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親から借り読破。
悪くない一冊だが、衝撃的なくらい冗長な一冊。
とにかく長く、同じ話、同じエピソードが
これでもかと言うくらいに繰り返される。
600ページも不要。もっとコンパクトにして欲しかった。
各項の最初の枠内の文章だけ読んでいくのがベターかもしれない。
第1章で「宇宙の意志」なるものが出てきたときに、
この本大丈夫かなと不安になったが、
述べられていることは至極まっとうな内容であった。
ただし冗長。
正直、第1章はさらっと読み飛ばし、
第2章以降をじっくり読むべきと感じた。
第2章以降は、仕事に直結する内容で、大変参考になる。
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稲盛一夫が、サラリーマンしてどのように社会の役にたつか、をかいた本。
考え方、能力、熱意という考えをベースに、どう働いていけばいいか、を書いてある。
車座、因果応報、責任感をもたせよ、など働き方に留まらずにどう生きるか、ということにも言及してある。
なぜ、そこまで働き方から生き方まで一貫した信念があるのか、それは仏教が根底にあるから。
たとえば因果応報など、その影響が強く見られる。(時代?)
すごいと思ったのは、団体交渉にも柔軟に対応したこと。逆に言えば、わたしが持つ繋がる力が彼も動かせるのか、と感じた。
仏教に裏打ちされた信念を学べる。
1.考え方×能力×熱意
2.仏教の影響
3.技術の挑戦→社員の幸せを追及すると同時に人類に寄与すること。きっかけは高卒社員の団体交渉。
4.シルバーバーチと仏教、長いスパンでの因果応報、心の投影
5.アメーバ経営、事業別よりもさらに細かく。
6.お互いを知り合うには車座での酒、社員旅行。
7.自ら燃えない人には責任感と使命感を持たせること。
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京セラ、第二電電、JALと経営者として成功を続けてきた稲盛和夫氏の経営哲学・人生哲学のエッセンスが詰まった本。稲盛氏が、常に「人間として何が正しいのか」と、自分自身に問い、真摯に仕事や経営にあたり、人生を生きていく中から生まれてきた考え方が「京セラフィロソフィ」であり、本書は、その「京セラフィロソフィ」の内容をコンパクトにまとめ、京セラ職員に配布している『京セラフィロソフィ手帳』を、稲盛氏が一項目ずつ解説していくという形態になっている。
基本的に、ためになる話が書いてあるとは思うのだが、自分の感性に合わず、あまり納得できない内容も少なくなかった。ただ、実際、稲盛氏は経営者として大成功を収めているわけで、本書の内容に聞く耳を持ったほうがよいのかもという思いも拭いきれない。でもやはり、京セラフィロソフィの根幹ともいえる精神主義的な部分に、何か違和感を覚えてしまうというのが実際のところである。
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経営指南書のみならず、人生の指南書として非常な良書だとは思うが、こういう類の本はもういいや…。サンマーク出版だし。
個々のフィロソフィはともかく、稲森和夫さんが京セラで功成り名を遂げた後、KDDI (当時の第二電電)を創業したのが 52才のときと知って驚いた。50才くらいでリタイアしたいなぁと思っている僕とは、志が違い過ぎるな…。
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日本の優れた経営者の一人として必ず名前が挙がる稲盛和夫さん。京セラを大企業にしたその経営哲学と人生哲学に触れる事が出来る本です。読んでいると判るのですが稲盛さんは仏教の教えからも大きな影響を受けた様です。仕事と宗教、全く別物と思いきや密接に関係しているんだと感じました。
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稲盛氏の哲学、教え、考え方の本。経営の方法に絶対的な正解などなく、彼の考えにも全て賛成すべきとは思わないが、実際に成功した人であるからにはそれなりの説得力はある。盛和塾の講義の本のほうが面白い。
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”2015年最初に買った1冊。
<キーフレーズ>
<きっかけ>
45歳、節目の年の最初の一冊として。”
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信奉する稲盛さんの考え方を記した名著。
日頃からの考え方、思いが大切。心を立派なものにすることが何よりも大事。
仕事はベストでなくパーフェクトを目指す。たとえ、できなくとも。
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フィロソフィとは「哲学」である。「京セラ フィロソフィ」と銘打たれている本書は、京セラの中で脈々と語り継がれている原理・原則に根ざした哲学が書かれている本だと思い購入した。
