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装画:花井正子
装丁:松田行正
“過ぎ去った時代に生きる、少年たちの姿を詩情豊かに描く作品集。”(裏表紙解説より)
収録作品:『雪鹿子』、『上海少年』、『満点星』、『幕間』、『白昼堂々』
お気に入りは『幕間』です。
(文庫版)
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長野まゆみってNLも書けたんだ!と失礼なことを思ってしまった。それくらい「幕間」が素敵です。少年愛な長野小説もいいですが、こんな小説も良い。
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戦中から70年台ぐらいまでを舞台にした短編集。女がしっかり物語に絡んでいる一冊。女性主人公の話まであり。「上海少年」の寧子タイプ少女すごく好き。「白昼堂々」短編は好きでした。
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同じく短篇集の鳩の栖(版元が同じなので個人的には対の認識)が静だとすれば、こちらは動の物語。雑踏、歓楽街、デモ、唐突出逢いなどなど。けれど根底に通うのは同じく遣る瀬無い想い、切ない願いだと思っている。逆に異なっているのは女性の姿が目立つ点か。
一番気に入っているのは「幕間」。想いを操ることなど出来ない、という話。とても切ない。HNを借りるほど好き。また、「白昼堂々」も好き。ここから続く連作が刊行されている間、続刊を本当に心待ちにしていた。
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「少年」とか付いてるのに中身は至って(?)ノーマルでした。先生のノーマルCPもの初めて読んだよ!このお話に出てくる女の子(人)はちょと怖いです・・・!
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東京少年と似た題名ではあるけれど、おそらく個別のもの。
短編集ですが、私は表題作が好きです。生き別れた兄の面影を追って波止場に行く少年。いい風景だと思います!
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少年だけど、JUNEじゃないです。
文章がとってもキレイ。長野まゆみって文章は好きだけど話がJUNEくさいからちょっと…っていうかたに是非。
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短編集。
初めて読んだ長野作品。
この方のは短編よりも、長いので読みたい。
でも、ところどころのときめき要素は抜群。
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古本購入。
「少年アリス」で有名な長野まゆみ。前から気になっていた作家さんだったので導入みたいなカンジで読んでみた。
大正ロマンや昭和初期の古き善き時代故のはかなさを自然と描いた作品。
けれど色褪せたインクじゃない。鮮やかな色で描かれている。
私はこういう雰囲気に弱い。
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●雪鹿子(ゆきかのこ)
野良猫として少年を飼う女。女を慕っている男。死んだ男の親友は女の亭主。
冬の冷たい空気と餡子の甘さ。なんてスマートな話。
●上海少年
一番面白かった!!神懸った短編だ!!大人をも喰う少女の毒がとても良かった。
素敵だった・・・・ラストもとても明るい。
上海だいすき!!だから余計よい!!ああ〜すてきすぐる!!
●満天星(まんてんせい)
ん〜・・・しかし、これは少年の友達が良かったな。
●幕間
出ました。近親相姦。
ん〜・・・ラストちょっとどうかと思う。火炎瓶。ノリは判るし時代背景も物語の中のひとつだって判る。が。
●白昼堂々
云わずと知れた・・・ww
しかしこれだけの短編として読んでも、なんとも味があるぅww
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『夏至南風』と同時期に読んだ。
どちらが先かは忘れたけど、長野まゆみさんの作品を読んだのが初めてで戸惑った記憶がある。
今では、長野さんの文章が作り出す雰囲気が大好きになったんだけど。
たしか、冒頭に立ちシ●ンシーンがあったような?
昔過ぎて覚えてないけど、また読みたいと思っている作品の一つ。
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珍しく女性がちゃんと出てくる短編集。
これはこれで好きだけれど、個人的にはやはり「天体議会」とかあっち系統のほうが好きです。
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長野まゆみといえば「少年」ですが、
この作品集は大人の男性や女性が主人公だったりして意外な感じがしました。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-793.html
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短編集なんですが、一つ一つ不思議な感じと秘密?に満ちていてなんとも言えず、美しい素晴らしい一冊。
真実か偽か、揺れ動く中の少女少年が美しい。
またこういうの書いてくれないかなぁ。
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全体的に長野さんっぽくない話が多かったかも
幕間とか、すっごい珍しい感じ
けどすごい好き
白昼堂々が途中まで入ってる