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愛着システムの重要性とその崩壊について書かれた本。
新書の『愛着障害』は偉人を例にとりながら具体的に論じていたが、こちらは実際の患者さんをモデルにしたケースや実験結果を交えて専門的に書かれている。
後半では現代社会にひそむ愛着崩壊の兆しについて述べられているところに希望を感じた。子どもを育てたくなった。
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著者の本をまとめて読んでみようとしての何冊目か。
医師らしく、現象よりも原因を追及する内容になっている。
中でも、この本は「オキシトシン」に関する記述が多い。
愛情ホルモンとか呼ばれているオキシトシンの働きを知ることができた。
が、他の本に比べると読みづらかった。
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現代人の生きづらさは”愛着システムの問題”にあるということを示す本。「①愛着の問題と関連がある事例②愛着の重要性③愛着形成に影響を与えるもの④愛着形成の生物学的メカニズム⑤発達障害増加の背景⑥愛着崩壊を促した要因⑦愛着システムを守るための方策」という流れ。
・愛着=人との関わり方の型となるもの。
・発達障害=突き出た個性。突然変異は進化の可能性。
多くの研究データを論拠としており、説得力がある。
人口減少を心理学的・生物学的側面から考えられる。(結婚・出産・育児の問題など)
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著者の他の本も沢山読んだので、内容は大体似ていますが、ちょっと専門的で若干疲れてくるのと、基本的に前半は当てはまる自分にとっては読んでいて辛いです。でも毎回大事な事が提議されていると思います。