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人をどう育てるのがいいのか。
本当に強いチームとはどういうもので、どうやって作っていくのか。
そういうことの大いに参考になった。
良書。
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結構細かに採用の手順や基準が示されていて、そういった好奇心を満たすって点ではよかった。
ただ、採用の際のもろもろが、本当に「測って」いたのかってのはよくわからないまま。
もちろん、実際の宇宙飛行士の方々は抜群に能力が高いのだろうけど、それは単に抜群に能力が高い人たちが集まって来たからであって、玉石混交の中からピックアップしたわけじゃないしなあ。
職業柄、能力測定には興味があるので、こういった本は積極的に見ていきたい。
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JAXA、心理学者、組織論
伝え上手なのか、同意できるからか、同じビジネスマンだからなのか、すーっと入ってきた。
各話がすべて勉強になった。
組織論がすべて論理によって組み立てられているから納得。
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前に読んだ『宇宙飛行士選抜試験』がテレビ番組を元にしたライブ感あふれるものだったが、本書は、心理学者が書いたビジネス書。そのぶん、仕事への応用は直接的で読みやすい。
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いかに宇宙飛行士が実践の場で行動できるように事前の設計をするのか、とそもそも宇宙飛行士として活躍できる人材をどう見出して育成するのか。
滞在中を想定して、自動化出来る部分を自動化せずに作業の単調化を防ぐことでモチベーションを保たせたり、事前の脅威=リスクを想定し、それに対する行動シナリオを策定・訓練したりなど。
また、公平性を保ち適切に採用を進めるために、どのような能力をもった人材が必要で、それをどう測るのか?をマトリクスで整理していたり、面接の質問事項に対する加点対象の回答も事前に設計しておくことで定量化する工夫をしている。
他、おもしろかったのは、実際に失敗を事前に経験させるという話。訓練時にミスを誘発させる設計をして置くことで不確実な状況における対処を経験させる。アメリカ空軍は、新人戦闘機の初陣での墜落確立が高いことから、あえて撃ち落としておく訓練をしておくなど。
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宇宙飛行士には、ピンチでも破局への恐怖に飲まれずに最後までやるべきことをやるような、ロバストな精神が求められるんだろうと思って、そういう性質をどう選抜するのかに興味があったのだけれど、その点はこの本を読んでも何も分からなかった。選抜の方法については、例えば閉鎖空間で真っ白なジグソーパズルをやらせる、とかいう話が書いてあるんだけれど、その試験において候補者のどういうパフォーマンスをどう評価するのか、というところについては全く具体的な記述がない。リーダーシップが測れるかどうかについても(リーダーシップについての著者の見解は丁寧に書かれているんだけれど)さっぱり理解できなかった。ノウハウに関わることなので、詳しくは書けない、ということが時々出てくるんだけれど、そうなら、こんなタイトルで本出さなければいいのに、と思った。
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「機械を工学的な面から考えると、扱う人間に問題がある。心理的な面から考えると、微細な人間の違いを考慮した多様な設計にすべき」
「月面着陸のとき、ただ1人船内に残った人間のことを考えたことはあるか」
「厳しい意見に対して冷静にメモをできる力」
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筆者の主観的な記述が多く、参考にならない箇所もあるが、選抜試験の内容については内部のリアルな実態を把握できる。
心理検査MMPIについては当然セレクトアウト方式だが、少し不安定な要素があっても総合的に一般の範囲内ならクリア。
推薦書類に配偶者からのコメントをもらうそうだが、夫婦仲の良さも合否に影響するとのこと。最小単位でのコミュニケーションが不完全な人間は宇宙飛行士にはなれないという例である。
リーダーとフォロワーについての考察は為になった。両者は潜在的な性格による別々の能力と考えられることが多いが、本当のリーダーとは本当のフォロワーのことである、とJAXAでは考える。人に任せ、手柄を譲り、伸ばす人はリーダーで、そうしたリーダーとは集団をより良い状態に保つ本当のフォロワーにもなるのである。
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この本は人材育成の本だと思う。優れた人材をどう選抜し教育し育てていくのかプロセスが詳細に描かれている。仕事でも教育のやり方は参考になる。十全な教育体制、自己管理能力、PDCA、プロフェッショナリズム、組織から大切にされているか、ストレス対処法、チームワーク、褒める文化、部下への配慮、コミュニケーション、しなやかな人間性、正しく評価する、リーダーとフォロワー、全体像は何か、捨てる勇気等明日からでも参考になる内容だ。