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まあまあ、かな……? そこそこに楽しめた。あんまり知らない世界だったけど、そういうのも含めて面白いと思えた。
これがデビュー作みたいなので、今後の伸びは期待できるかも。ただ、これをもう一回読みたいかと言えば、それはない。
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第8回ビーンズ小説大賞読者賞受賞作。
ビーンズでも和風ファンタジーOKなんだね。
まあ、すでに新人賞なら佐和山物語、既存作家なら勾玉花伝とかもあるんだけれども。
能楽師の話で、設定等かなり好み。わくわくして読めました。
中世日本でも、お能の世界だし、かなりきらっきらしています。
今はきらきらがトレンドですから、日本ものでもきらきらさせないといけません。
主人公は、男の娘の反対バージョン。まあ、なんというかヅカですな。ふだん「男役」にどっぷりつかっている分、すんなり読めました。っていうか、女性として成長する体と芸との葛藤にはかなり萌え。女のようにしか見えないヒロインを男性だと思いこんでるヒーローとのCPはBLっぽくもあり、さらに萌え。
お母さんの執念なんかでかなりファンタジー色も出ていて、なかなかよかったです。
まあ、一番良かったのは「能」の表現かな。一人での能、二人で舞い合う?能の表現、どちらも良かった。こんないい描写してみたいです。
答えです。
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少女か、と見まごうばかりの新しい能の舞い手がやってきた。
それを見た、別の舞い手は、新入りを勧誘するが、それには頷こうとしない。
この時点で、あらすじを読まなくても色々判断が付きましたが
『身体』の事については…という感じです。
もうちょっと性別不明にしておけば、楽しかったんじゃないか、と。
全体的に慌てるような事もなく、危険な事もなく進んでいくので
どう正体がばれるのか、それだけを考えていく事ができます。
そしてラスト。
大団円というよりは、あっさり、な感じで物足りないです。
そこまでけがを引きずって、あそこまで気にするなら
もう希望は残さない方がいい気がします。
最後か、その前か。
どちらかに無理があるな、と思います。
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読みやすかったけど、これって能の話?
まぁ、現代との差はあると思うので、その辺は何とも言えません。私も能について詳しい訳じゃないし、あくまで少女小説だしね。
展開が早いのはしょうがないけど、盛り上がりはけっこうアッサリだと思いました。
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男装とかまたべッタベタな設定がきたなぁ、とか思いながら読んだんですが。
蒼馬と白火の舞への想いの強さと、それが二人を結び付けるってのはやはり素敵でした
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サカノ景子さんのきれいなイラストに惹かれて購入。
能のお話なので、能を知らないと分からない部分があります。成田美名子さんの「花よりも花の如く」を読んでると、ちょっと理解し易いかも。
(あれ?タイトルもよく似てるけど、能の話にこんなのがあるのかな?)
お話は戦国時代の京の都。男装して能の舞台に立つ白火と、すでに都の第一人者になっている蒼馬のお話ですが、なぜ白火が男装しているのか、ちょっと分かりませんでした。蛇紋も母が関係しているというのは、最初に分かりますが、母と父の描写がないので、何故蛇紋?って感じでした。
白火の才能に惹かれていたはずの蒼馬が、人間としても惹かれていき、男装している白火を男の子だと思って、悶々としていたり、女の子と分かった課程なんかはなかなか面白かったんですけど、なんかラブが低めで、舞台人としてお互い尊敬してるんだなっていう方が強かったのは残念。
最後の方は、一気に話が進んで、母が出て来たり、蒼馬の剣舞で魔を追い払ったりとしますが、もうちょっとラブが多かったら面白かったのになぁって思いました。
これは、1巻完結で、次はなくてもいいかな。
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第8回ビーンズ小説大賞読者賞、受賞作。
能を題材に、性を偽って舞台に上がる少女と人気一座の若太夫との恋愛話。
途中からぐいぐい引っ張られて、一気に読み終わってしまいました。
物語構成がしっかりしており、見せ方も心得ていて、安定していました。
私が気になるだけかもしれませんが、文章が一人称に近いため、人物の内面描写が入れ替わっているとわかりずらく「おや?」と思う箇所がいくつかありました。
でも、それを補っても余るぐらいの魅力があると思います。
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何かに対して一生懸命な主人公は好きです
今回はそれが能楽ということで、ちょっとした解説書かと思うほど詳細に書いてありました
設定は好きなんですが、白火の蒼馬への感情の変化が唐突だったりと、ところどころ納得いかないことがあってちょっと残念でした
ただ、能に関しては聞いたことがある有名な演目が出てくると、こんな内容だったのかと面白く読めました
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女人禁制の能の世界を舞台にした、美しい華のような「白火」の恋愛や舞台にかける熱い思いが込められている物語である。
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表紙がキレイだったので、購入。
単発っぽかったので、そのうち買おうと思っていたら、2巻を発見!!
続きがあると思ってなかったので、とりあえず1巻読んでみました。
皆さんの感想を見たら、いろいろ気になる点が・・・という感じでしたが、私は歴史苦手で、文章の構成もあまり気にしないので、普通に読みやすかったです。
白火と蒼馬の関係は、都合良過ぎますがうまくいったから、まあいいかって感じでした。
母の呪い?のあたりがしっくりこないような・・・。これはこれで終わりでいいのでは?と思います。
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お能のわくわく感がなんとなく伝わってくるー
しかし蛇は1巻で解決しちゃって女だってこともばれちゃうんだね
これからどうするんだろーかー
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京の都を舞台にしたいなかから出てきた能の一座の舞姫の話。男子禁制なので男装をして女役のシテを舞っているというややこしさ。その舞の素晴らしさを見込んだ都一の若手の舞手が、主人公の白火を助けるうちに恋に落ちる。勿論、腕に怪我をするとか、腕に母親の魂が潜んでいるとか、いろいろあるのだが、最後に見事な舞を見せて、女子であることさえも都の人々に認めさせてしまう。でもねえ、話がストレート過ぎて面白みに欠けるかなあ。もうひとひねり欲しいところ。