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初めて本を読んで感動した作品。
すべてを失った男が主人公だが、彼は羨ましくなるほどすべてを持っている。
マリさんのような女性になりたいと思う。
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冷静に考えると、「イロイロあった主人公が病人を車で遠くに連れて行く」というだけの非常に地味な展開ですが、それをドラマチックに書き上げる浅田次郎は流石です。
人情味も十分で、読んでいて楽しめました。
しかし、車で連れて行く過程の、最後の部分がちょっと飛んでしまったような印象を受けたのが残念です。もう少し、病院に到着するときを厚く書いてほしかった。それで星4つです
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成功している時は忘れがちに似なるけれど、
自分の原点は親にあることを忘れてはいけないと思いました。
親孝行したくなりました。
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【2006.03.09.Thu】
自分の会社を借金まみれで潰し、妻にも逃げられた風采の上がらぬオヤジ安男と周りがもたらす奇跡の物語。何度涙を流したかわからない。しかし、これはただ単に泣かせの物語ではないと断言できる。現代が忘れている人情の温かみがこれでもか!!という程詰め込まれている。それは決してきれい事なんかではなく、誰しもが持つことの出来る、与えることの出来る温かみなのである。周りのあわただしさからふと脱け出したとき、自分を支えてくれていた多くの存在に気づく。けれども、人はいつもあわただしさの中でそれに気づくことなく過ごしている。こんな本を読むことでその事実に気づく。浅田次郎はいつも読者にチャンスを与えてくれる。人が忘れた当たり前のこと。それは現代の日本には少ないようにも、無限にあるようにも思える。誰もがいつかは安男のような百マイルを走らなければならない。
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『鉄道員』の次に購入した浅田さんの本。なんと、登場人物こそ別人になっていますが、ストーリーはほぼ実話なんだそうです。
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うーーん、正直泣き所がわからない…。なんか主人公がすごく身勝手に思えてしまった。そしてサン・マルコみたいな病院ありえねー。
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“会社も金も失い、
妻子とも別れたろくでなしの中年男が、
年老いた母の命を救うため、
「奇跡」を信じて百マイルをひたすら駆ける・・。”
最後は涙で文字が見えなかった。
ものすごくいい本だった
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感動のあまり涙を流して読み進めるということはなかったのですが、なんと言うか、全体的に感じられた暖かい愛情が、読後もほんのり残っているというか。幸せな気持ちになれた。俺は、何よりもマリさんが切なくて愛らしくて、今年読んだベスト10には必ず食い込んできます。
浅田さんのいい部分を見れたというか。
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これはほんまにおすすめ。
自分で気付かない事を気付かせてくれる、親とはどうゆう存在かを考えさせられる。
ぜひたくさんの人に読んで欲しい。
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バブルほうかいで会社も金も失い、妻子とも別れたろくでなしの中年男城所安男。心臓病を患う母の命を救うため、天才的な心臓外科医がいるというサン・マスコ病院めざし、奇跡を信じて百マイルをひたすらに駆ける・・・親子の切ない情愛、男女の哀しい恋愛模様を描く、感動の物語。
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浅田次郎はもちろん初めてではないけど、今読んだのでここに入れました。この人ほんと嫌い…スゲー泣かすんだもん(T-T)泣き所がわかんない人はそうですね、本読んで泣こうとか思わなくても足りてるんですよ。だからわざわざ読まなくてもいいんですよきっと。私はとにかく泣いた。
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これは不動のお勧め作品。あなたもきっと、浅田次郎が好きになる。タイトルにもなっているけど、母の命を救うため、自称ダメ息子が百マイルを走りぬく。私も親を労わらないといけないと、優しい気持ちにさせてくれる一冊。いつまでもあると思うな・・・・・・なんとかってね。
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2007/12/09 sun
ずっと気にはなっていた本。
でも、タイトルからして泣けそうだと思っていたので、
なかなか手が伸びなかったのでした。
が、ひょんなことから知人から回ってきました。
経営していた会社が倒産、女房子供に逃げられ、
給料は右から左へと別れた女房へ。
働いてはいるものの貧乏ヒモ状態。
挙げ句に母が重度の心臓病を患うという、
不幸どん底の40男の話。
生活だけでなく、心も荒んだ男が、
母の病気を通して
「金では買えないもの」を得ていく。
物理的な百マイルは大変だったろうけど、
それ以上に大きなものが沢山ありました。
号泣まではいかないものの、
やはり心が揺さぶられました。
浅田次郎らしい構成にも、
やっぱりやられてる私。
マリの与える愛は、
私にはできないな〜。
最後、
永久に触れ合うことのない親友
より
男と女であったことを選んだのは、
唯一の自己を満たす欲だったのかも…。
個人的にはぜひ、続編が読みたい!!
続編、書いてくれないかな〜
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優しい他人と冷たい身内のコントラストがきれいに描かれています。人間の持つ優しさにもいろいろ種類があるんだと感じさせてくれます
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マリを通して語られる真っ直ぐさと、神そのものの名医の台詞が秀逸。
「オープン・ユア・ハート」に泣いた。