる10代達の将来は明るい...のか?
投稿元:
レビューを見る
話のテンポはいいし、キャラも立ってて、
4つの話を織り交ぜて最後にひとつにまとめるという展開も面白いです。
おそらく1つの話を4回続けてたらこうは行かなかったと思うので、構成がうまいのだと思います。
ただ残念なのはオチが弱い。
なんというか尻すぼみ。
中盤までの引き付け方は良いだけに本当に残念です。
でもこれって電撃大賞投稿時からこうなのか?
それとも刊行にあたり続刊しやすいように変えたのか?
もし後者ならこれは大失敗ではないかと思います。
投稿元:
レビューを見る
『地図男』の真藤順丈さん。人と人とをつなぐという意味ではどこか『詩羽のいる街』に通じるものがある。が、浅い。ラノベに対する偏見はないつもりだが、少々作り込みが甘いような。もっともっと練って欲しかった。近代犯罪の雛形が構成作家の集団によって創造されているという陰謀説は嫌いじゃない。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。
「ヴァンパイア・ファイナンス」というネーミングなど、伏線の張り方がやっぱり上手いと思った。
地図男のときと同じでラストがふわっとした感じだったけど良作だと思う。
投稿元:
レビューを見る
真夜中に出没する超低金利の闇金融とその借り手の物語。
カバーからちょっとダークな感じを持っていて買ったけどしばらく積んでいたんですけど、そんなことはなく結構ノリの良い作品でした。
同時に何人もの借り手がでて物語が散らかってしまうかと思ったけど、最後はまとまっていって物語として読んでも面白かった半面、笑いが少なく、まとめ方が強引でちょっと納得がいかなかったかな。
これ1巻しかでてないけど、続きがあればもっと世界が広がっていって楽しくなっていきそうな気がします。
でも、2009年に刊行されて今出てないところを見るともうでないのかなぁ。
ちょっと残念な気がします。
投稿元:
レビューを見る
直木賞を受賞した真藤順丈さんがラノベを出していたということを書店で知り、購入。しっかりラノベなのでさくっと読めたが、すごくもって回った言い回しはあまり自分には合わなかった。