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この本で何が好きかって、ボルジアとカテリーナの「ボクと逃げましょう!」「……はあっ?」のシーンwwwこんなことを言わせられるのはボルジアだけです☆
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このシリーズ初の続きものチックな巻。ノウ・フェイスで発生した事件が思わぬ事件を呼び、カテリーナが裁かれるシーンは見物。
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借本。
ROM6巻、RAM4巻と、ここまで読んできたけど、少しうんざりしてきました。
ヴァンパイアモノと思って読んできたけど、自分が思うヴァンプとは違ったのでここで終了とします。
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部下ノウ・フェイスの裏切りによって反乱に荷担した容疑をかけられて異端審問にかけられるカテリーナ様を救えなお話。
東のブルノから北のエストニアに慌しく引越ししている皆さんなのですが、移動時間の「アイアンメイデン?」が気になった私でした。
ケンプファーの暗躍がやっぱり美しい。
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カバー見返しの著者コメントに、最近よく鼻血が出ると書いてあるのが、この頃から体調悪かったのかと思うと、悲しい・・・
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にこにこ笑顔で憎らしいブラザー・マタイの登場です。どんなに非道で鬼畜でもコマンダーポジション好きにはたまらないキャラですな。
全体的には、オルデンも一枚岩ではないというお話。カラーページが軽くネタバレですね。
ユーグもなにくわぬ感じで合流してますが、外伝の展開が熱いだけに、何がどうしてこうなってんのか、隙間というか続きというかが気になる構成です。
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短編集だったはずが、いつからか一編の物語で構成されてて、単に章で分けられている感じになってしまった巻。
表紙にも登場するように、カテリーナが活躍か!と思いきや、裁かれる立場になることに。
自分の信念の為ならば、手段も選ばないような冷酷さを持ち合わせていながら、実は仲間(人)想いな一面もしっかり持っているのが垣間見えて、より好きになる所。
Axのメンバーが揃うのも良いよね。
アベル、ユーグ、レオン…R.A.Mだからこそ!
ただ、やや中弛みなのが残念。
オルデンの新顔も登場するけど、他メンバーの存在感が強いせいか弱く見える(笑)
この先の活躍(暗躍?)に期待したいが…。
外伝のユーグの話も前巻から引き継いではいるものの、これなら短編にぜず、まとめて完結させてしまえばと思う。
だが、中身は面白い!
協力関係を結んだはずの友(?)が実は、憎き敵であったなんて…。
でも、ユーグって一匹狼であっても何処か危なっかしくて真っ直ぐで正直で、いい青年なんだよ。
だから、思わぬ所で裏切りに遭う…哀しい運命。
この結末はどうなるのだろう。
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決して長髪キャラが好きなわけでもないし、ブロンドよりもブルネット派ではあるけれど、ユーグは別格です。
と、ひしひしと思いました。
ブラザー・マタイとガルシアのゲリラ攻防も楽しいし、シスター・パウラとワーズワースの裁判劇も楽しいし、悲しそうなアベルも、楽しそうなアベルも、困っているアベルも好きだし、どこまでもカテリーナ様命のトレスも好き。
ですが、ガルシアの言うことをおとなしく聞いているユーグ以上の萌えがこの巻に存在するなら教えていただきたい!というくらい、ユーグが可愛くてたまりませんでした。
湖のような瞳とか、だらしなく着崩した僧衣とか、悲しい翠瞳とか、視点が他の人間にうつっても、読者がすぐに「アベルだ!」と気付ける仕組みが、いつ読んでも鮮やかだなと思います。
吉田先生の文章で、このシリーズの最後を見届けたかったです。