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民主党政権交代とJAL再建をベースに今回は政治家・大臣にも真っ向から向かう半沢直樹。さすがにTVドラマを見た後からは少しパターン化している印象がありますが、それでも安定した面白さは遠山の金さんや水戸黄門にも通ずるところがあります。今回も内部に、敵と通じる者がいるのは相変わらず。しかし、大和田常務の後任のその紀本常務が「組織を生き抜くのに最も必要なのは学業で得た知識でもなければ学歴でもない。知恵だ」と言う、ごもっともで同感。しかし、その知恵の使い方を間違っていたのでしょう。私には、その知恵の使い方を「いま自分が正しいと信じる選択をしなければならない」と中野渡頭取に言わせているような気がしました。
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夏の五冊目。
半沢直樹の最新作です。どちらかと言うとテレビよりになってるかな??
サクサク読める中にも、物語の核となる銀行員として、人としての在り方が深く描かれてました。
男の決断に涙が出ました。いい作品です。
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半沢直樹シリーズ第4弾。
帝国航空再建に絡み、これまで通り行内の権力争いはもちろん、
政治家をはじめとする巨大権力との対立が見どころの本作。
いつもの登場人物に加えて、新しい魅力的なキャラも登場。
前作の若手社員のオブザーバー的な立場から一転、
半沢が前面に出て活躍する点は、読んでいる爽快感を増大。
しかし、終わり方は前作の方が、個人的には心地よく感じた。
いずれにしてもドラマ化が楽しみ。
キャスティングされた俳優さんが、
半沢にやり込められる姿を一日も早く見たい。
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半沢直樹の最強の挑戦!!
これまでの民間企業と銀行との関係以上に、国家権力と政治とカネに焦点を重視し、あくまでも性善説を貫き通す半沢直樹とその仲間。
読んでいて、何か気分がすかーっとさせらる。
実際の裏社会はどうなんだろう・・・と勘繰ってしまう面白さ!
面白かったです!!
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レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-11904530098.html
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堺雅人が頭の中を駆け巡りました…^^;
映像を意識して書かれたのかなぁ…、私も頭の中でキャスティングしちゃいますヨ。
過去作に比べて、ちょっとスケール大きくなりすぎ?どなたかも書いてるけど、半沢の役職でこんな仕事しちゃう?
時代劇と一緒で勧善懲悪なお話、とっても楽しめました!
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半沢シリーズ、第四弾。
いつものごとく、一気に読んでしまえる内容だ。
そして、やっぱり面白い。
今回は、破産状況に陥る空港会社の債権の話。
政権交代した政権と債権放棄するかしないかという瀬戸際で半沢が戦う。
敵は毎度のごとく、社内にもおり、色々なしがらみを掻い潜っていく。
今回のお話は、JALの再建の話まんまである。
着色はしているものの、空飛ぶタイヤのように生々しさも感じる内容だ。
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今回は、泣ける。
筋を通して生きることの大変さ、そして、身の振り方。
本質を見失わないで、生きていく覚悟というものに、人間の器の大きさを感じた。続きの半沢を読みたいな。
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相変わらずの池井戸節。
悪者のやることが毎回ワンパターンだけれど、それがまたいい(笑)
原作→ドラマ→本作と鑑賞してきて、中野渡頭取が北大路欣也にしかイメージできなかった。ナイスキャスティング。
是非とも映像化して欲しいけど、題材的に難しいでしょう。やるとしたらWOWOWかな。
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半沢が関係者について調べている過程がしっかりと描かれていて、最終局面は意外とあっさりとしていた。今までの半沢シリーズだと、「倍返し」どころか、じわじわじわじわと苦しめて行く感じだったが、今回はクールに締めくくる感じだった。(頭取もからんでいたからかな!?)テーマが帝国航空ということで、現実のことと重ねて考えずにはいられないが、銀行と企業だけではない、いろいろなカネの流れとそれに絡む人たちが、暴かれていくのがおもしろかった。
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一気読み。シリーズ通して、物語の大筋は変わらないが、やはり王道は面白い。
ビジネスマンとして、半沢の生き様は背筋が伸びる。
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最後の頭取の英断がすごかった‼
相変わらず、半沢の倍返しは気持ちいい。
航空会社と政治を舞台に、
あんなに上手く立ち回れるとは。
勘違い大臣にはイライラしたけど、
冷静に対応出来る半沢に感服です。
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政権交代直後の民主党とJALを模した航空会社の破綻懸念の救済が今回の題材。
思い起こせば5億の回収から始まって500億を反故にしろと言われておいそれと呑める訳ないよね。
相手が大臣であれ官僚であれ、やられたら倍にして返すまで。
反撃の場面は痛快ですが、中野渡頭取の内情を思うと胸中に苦いものが残る終局でした。
ただ…ドラマのインパクトが強すぎたのか、文字の背後に演者の顔が浮かびノベライズ本を読んでる様な感覚でした。
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シリーズ最新作ですが、少し半沢直樹のトゲが丸くなった感じです。
バブル組に比べ、どんでん返しももの足りない。
倍返しではなく、0.8倍返しくらいです。
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半沢さんは変わらず痛快で、もちろんそれだけでも十分面白いのだが、今回はそれを取り巻く人々の想いに胸を打たれた。役員会で熱弁を振るう内藤部長。孤独に理想と現実の間で揺れ、苦悩し、それを吐露する中野渡頭取。最後までバンカーとしての信念を静かに持ち続ける富岡。飛行機整備場で航空マンとしての熱い思いを思い出し涙する帝国航空の山久部長。
倍返し劇だけで言ったら前作までを踏襲した既定路線の流れといった感じだけれど、それ以上により血の通うドラマになって続編としてとても良かった。