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紙の本
SF好きは読むべし
2003/01/06 04:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF好きの人なら、少女漫画に抵抗がある人でも、間違いなく楽しめる。ネタバレは避けたいので、何も語らないが、SF好きは読むべし。男であれ女であれ、皆フロルが好きになるはず。
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一気に読める面白さ
2002/07/22 13:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャラの個性、そして一気に読ませるストーリー性がすごい。10人で受けるはずのテストに何故か11人の人間が集まる。偽者は誰なのか、という疑心を周囲に持ちながら数々のトラブルに対処していく。
その中では当然疑心からくる喧嘩もあるし、それぞれの背景にある思いの話もある。外見も年齢も恐ろしいほどバラバラだけれども彼らは今回のことで確実に近づいていく。わくわくする面白さから、ミステリー的などきどき感、そしてほんのりとラブストーリーも込められた、名作と呼ばれるのにも納得なSF漫画だと思う。
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11人目は?
2002/06/30 23:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:椿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙大学、入学試験の最終テストは、外部との接触を絶った宇宙船で53日間生き延びること。
1チームは10人。ところが宇宙船に行ってみると、そこには10人のハズが、11人の受験生がいた。
他、続編:続・11人いる! 東の地平 西の永遠
続編(ショート):スペース ストリート
有名な作品なので一度読んで見たいと思い、手にとってみた。
閉ざされた空間で、誰が11人目なのか分からない、何故1人多いのか? 戸惑い、不安、恐怖と入り混じった11人の感情が交差する。
今でこそよく扱われるようになった限界状態での心理ストーリーだが、当時はとても新鮮なものだったことが、タイトルからだけでも見て取れる(といっても、読む前までは、完全なホラーだと思っていたのだが(笑))。
また、キャラが魅力的だ。単なる美形、それ以外にあらず。それぞれが上手く自分の役をこなしており、話をより魅力的なものにしている。
ストーリーもキャラも時を経っても曇っておらず、「名作」と言われる由縁がそこにはある。
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萩尾望都のSF代表作
2002/03/14 22:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙大学への入学のための最終試験は、見ず知らずの10人が集まって一定期間を過ごすというものだった。試験会場の宇宙船へついてみると、10人のハズが1人増えていた! まぎれ込んだ11人目はいったい誰なのか? その目的は? 試験には合格できるのか?
閉ざされた場所での集団生活、その中に入りこんできた異分子によって広がる不安・疑い・対立。そんな中でおきる突発事故。ありがちな展開と言えますが、それは読み終わってから言えることで、読んでる最中は緊張感があってグイグイ物語の中に引きずり込まれていきます。最後に明かされる11人目の正体も、なるほど、やられた、と納得させられます。
後日談である「東の地平 西の永遠」、宇宙大学での生活をコミカルに描いた「スペース ストリート」がいっしょに収録されていて、こちらもオススメです。
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おもしろかった!
2002/01/08 15:24
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りるりる - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFでありながらサスペンスの要素もあるという作りで、絵は古いがたいへん面白かった。古い宇宙船で53日を過ごすことになったが、受験生は10人のはずなのに11人乗っていた…! ラスト、犯人が分かってそれまでの伏線もやっと分かった。ぜひお勧めします。
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11人目
2001/10/18 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFマンガの傑作。かなり古い作品で、絵柄もモロに少女漫画なのだが、慣れればすんなり読める。短いストーリーのなかできっちり構成された話。逆にいえばありがちな展開が多いので、なんとなく先が予想しやすいのも事実。しかしそれでも面白く読めるのは、魅力的なキャラクターのおかげだと思う。とにかく読んで損はない逸品。
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名作は色あせず
2001/06/28 10:20
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バイシクル和尚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品、名作であるという存在は知っていたのだがなぜか今まで読むことが無かった。SFというものはタイムリーに読まないと一気に風化してしまうという意識があった。名作と呼ばれるものを読んでたとえ面白くても「当時」のイメージがつきまとうと。しかし、読んでみると考えを改めさせられてしまった。ちっとも古くない。それどころかひとまわりして新しさを感じてしまった。
確かにストーリーはありがちといってしまえばそうなのだが、情報制限下において他人を「信じる、信じない」というジレンマというのは社会学の永遠の命題でもある。そのような王道を無理なく、しかも短編と言う形で仕上げているのが素晴らしいし、なんといっても面白い。
お約束的テーマの中で読み手をひきつけるのはやはり設定がしっかりしているからなのだろう。キャラクターがそれぞれはっきりとしているし、展開もスムースである。なにより読み手に対する親切心がそれを引き出しているのだろう。
私は今まで読まなかった事が悔やまれた。少女マンガという枠をとっぱらって読める、文句なし「名作」である。
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面白かった
2001/06/07 19:48
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投稿者:すの - この投稿者のレビュー一覧を見る
今見ると絵が「昔の少女漫画」なのだが、少女漫画お約束の恋愛至上主義みたいな所はなく、非常に読みやすいストーリーになっている。
割とありがちなストーリーのようにも思うが、きっと、発表当時は斬新だったのだろう。名作の一つに数えられている。
11人居るが、はっきりとスポットの当たるキャラと全く脇役に徹してるキャラが居て面白い。今だったら、意味のない脇役にでもむやみやたらと美男美女を持ってくる作家が多い。
設定がしっかりしていて、続編も違和感無く読める「とってつけたような設定」は特に目に付かなかった。基本の設定がしっかりしていて、かつ、後付の設定も上手いのだろう。
SFに慣れていない方にも安心しておすすめできる一冊かと思う。
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ありきたりなはなしだけれども
2001/04/12 01:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:谷池真太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀河最高峰の大学である宇宙大学の最終試験は最終候補者10名が53日間同じ艦の中において共同生活をするというもの。ひとりでも脱落者がでたら全員失格。だが、船に乗り込んだ候補者は全部で11人いたのだ!
誰が「11人目」か? 樣々な星からやって来た候補者達はそれぞれの文化を背負っており、皆猜疑心のかたまりと化す。
ありきたりな話だけれども、面白い。ただ、全体的に「優しさ」が充満しているのでそういうのを好まない人間には向かないとは思う。
この新編集版にはその後の11人達の物語も併録されている。あまり面白くはないのだが、お買い得だとは思う。