紙の本
恋をすること。オシャレすること。
2016/07/27 11:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Key - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋をすると女性は綺麗になる。とよく聞くけど、本当にそうだろうか?と常々疑問に思っていた。
お洋服、靴、バッグetc…
選ぶ時にふと頭をよぎることがある…
「あの人はどんな反応するかな?」
思い浮かべた「あの人」のために、オシャレでありたい。綺麗でありたい。「あの人」に似合ってると言われたい。可愛いと言われたい。
そんな思いを抱きながら、鏡の前に立つ経験は1度は誰にもあるはず。
あぁだから、恋する女性は内面から輝いて、オシャレに綺麗になっていくんだなぁ。
恋をすること=オシャレすること=綺麗になること。
様々な恋をする女性たちがオシャレを通じて、自分自身の恋と向き合っていく様子が描かれた1冊。
紙の本
組曲のような短編集
2015/09/29 00:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくまりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
5人のワーキングウーマンの、5つの恋の物語。彼女たちの時間は、渋谷にあるという「クローゼット」というセレクトショップで交差する。就職活動で知り合った愛人にいつまでも結婚を先延ばしされているクミも、かわいがっている後輩のフィアンセが自分を棄てた男だったアユミも、様々な思いを抱えながら、「クローゼット」の試着室に入っていく。意地だとか、こだわりだとかを脱ぎ捨てて、鏡の前で裸になって、新しい服に袖を通す。後ろ向きで臆病な自分を変えることはできないけれど、少しだけ、自分を好きになれそうな気がする。5つの物語を読み終えると、それぞれが組曲のように響きあう読後感が心地よい。そして、自分もそんな魔法にかかりたくて、新しい季節の服を買いに行きたくなる。
電子書籍
途中モヤモヤしましたが。
2020/04/25 12:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像力豊かだと、ハッピーエンドを妄想して楽しめる作品です。
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新しい服を買って、
めいっぱいオシャレして、
いつもより少し、
背伸びしたヒールをはいて、
大好きな人に会いに行きたい。
そんな気持ちになるような、
素敵な小説✨
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二時間もかからず読めた。少し優しい気持ちになった。20代後半〜の女子であれば、誰かしらには共感できるはず。
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花柄のレースみたいな本だった。小説によくある、現実とはかけ離れたねじ曲がった恋愛模様ではなく、ほんのりと淡い、ふと思い出したように儚い恋が、女性目線で書かれていた。ああ、こういう気持ちあるなぁなんて、安っぽい共感もしつつ、たまに現れるキャッチーなフレーズに目を奪われたりした。さすが広告業界の出。言葉選びが小説ぽくないというか、わかりやすい。でも単純という意味ではない、ストレートさがあって、文章はとても好みだった。
たまにパラパラと読みたい。
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コピーライターの書く文章。
明快で心にすーっと入ってくる感じ。
ルミネの広告を書いている人だと思って手に取って読んでみたら、登場人物の女性にどこか共感できる所がある短編集だった。
恋に臆病だったり、片想いをしていたり、両想いでも何か不安がある、そんな人たちに読んでほしい一冊。
文章も小説自体も短いからすぐ読める。
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おしゃれするって
自分のためだけじゃなくて
想う人のためでもあるんだ
おしゃれすることで
人は
磨かれる
2014.4.9
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渋谷にあるセレクトショップ『Closet』で出会う素敵な服と素敵な定員さん。
服って、女性にとってはただ着るだけのものじゃなくて、その時の気持ちを的確に表すものだったり、一歩踏み出す勇気をくれたりするもの。
5つの短編それぞれ少しずつ、主人公の気持ちにシンクロするところがあって、疲れた時にちょっと元気を貰える一冊。
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いつか自分も白いパンツが似合う、
かっこいい女性になりたいと思った。
女性作家ならではの観点で、
ひとつのショップに訪れる女性たちを
描いた短編作品集。
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小さなセレクトショップを舞台にした短編集。
それぞれの抱えている恋愛事情のもやもやを、一枚の服がほどいてくれる。
もちろん服はきっかけに過ぎないけれど、気持ちを変えることは大事なことだし
それが大きな一歩になる。
その選択でいいの!?浮気のままでいいの!?という子もいるけど、それはそれで本人の選択なのだからいいのでしょう。
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みんな恋をしている。で、どこにでもありそうな、恋模様。傑作!とか泣ける!とかではない。でもリアル。大人の女性誰にでもある想いや悩みをそれぞれに抱えていて、どれかには共感できるのではないかな。
さすがコピーライター。心にスッと入って来る言葉が結構あって、物語の内容よりも、言葉の良さにこの本を買って良かったなって思った。
ルミネのキャッチコピー、いちいち良いもんな〜。
読み終わったら、恋したいな〜って思いました。
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短編集。それぞれ異なる恋をしている女子なのに、普遍的で、普段気付かない女子の潜在的なココロを描いた作品。また、なにか変わりたくてこの店に来る女子たちに、新たな発見をくれる店員さん。何者かと考えたら、おしゃれの妖精のような女性。
前述したように、彼女たちの恋はバラバラだけれど、どこか共感できるオンナゴコロがあって、「この気持ちや迷いは自分だけじゃないんだ」と励まされた。読了後の刺激やダイナミクスは特にないけれど、恋煩いを緩和して欲しいときに読むといい薬のような話です。文庫で十分。
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ファッションが好きなので読んでいて楽しい部分もあったが作品全体を通して女子力が高い。中身は自他共に認める程、男くさいが外見だけは女らしくしておこうという私のような人間から見るとキラキラして眩しい恋愛小説である。小さい身長にぽっちゃり体型という登場人物の設定すらも私と真逆で苦笑。こういった恋愛小説を読むと恋愛がしたくなる。
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どれも読みやすい。
どの短編にもそう!と思わせる表現があって、再認識した。
こんなお店が欲しいと思うし、もう少し洋服に気を使った人にならないとダメだなと反省