読んでみると、哲学となる原理原則は書いているものの、それを裏付ける具体例がどうも昭和の香りが強い。例えば、「社員旅行やコンパが大切」等。また文体の影響か、自分は謙虚であるという字面であるが、どこか驕りや承認欲求が見え隠れする内容になっており、購入当初考えていた内容とギャップがあった。特に気になるのは、最初に勤めた会社に対するコト。そこには働いていた人もいただろうし、また、その子孫もいる(と思う)中で、本書での取り扱い方は、彼らの気分を害するのではないかと感じずにはいられなかった。
逆の考え方もできる。京セラ・第二電電・JA Lといった名だたる企業を経営し成功させてきて人格も聖人に近い評価を受けている人でも、自分の成功体験を語ると驕りに近いものが出てしまうので、普通の人が自分の成功体験を語ると驕りや承認欲求が全面に出てきてしまうのも無理はない。つまり、この手の話は、自分の中に止めることが賢明である、ということを本書は教えてくれた。
勿論本書に良い点もある。それは、非常に理想的なことが書いてあり、それが1つの本でまとまっていることである。ただ前述した通り、原理原則に対応する事例が現代に合わないので、未来に渡り多くの人に読まれることはないだろう。書いているコトが素晴らしいだけに残念なところである。
ここは稲盛さんに一発奮起いただき、原理原則のみを切れ味鋭く再編していただくことができれば、ドラッカーにも負けない、何十年、何百年と読み継がれる本になるのではないかと感じた。
(本書を読んだ後、そういえば、アメーバ経営という手法を聞かなくなったが、本書の事例をベースに作られているものだとしたら、廃れるわなぁと勝手な思いを巡らせてしまった)
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稲森氏の京セラフィロソフィー。
企業として芯をもって成長を続けるにはどのようなものが必要なのか。学ぶべく読書。
メモ
・心を育てる。育てようとすること。
・物事を明るく善意に受け止める
・楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
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「動機善なりや、私心なかりしか」
この本で好きな言葉の一つです。
フィロソフィ=哲学です。人、会社のあり様、指針を示すものです。
稲盛さんのこれまでの、偽らない生き方に基づいた内容です。
本書は、もともと非公開の盛和塾という、稲盛さんの経営学を学ぶ、
全世界的な自主活動会であった、門外不出の書です。
今のこの世(2022年)でも、これからでも通用する日本的な経営指針、
生き方が記述されています。
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しなやかなマインドセットの好例ではないか。
20年くらい前に、成功へのパッションを
読んで感銘を受けた記憶が蘇った。
当時も、人生の質=考え方×熱意×能力という考え方を素晴らしいと思った。
今にしてみれば、読み込みが浅かったことが、
考え方の部分。
ポジティブに考えることが大事、と受け取っていたが、さらに、すべてのことを自分を高めるためにある、と思えることが大事なのではないか。
そうすると、ストレスの大部分は、減るのではないか。
考え方については、非常によい。
一方で、熱意、すなわち、努力については、
やはり時代を感じざるを得ない。
睡眠を削ってでもやれ、
プライベートを捨ててでもやれ、
あるいは烈火の如く叱る、とか、
は、今の時代、パワハラだろうな。
ということで、参考にすべきは、吸収したい。
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バイブルです。
いつもパラパラ好きなページを読み返してます。
今の豊かな日本はこう言った方々の考え方や仕事で出来てます。
我々はそれを甘んじて受けるだけではいけない。
稲盛さん、ありがとうございました。
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稲盛さんの哲学に共感できる部分とできない部分が半々という感じだった。
利他の心や、昨日より今日、今日より明日は共感した部分。
部下のことを、「烈火の如く叱った」や「だからだめ」という話や、自分が仕事で成功した自慢話のようなものがことあるごとに出てきたので、少し嫌気が指した。
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すごい良かった!とも無理無理!とも思う。
昭和(戦後?)経済発展に貢献した人ってなんというか、もう規格外なイメージがあるわ。海賊と呼ばれた男を思い出した。
会社員が各々経営者視点で仕事をする、本当にそうできたら、必ず会社は良くなっていくだろうというのは想像に難くなかった。現実には難しいだろうけどね。アメーバ経営とか、とにかくコスト削減とか、働く側にとってはきっちりし過ぎててめんどくさーってなりそうではあるけれど、それが会社を発展させていくって事なのかもね。
はったりで、できてないものをできます!って言ってなんとか間に合わせるとか・・・いやー、勤務時間を守れ!と厳しい現代でそんなことできるのかなぁ。