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『兎の眼』を読んで感動したのですぐに本屋さんへ行って
この本を買った。
最初はこんな子供、いるんだろうか?と疑いつつ読んでいたが
読むうちに自分がいかに子供のことをちゃんと見ていなかったかを
知らされた気がした。
「じいちゃん」の言葉が一つ一つ心に響く。
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社会人になってからは初めての天の瞳再読スタート。
なぜ仕事をするのか、とか、
大人になってからまた新たに感じるものがある、素晴らしい本だ。
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子どもの教育は、どうあるべきか。自由な教育とはいったい何なのか。大人は子どもに対してどうあるべきか。いろいろ考えさせてくれた。答えはまだ見えないけど。 勉強もろくにできない。言うことをきかない。良い子とは言えないけれど、なぜかこの本を読んで、できすぎた子どもだと思ったのが不思議だった。疑問はちゃんとぶつける。ごまかさない。そんな姿勢を、今の小学生や小学生だったころの私は持っていただろうか。
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多分、今回で10回目くらい。
何度読んでも、うるっとする場面がたくさん。子どものかわいらしさだけじゃない、子どもならではの魅力がたくさん描かれています。
子どもたちに関わる大人たちも個性的で、やり取りがすごく考えさせられる。
手離せない1冊。
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自分自身の生き方を見直すことができる私にとってバイブルになる本。
自分に、子どもに、仕事に真剣に向かい合わなくてはいけない事を感じる。
じいちゃんの言葉は重い。
何度でも読み返したい。
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保育士になるにあたって、勉強のために読んだ。
こどもに添う考え方がいいな。と思う反面、むずかしいなと考えるところもあり読むのがくるしいときもあった。それでも読んでよかったと思う作品。
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何回目の再読だろう
何かに 行き詰ったとき
どこに向かうのか わからなくなった時
自分の立ち位置が わからなくなった時
いや 自分の立ち位置を再確認したい時
付箋をつけたところから
読み直せばいい
そんな一冊です
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倫太郎は、感性が豊かで、物事の本質を見抜く子ども。何か今では忘れさられている大事なことが凝縮されている。
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中学の時に大好きだったシリーズを再読。
教員になって三年目,二年間いろんなことで悩んで,自分の不甲斐なさや何もできないことにも悩んできて,今も悩み続けているけれど,なんでこんなに自分の言動(感情)と頭で考えていることにしっくりこないのかわからなくて,なんでこんなにも理解力に欠けるのか悲しんでいた理由が,読み返してみてなんとなくわかったように感じました。この本は「わたし」を構成してる一部なんだなぁと。
大切ないろんなものを,とっても大切だから,忘れないようにこの本の中にしまっていたんだと思います。
理科の時間にホウセンカとヒマワリの種を「仲良しな方がええやん」と同じ鉢植えに植える倫太郎がとっても好きでした。放課後に給食室の裏やトイレのそばになどにヒマワリの種を蒔いて歩き,「ションベンしながら、ヒマワリの花、みれるな」という倫太郎がとっても好きでした。
幼年編の1はそこで終わるのだけれど,いま読み返してみて,すごく素敵だと感じる反面,素敵だけど…と困っている自分がいます。理科を教えているからかもしれません。わたしならどう倫太郎に添うてやれるだろかと悩みます。そしてこれはわたしの中でとっても大事になる問いかけで,大事にしたい問いなんだと思います。
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やんちゃな主人公倫太郎やその友だち、彼らを取り巻く大人たちを通して、大人は子どもにどう向き合ったらよいのかを教えてくれます。人間としての必読書!といっても過言ではありません。
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ストレートな倫太郎の感性がすごく面白い
倫太郎を取り巻く大人の考え方は、母親として保育士としてとても勉強になった
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小学生の頃から大好きだった灰谷健次郎。
天の瞳も何度か読んだことがあるのですが再読。
子供の頃読んだ時の印象と、大人になり母の立場から読むのとでは、目線が違うので当たり前ですが
全く違った小説となりました。
娘と接する時のヒントが得られれば良いなぁ。
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灰谷さんの作品三作目です。
根底にある教育的な視点がとても印象的な小説であることは、「兎の眼」「太陽の子」と変わりません。
教育的ではあるけれど、それは厳しいものではなくて、人に対する、深くてあたたかな姿勢があって、子供を育てる人に対しても優しさを感じずにはいられない。
それと同時に子供を育てることに対する真摯な姿勢も、やはり感じます。
幼稚園時代から小学校時代まで、倫太郎という、いわゆるちょっと困った子になりそうな、そんな子供を中心にしたお話です。
倫太郎のものの見方や考え方はとてもユニーク。
どこか芸術家的なものも感じられます。
率直に思ったことを話す倫太郎です。
当初はつかみどころのなかった倫太郎も、話が進むにつれて、なにか一貫した人物像みたいなものがわかってきて、愛着がわいてたまりません。
倫太郎の母親や父親、そしておじいちゃんの人柄や、言葉の一つ一つがとても印象深い。
子供と向き合うってこと、子供に何かを教えるってこと、こういうことかと、感覚に入り込んでくるような言葉遣いで、会話の部分は何か、読む人に親になること、教えることの誠実さを感じさせます。
特におじいちゃんの言葉、諭し方は、こちらも倫太郎の気分になって、目をキラキラさせながら食い入るように聞いてしまう力があります。
この本を読んでいる時、ちょうど「ワンダー 君は太陽」という映画を見ていましたが、おじいちゃんがいう「人の心を見なさい」という言葉が、映画の内容とも響き合って、すっと心に入ってきた思いでした。
見えない心をよく見る、心の目を持て。
相手が笑っていても、心で泣いている、そのことに気づく目を持て。
そういうメッセージが、映画の最後の言葉と響き合って、強い印象として残りました。
言葉にしてしまうと当たり前に思えるような道徳的な話でも、灰谷さんの手にかかると、それが実感として心に残る。言葉が生きてこちらの胸に響いてくる。
本気で子供を見てきた人なのだと思います。
倫太郎は今後どのように成長していくのか?
ひとりの男の子の成長を、灰谷さんならどう描くのか。
とても興味深い。
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- 自分も保育園行ってたからか、親近感を持って読めた。おじいちゃんの保育園に対する姿勢がとても好きだし、自分も子供を通わせたいと思った。
- 最初はただただ生意気で憎たらしかった倫太郎が、成長するにつれて一貫性のある意見を持っていく。それにどんどん引き込まれていくし、それを頭ごなしに否定する大人たちに、一緒になってムカついてきてしまう。小学校入学した時にはすっかり保育園の先生達と一緒にやまんば先生に腹たっていたw
- フランケンをかばうのとか、普通の子供じゃなかなかできないし、人間としてかっこいい。
- 両親の芽衣と宗次郎の会話が、不器用なりにとても建設的で、読んでいて心地いい。子供を中心にその周りの大人が成長していく様が分かる。
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ときどき倫ちゃんとおじいちゃんに
会いたくなって読み返す
どこかのレビューで
灰谷さんの小説は説教くさくて
そこが苦手という方がいてw
でも私はそこがすき
実際に人生の諸先輩から口頭で
言われたら素直に聞けないことも
文字だと受け入れられることもあるから
なんにせよ私のバイブルのひとつ