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なんの表紙にどこで買ったのかよく覚えてないが、本の大処分を考えて整理していたら発見(苦笑)。著者田中宇のニュースページは以前時々読んでいたが、最近読んでいない。まぁ個人的にはこいつはすごい、ってほど偉いとは思わないが、国際情勢の知識収集の一環としてチェックする価値はある。本の中身もそんな内容。すごくはないが、一読する価値は十分にあるだろう。無論読み終わったので処分(w
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上の本と内容は似たような感じだったかな。初めて読むとしたらオサマ・ビンラディンから読んだ方が良いと思う。
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・内戦の続くアフガニスタンの紛争に歯止めをかける役割をアメリカ・パキスタンに背負わされ期待を受けていたタリバンが、如何にしてイスラム原理主義を標榜するテロ集団としてアメリカに烙印を押されたのか、9・11事変に至るまでの複雑な前史を示してくれている。
・国際情勢についての勉強不足が再認識できたが、それ以上に日本のメディア視点から得られていた断片的で表面的な知識からさらに踏み込んだアフガニスタンの歴史、内情を知れた。その意味合いでは、厳然として起きている事実を脚色無しにルポルタージュしている本書はどちらの立場にも偏重しすぎることなく書かれていてとても読みよいものであった。
・グローバリゼーションの名の下、一局支配を試み紛争地域への内政干渉までおこなうアメリカの覇権主義の生み出した結果の一つとして、その終着点を9・11以後に求めてもよい結末へと導かれないと感じた。次は、パレスチナ、セルビア・モンテネグロについても同様の視点から眺めてみると共にアメリカ視点から描かれた9・11についても学ぼうと思う。
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筑紫哲也の「ニュースキャスター」からなだれ込むように読破。ただし、内容の半分も覚えていない自分の頭の悪さに辟易。
タリバンというよりは、アフガニスタンの歴史や人を中心に語った、中東イスラム圏の解説書である。
歴史の教科書がこんなだったら、もっと勉強する気が起きたのに、と高校時代を悔やむぐらい、時事問題を掘り下げて取り上げているので面白い。
ハンチントンの「文明の衝突」を取り上げ、「イスラムと西欧がぶつかると予言した話題の書だが、日本で起こった宗教事件(地下鉄サリン)での教団の巧妙な罠だったことをふまえると、彼自身がテロを仕組むことに加担していたのではないか」などという怖い発言があったけれど(どこか著者には意見の偏りが感じられる)、たしかに文明の衝突としてアメリカがグローバリズムを押し進めているのは、かように自分たちの策略を正当化するための伏兵であったことは十分に仮定できうる。
著者が最後に、「日本や欧米の人々に『正義感』があるのなら、タリバンの壊滅を望む前に、アメリカの都合でアフガニスタンの人々が苦しんでいることを何とかしようと考えるべきではないだろうか」と言っているが、この言葉がこの本の全てではないかと思った。
いったい、誰と誰が戦っている戦争なのか。
複雑に絡み合った思惑と策略と、宗教と経済が、この地域を貶めている原因だ。
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パキスタンとイランの間にあるアフガニスタン。
タリバン、ビンラディン、アメリカの関係を、おさらい。
『グローバリゼーションというアメリカの一局支配が終焉した後、・・・東西文明が衝突する地・アフガニスタンで起こることは、歴史の終わりであり始まりであった。』
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[ 内容 ]
いまや世界の敵になった感があるタリバンは、20年以上続いたアフガン内戦を終結させた「正義の使者」だった-。
現地取材を元に、アメリカ、ビンラディン、タリバンの運命の三角関係を読み解く。
なぜ、テロにはしるのか。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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申し訳ないが、本書に書かれている事は、生活のうちにメディアから自然と耳に入る程度の物だった。
「もし〜ならば」という文が多く目につく。
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- p.018 Unocal
- p.054 2011/02/08 18:31
- p.062 アルカイダ
- p.070 美人な奥さん
- p.076 ジハード
- p.206 文明の衝突
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フリー・ジャーナリスト、田中宇氏が「911」の直後に出版した本。なので一応さわり程度には911の話題は出ますが、基本的には当時のアフガニスタンのルポ本です。政治的にどーとかそんなのはとりあえず置いておいてとにかく現地は今どうだ、民衆はこんな話をしていた、とか、地味だけど素朴でストレートに『あの頃のアフガン情勢』を分かりやすく説明してくれています。タイトルと内容がいまいちあっていない気がするので☆4つ。アフガン入門書としては最適だと思います。
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戦争映画を観た時に「自爆テロ」のシーンあり、背景を知りたくなったので読み始めた。
アフガニスタンと、それを取り巻くパキスタン、アメリカ、ソ連、近隣諸国の関係
難民の生活、アフガン兵の勇敢さ、近代化と原理派
特に、イスラム原理主義とアメリカが衝突する経緯について理解できたので、収穫あり。考えさせられた。
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2001年9月11日のアメリカのテロ事件直後に発行された本。当時は田中宇さんのメールマガジンを毎週きちんと読んでいたのであえてこの本は買わなかった。日本ではアメリカから流れてくる情報を垂れ流しで「タリバン」=過激派みたいな報道のされ方だったけど、アフガニスタンの問題を歴史的な流れの中で位置づけながら理解するにはとても良い本だと思う。また隣国パキスタンとアメリカの関係も踏まえて地理的な繋がりの中でこうした問題をとらえることの大切さも学べる。周りを海に囲まれた日本にいると「陸続き」に行き来できてしまうことからくる「関係の複雑さ」がなかなか理解できないから。
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(2002.01.11読了)(2002.01.04購入)
(「MARC」データベースより)amazon
なぜ、テロにはしるのか。20年以上続いた内戦を終結させた「正義の使者」タリバンはなぜ世界の敵になったのか-。アフガニスタンでの現地取材を元に、アメリカ、ビンラディン、タリバンの運命の三角関係を読み解く。
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ニュースだけの報道を見るだけでは
彼らの本心は決して見えてこないのです。
そもそも、メディアは悪いところを誇張しますからね。
でも、別に読んだ本を
この本を読む前に読んでいたので、
彼らが悪の権化ではないことは
分かっていました。
彼らは、大国に踏みにじられた
国を守りたかっただけ。
隣国の不条理に立ち向かっただけ。
だけれども、かの二大国は
それを認めません。
愚かなものですね。
人の欲がいかに人を追い詰めるか
分かる一冊です。
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【ノート】
・南郷の古本屋で。と思ったら千夜千冊でも。何かちょっと嬉しい。
・タリバンってのは「学生」って意味だそうな。何だか冷戦の構造やらその後の経緯を知っていくと切なくなっていく部分がある。今頃になって「虐殺器官」が説得力を持って迫ってくるような感覚がある。
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2001年発行なのに、ちょうど歴史が一回りして、アフガニスタンは再びタリバーン支配下に。大国アメリカと隣国パキスタンにいいように利用されてるのだね。
最近の著者は自分のサイトで「コロナワクチン注射でHIV感染する確率が高まる」などというトンデモ説を書き散らしてるよ。3.0