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いかんせん鮮度が落ちているのでこの本から私たちが仕入れられるものは“情報そのもの”ではなく、“情報の扱い方”について、です。
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アメリカがまだITバブルが崩壊した直後の本。
SNSとかがない時代。
これから新聞はどうなるのか、3Gは2006年までは浸透しないなどといった内容。
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◆音楽・映画・ゲームなど、国境を超越したメディアの在り様を、アメリカの実情分析から解読を試みる◆
2001年刊。
著者はニューヨーク在住のフリー記者。
タイトルどおり、インターネットの勃興と各種メディアの関連性を書いた書である。
しかしながら、こういう業界の内訳本とすれば、相当古く、例えば、音楽・映画・ゲームについては90年代後期の実態粗描でしかない。
ブロードバンドが実現したら云々、との箇所も多く、技術面と通信環境において現状との乖離顕著な叙述である。またデジタル導入如何?というテレビも同様。
もっとも著作刊行時の時代的制約があるので、非難すべき点ではない。
ところで個人的には、CDがほぼ駆逐されて、レンタルすらが絶滅危惧種?にまでなった音楽は却って縁遠くなった感。まあ心に響く新曲を探すエネルギーが枯渇してきただけとも言えるが…。
その中で、米国でのMP3の勃興と、大手レコード会社からの袋叩きに遭遇した過程は、技術革新と法規範との相克、新興事業の拡充と絶滅という実例として興味を引く。
とはいえ、あえて今読むべき価値があるかと言えば疑問符はつくかも。