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2011/6/4
タイ、ドイメーサロンのゲストハウスにて読了。久しぶりの日本語読書だったのでかなり楽しんだ。数時間で読める程の読み易さ。
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○12両のブルートレインと400人を犯人はどうやって消したのか?まさにミステリー
ミステリー列車に乗った雑誌記者の津山を見送った乗兼は、到着予定時刻になっても連絡をよこさない津山に不審を抱き、国鉄の大阪鉄道管理局に連絡する。しかし、予定の行程通り、向町運転所に見学者達が来たとして、問題ではなさそうだが、依然彼が来ないことにはかわりない。
一方、十津川は国鉄総裁の木本に呼ばれて国鉄事務所に行き事態の深刻さを知る。実はミステリー列車が全く現れなかったのだ。じきに、現金10億円が身代金として要求される。
250メートルにも及ぶブルートレインと400人の乗客はいったいどこへ行ってしまったのか。
ネタバラシをしてしまうと、250メートルのブルートレインがなぜか向町運転所に戻っているというトリック、これは大胆不敵。そしてもう一つ大胆不敵だったのは、白昼(実際は朝だったが)堂々400人の乗客を消し去るトリックが、新垂井駅でどうやって成し遂げられたのか。しばらくの間この2つだけで推理は進められていくが、それだけでも随分満足のできる内容であろう。
400人と1本の列車を隠したトリックはそれだけで秀逸である。
そして、その後ももう一つ手の込んだ逃亡劇を見ることになる。
このストーリー、なかなか面白い。
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ミステリー列車が消えた駅は,新垂井。
鉄道ファンが興味をもつ
ホームが長い
駅の周辺に人家がない
反対側の上りの路線に電車が入って来ない
ホームに乗客がいない
垂井駅と新垂井駅があること,
登りと下りの傾斜の違いを知っている人は少ないかも。
壮大な話で,とっつきにくいが,
列車の乗客全員を誘拐するところが規模が大きい。
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なるほどなるほど、そうやって消えるのか。
西村京太郎、“電車のミステリー”っていうイメージが強烈で、時刻表の隙間をついて殺人事件が…というお決まりのパターンだと勝手に思っていた関係で正直あまり興味がなかった。縁あって初めて読んだ(借り物だけど)けれど、結構おもしろかった。
さすが巨匠。
機会があれば他のも読んでみたい。
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ずいぶんと前に読んだ本だけど、西村京太郎の小説では一番印象に残っている。新垂井駅の構造を利用したトリックの話は面白かった。