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シリーズ第2巻。今度はマインドものでした。結構難しい概念に思えるが、何とか平易な説明?になってて、かつストーリーにはまっているので面白く読めた。空恐ろしい技術のようにも思える洗脳など技術的視点でみて、かいつまむことができた気になれた。
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本書で紹介される最新の脳科学の知見はそれなりに面白いが、小説としてまったく面白くない。
面白おかしなキャラクターやストーリー展開に設定されているものの、いかにも安易な発想で笑いも驚きも喜びも感じない。
何だかどこかにタブーがあって、それに触れないように面白さを回避しているかのよう。
脳科学の紹介にしても、小説にしたことでわかりやすくなっているとは言えない。これなら例えば池谷さんの科学エッセイを読んだ方がいい。
唯一よかったのは「人格販売」の可能性について触れているところ。小説でしかできないことだから。ただし、ここでも惜しいことに不条理コメディというスタイルが邪魔をしてせっかくの題材を掘り下げられていない。
著者の橘玲は好きで結構手にしているが本作は駄作。
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亜玖夢博士シリーズ第2弾。経済入門のあかねやリンレイを中心に問題のある人が関係し展開する話。おもしろいが荒唐無稽すぎかと思う。
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サイエンス続きで借りたが
マインド寄りだった
いくら科学が発達しても人間の心は
そうすぐには進化しないと言うことだ
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最後のへんはSFみたいになってたけど、人間が想像することはすべて起こりうる現実っていうから、あながちぶっ飛んでいる内容ではなかったのかも。科学って、一体どこに行くんだろうね?
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「私が知ってる橘玲と違う……」
葉月は、本をパラパラと読み返しながら、そう呟いた。浴室の床につま先立ちでしゃがみ込み、器用にバランスを取りながらページを捲っている。
「君が知っている橘怜は、ダイヤモンドオンラインの経済コラムニストとしてだろ」
蛹は湯船に浸かったまま、箱から煙草取り出し咥えた。
「作家だったんですねえ……」
「そうみたいだね。でも、結構面白かったよ。だいぶ飛ばしてるから、付いていくのが大変だったけど」
カチカチと、何度かライターを鳴らし、火を点ける。ようやく火が点くと、生糸のような細い煙を吐き出しながら、言った。
「それに、心理学や脳科学の小ネタを挟んでくるのも面白かった。まあ、ぶっとんでるんだけど」
「あれ? 18歳の家出少女が、歌舞伎町の片隅で一生懸命生きていく話じゃないんですか?」
「そうだっけ……新興宗教とかCIAとかイスラム原理主義とか軍隊とか出てくるけど」
「何そのヤバいものオールスターズ……」
その表現がツボに入ったのか、蛹が吐き出す煙はわずかに揺れた。
「ああ、でも、終盤のクリスマスのくだりはよかったね。世の中がメチャクチャになって、家のなかだけ妙に静かで、誰かを待っている感覚とかね」
「ああ、そこだけ聞くとすごくいいですね……」
「全体的に言えば、疾走感に悲しみも笑いも全部ぎゅうぎゅうに入っている感じは、楽しかった」
そうしてタバコを消し、これで最後と呟いて新しい一本に火を点けた。
「ところでさ、何で君は、俺が風呂に入っていると、何も言わずに入ってくるんだろう?」
蛹はそう言って、今さらだけど、と付け加える。
「あなたが風呂にいるなら、風呂こそが私の行くべき場所です」
葉月は立ち上がり、なぜか背筋を伸ばして胸を張った。
「かっこいいねそれ……でもそろそろ上がりたいから、コーヒーを淹れておいてくれると嬉しいかな……」
「風呂上がりに、熱いコーヒーでいいんですか? 別にいいですけど」
葉月が首を傾げながら浴室を出ていくのを見計らって、蛹もようやく湯船から出た。
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マインドサイエンスの入門にはならないと思う。
しかし興味を持つきっかけくらいにはなるかな〜
これを読んだ後に関係する本に手を出すと面白いと思う。
この本自体はラノベ、って感じだった。
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「認知心理学」「超心理学」「人工生命」とネタは非常に面白いのだが、肝心の小説の中身がもうひとつ物足りないかな。でもこのシリーズ他の作品もちょっと読んでみたいかも。
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まぁ、前作よりは小説っぽいか。
中途半端感がどうしても否めないので、もっと「マインドサイエンス」に片寄て良かったのでは。