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20
「中学校の物理の教師で射撃の名手でもあるジョナサンは、ある日、友人のコンピュータ・プログラマー、ピーターからひそかに3本のテープを渡された。競馬のハンディキャップ決定のプログラムらしいのだが、数日後、ピーターはクルーザーの上で事故死し、ジョナサンも何者かに命を狙われた。ピーターはあのテープに何を入れていたのか?コンピュータに詳しい同僚に頼んで調べてみたところそこに組込まれていたのは、3回に1回は当るという驚くべき確率の勝馬予想システムだった!テープをめぐる血みどろの争奪戦を新機軸の構成で描く意欲作。」書評より
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競馬の配当を巡る話だけど、そんなうまい話があるわけ無い?
時代も違うし…
兄弟物なんですけど。
フランシスではあまり面白くないワースト5に入るでしょう。
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あらすじ:物理教師ジョナサンは、ある日友人からひそかに3本のコンピューターのテープを渡された。数日後、その友人は事故死し、ジョナサンも命を狙わる・・・テープには3回に1回は当たるという驚くべき確率の勝ち馬予想プログラムが組み込まれていた、、、。
2部構成になっていて、1部の主人公はジョナサン、2部の主人公は弟ウィリアムとなっている。自分が読んだ競馬シリーズでは初めてのパターンだが成功したとは言い難い。ラストも犯人とはいえ救われない、、、。
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明日から夏休みである。
うちの学校では夏休み期間を利用して保護者面談をやる。この暑いのに冷房もない教室での面談にくる保護者は大変だと思う。当然、必要なことなのはわかっているのだけど。
学校の先生が主人公のミステリはいくつもあるけど、大好きなフランシスの作品で、学校の先生が主人公のものがひとつだけあって、でも全然ダメで悲しくなる。それこそ、登場人物に「哀れな連中だ」なんて言われたりして。
きっと学校の先生をきちんととらえたミステリは書かれるはずで、もしかして自分が書けたりしたらいいなって思ったりする今日この頃である。2006/7/20
2011/08/03追記
2部作で構成するというのは異色であり、各主人公の人間的な描写が他の作品に比べて浅くなってしまったのは仕方がないと思う。
その分だけ、それぞれがワンポイントの解決にとどまっていて、ある意味すっきりしているかなと思う。
意欲的なわりにまとまりの良い作品だと思うけど、積極的にいいなあという感じまでは行き着かない。
ただし、2人の主人公が事件を解決することで自分の人生の大切なモノをつかんでいく、というプロットに気がつくと、なにかじんわりとこみ上げ来るモノがある。
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ディック・フランシスの競馬シリーズ。先日、亡くなられた俳優の児玉清氏が、初めて原書で読んだ作品だと知り、追悼の意をこめて読んでみました。三回に一回は当たるという確率の勝ち馬予想システムをめぐる戦い。それはそれで面白いのだが、主役(多分息子のフェリックスがモデル)の視点が途中で変わる。その間十数年経過しているにもかかわらず、コンピュータのシステムが変化していないのはそちらに明るくない私でも不自然に感じた。
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競馬シリーズ20作目。
前半と後半で主人公が変わる、という珍しい構成。
前半が物理教師の兄、後半が競馬関係の支配人の弟。
ある男が開発した競馬に勝つコンピューターシステムをめぐって、
脅したり、殴ったり、閉じ込めたり。
兄の話の方が面白かったかな。
オリンピック選手の腕前で電話の接続箱を狙撃したり、
システムを作った男の未亡人から話を聞き出したり、
殺人犯を逮捕させたり、
妻が監禁されたことから、仲が回復したり。
物理の授業のために銃をとりに行って教室に戻ったら、
生徒の一人がリンゴを頭にのせて黒板の前で待っていた場面も面白かった。
弟の話の方は、
復讐の鬼になった殺人犯が主人公になってしまったような感じ。
あとは、コンピューター関係の話がついていけなかったが、
勝ち続けていると賭け屋が引き受けてくれなくなるので、
あちこちにでかけていって賭けをしないといけないとか、
賭け屋が相手によってオッズを変えても良いとか面白かった。