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新書を読むなんて何年・・いや、何十年ぶりなんだろう?
堺雅人・・に引かれて買ったはいいが、「牧水」にも「短歌」自体にもあまり興味がない。
風流などというものをおよそ解さない私に面白いのか!?
はなはだ疑問に思いつつ、読み始めたら・・・あら?結構面白かったでございます。
「牧水」の魅力がわかったか?と問われると、自信を持って「うん!」とは言えないですが・・・とにかくのんべいな人であったことはわかりました(笑)
読んでる最中、飲みたくなってしかたない(笑)
今度、是非宮崎焼酎「あくがれ」を探して飲もうとおもいます。
そうそう、この本で、「文・堺雅人」以来の謎・・・・
堺文章における漢字と仮名の関係が明らかにされました。
ずーっと気になっていたので、この件のことだけでも、読んで正解だったわ♪
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この本もまた、ツイッター上で@hideoharadaさんが紹介されていたので、購入しました。
私が子供の頃、通っていた小学校て、確か、僅かな期間だったけど、若山牧水が通ったこともあったみたいです。
若山牧水の伝記か何かに、その話が出てて、記憶が不確かなのですが、家の都合か何かで、一旦、私の通った小学校に転校になったものの、いじめにあって元の小学校に戻ったとかいう話だったかと思います。
でも、その小学校には、若山牧水の歌碑が一応、ありましたからね。
ただ、木製だったから、今もあるかどうか、、
それはともかく、この本を読んで、若山牧水がなんとなく身近に感じられるようになりました。
何時か、若山牧水の歌集を読んでみようかなという気もするのですが、でも、歌集を読むのって、ものすごく労力がいるので嫌なんですよね。実際。
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始め、このタイトルに「なんじゃこりゃ?!」と思い、作者のお名前を見て二度びっくり!なんとあの堺さんじゃあありませんか!
今回は何やら学生時代の師弟対談で進んでいく本らしく、かなり気になります。『まろび』って単語、堺さんにぴったりだよね!
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堺雅人の名前だけで買いました(笑)ところが、読んでみると表現のしかたの勉強になるエッセンスも詰まっています。牧水の歌集、読んでみたくなりました。
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大好きな堺雅人さんと、宮崎では有名な伊藤先生との対談本と言うことで、
即買い。正直牧水自体にはさほど興味がなかったのだけれど、大好きな2人が好きな人のことと言うこともあって興味深くよめました。何の知識も無い私が楽しめたので、詳しい人から見たら分からないけど、とても充実した内容でした。
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対談形式ですごく読みやすかった。
中也はよく読むのですが牧水は手を出したことがなかったのでこれを機に挑戦してみようと思います。
堺さんの言葉が、この人も根っからの役者なんだなと思いました
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牧水の歌に触れ、伊藤先生のとても分かりやすい解説を聞きながら堺さんに惚れ直す本。酷いレビューだけれどもそれでも良いんじゃないかという気分にさせてくれる本です。お二人が対談でしきりに言っていた、牧水のなまくら加減というのがこの本にもでているのかもしれませんね。身体に染みこむ本です。
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留学中に読んだ本。
今回は対談形式の本だったけれど、堺さんの人となりが、やっぱりすてきで本当に好きだ、と思いました。
この言葉のつむぎかた、どうしたらこんなにきいれいな言葉が、しかもお酒を飲みながら出てくるんだろう。
そして、さすが堺さんの恩師、伊藤先生。
彼から堺さんへと、受け継がれているものが確かにあると感じた。
すてきな人に出会いたい。それを自分の糧にしたい。
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若山牧水の白鳥の歌が小学校?中学校?の教科書にのってて以来、あの歌が非常に好きなのだけれど。でも、旅してたくらいしか牧水のこと良く知らないことを思い出しました。
牧水のおおらかさやおもしろみが対談から伝わってきて非常に面白く読めました。
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「ああ、白鳥は~の人か!あの歌は好き!」という程度の知識で読みましたがとても面白かった。若山牧水入門書として読んでも楽しい、堺さん裏話として読んでも楽しい良書。
牧水さんの力なのか、カウンセラーでもあるという伊藤一彦先生の力なのか、堺さんの筋の通った生き方の持つ力なのか、読んだときにふっと肩の力が抜けて生きるのが楽になるような言葉がたくさんありました。
牧水さんの歌にしろ、堺さんの文章にしろ、「言葉」と「自分」が分離していない表現はとても気持ちが良いし、ほんものだという感じがする。
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新書コーナーで平積みになっていたので、好奇心から購入。
牧水って全く知らなかったけど、興味をもてて楽しかったです。
伊藤先生と堺さんの掛け合いがまた、魅力的。
文中で堺さんが、
太宰や啄木は、想像での言葉でどこか胡散臭さがあるけど、
牧水は実体験をそのまま歌にしているところに惹かれる
みたいな箇所があり、なんだか同感。
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けふもまた心の鉦を打ち鳴らし打ち鳴らしつつあくがれて行く
「あこがれ」の語源は「在所(あく)を離(か)る」
「あこがれ」と「寂しさ」は表と裏
だから心の鉦を打ち鳴らすんだよね
はい、もうすごくよく分かります
酒やめてかわりになにかたのしめといふ医者がつらに鼻あぐらかけり
なんでもない日常、なんでもない自分
それを丸ごと肯定できる牧水の実体が感じられて
大好きな歌
記憶メモ:酔っ払った牧水の口癖は「どうでもしなはれ」
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歌人、伊藤一彦先生とその教え子の堺雅人さんの対談集、テーマは若山牧水。
二人は牧水と同郷、同窓と縁が深く、伊藤先生は牧水の研究家である。その二人が三夜にわたり酒を酌み交わしながら牧水について語る。
「あくがれ」、「まろび」、「なまくら」をキーワードとして、牧水の恋、旅のエピソードと共に、その人、短歌に迫っていく。
短歌を作る人には牧水の短歌鑑賞はもとより作歌のヒントが散りばめてあり面白い。短歌になじみの無い人でも牧水の天真爛漫ともいえる生き方は、時代の違いはあるとは言え興味深いものがある。カウンセラーでもある伊藤先生の言葉でかたられる牧水は作歌のヒント、生き方のヒントと二度味わえる。対談の形式になっているのも読み易くてよい。
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俳優の堺雅人さんが、故郷宮崎にて、
高校時代の恩師伊藤一彦先生と、三夜続けて、
歌人若山牧水について「飲みながら」語った対談集。
「飲みながら」歌について語るなんて、
まぁ、なんとふまじめなと憤るなかれ。
この愉快な師弟が繰り広げた酒宴・・・、いや、対談のメインテーマである
若山牧水は、大変酒を愛した人。酒にまつわる歌も沢山作っている。
今はもう大好きだった自然にかえっていった牧水さんだが、
こうして、同郷の早稲田大学の後輩二人が、
美味しくて楽しい酒を飲みながら、
自分のことをこれだけ熱く語っている様子を見たら、
なんとも嬉しくなってしまうのではないだろうか。
もしかしたら、「面白そうだからぼくも仲間に入れてください。」と
いそいそ近くにやってくるかもしれない。
なんだか想像しただけで、こちらまで幸せな気分になってしまう
対談風景である。
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すごくよかった!
牧水について知ったこともよかったし、ことばについての思いとか、堺さんも伊藤先生も、よく知らない人ばかりだったけど、ふたりともすごいなあ、と。