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シリーズ最終巻。
妖と表具師の仕事が上手に絡み、軽く読めて楽しかったのになんと最終巻とは。持ちネタつきたかなと思わせるような作品を読まされるよりも良いのだけど、もう少し読んでいたかったな。
洸之介が大学を卒業し、いつか表具師に係わる仕事をし始めた頃の作品が読めるといいなー
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シリーズ最終巻。妖たちが織りなす人情話の数々は、表具のギミックも上手く使われていて面白い。軽いけど良い話ばかりの本シリーズがこれで終わるのは残念だが、だらだら続くより惜しまれながら終わってしまう潔さの方が本作にピッタリかもしれない。
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ふとしたことから妖怪たちが集まる表具屋に出入りを許された高校生の洸之介。
三年生になった彼は、地元の大学に進み、平凡なサラリーマン人生というレールを進むと信じて疑わなかったのだが。
あやかしたちの存在が、彼の岐路に一筋の光を与え始める。
2014年6月29日読了。
あやかしシリーズ完結編です。
洸之介については、たぶんそうなるんだろうなぁという展開でしたが、悪くないラスト。
そして。あやかしたちとの別れがどうなるかと、そこで一番ハラハラしたのですが、彼らがいなくなるわけではないと分かってひと安心。
ただ、洸之介が戻ってくるまではきっと彼らの方が寂しいんだろうな。
愛すべきあやかしたち。ちょっとほろりとさせられながら3作とも楽しませていただきました。
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シリーズ完結編。。寂しい。。。もっと色々読みたかったな。
でも、色々理由をつけて諦めていた洸之介が大きな一歩を踏み出したことがとても嬉しい。
加納表具店はこれからもゆるやかに変わらずあり続けるのだろうな、と感じさせる終わり方だった。
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表具にまつわる妖怪と人間のお話、最終巻
ひょんなことから狐の妖怪の表具師、環さんの弟子となった主人公
環さんの仲間の妖怪たちと、居心地の良い日々を過ごすも
高校3年の洸之介は将来の帰路に立っていた
自分の進む道に迷いの生じ始めたそんな洸之介の前に
とある課題が出されて…
****
相変わらず主人公目線で語られる地の文の語り口が
ちょっと好きではないのだけど
日本の古いもの、その伝統などに触れることができて
勉強になったり感心したりしている
シリーズも最後となり、主人公の新しい未来
そしてゆっくりと流れる妖怪たちの時間とが交わる先というのを
想像してみたり
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洸之介が何を選ぶかはなんとなく話の流れ上わかってしまうけれど、その運びは悪くないと思う。蓮華さんのお話はかわいかった。あと双葉と早瀬さんに和む。
ともあれ、きれいにまとまってよかったかと思う。
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本巻で終了というためか、終了に向かっての物語の書き方がなんとも力が弱い。面白かっただけに、サイドシリーズ化を望む。
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一作目から続けて読んだので、作家さんがだんだん書き慣れていくのがわかった。今回は様々なあやかしたちのエピソードとともに、高校三年生になった洸之介の進路に関する本人の迷いを軸にして描かれる。そうだろうなあという展開ではあったけれど、そこまで表具に魅せられていくようすがあまり感じられなかったというか、妖怪たちのエピソードは面白かったけれど、洸之介と母親の関わり、洸之介の学校生活があまり生きたものとして頭のなかで描けなかった。加納表具店と学校の洸之介のクラスのみが独立してあり、他の日常がない感じ…。それは、畠田恵さんの『しゃばけ』でも感じることで、何故だろうとずっと考えていたが、普通の小説であれば主人公とそれぞれの日常は私が慣れ親しんだ日常風景で、行間を私自身の想像で埋めることが出来るけれど、妖怪たちがあたりまえにいる暮らしってもちろん身近ではないので、行間を埋められずにそれぞれのエピソードが繋がらずに切れぎれに感じるのだろうとの結論に至りスッキリ。こういった話にもっと馴染んでいけばまた、読み方は変ってくるだろうと思う。
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最終巻。
お話の一つ一つはもうひとつ弱い感じもするけどまぁこんなものか。天邪鬼はもうちょっと天邪鬼っぽいほうが良かったかな?
最終章もまぁ見当はついたけどその割に家族の反応は大げさじゃないか?これだけ家庭の話を職場巻き込んでやるっていかがなものかと。
もっと続くと思っていたのでちょっと残念。
満足の★3つで。
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2015.3.13読了。最終巻。美術作品の修復修繕の点と作者が同郷で親近感のあるシリーズ。進学せずに正式弟子入りルートかと思ってたけど、現実的な美大ルートに進んだか。てか心友が学んだとことまるっきし同じ分野だー。心友は西洋画ルートだったけど洸之介君は確実に日本画ルートだろうな。その心友に読ませたいなぁ。にしても鵺は迷惑な奴だなぁ。個人的には天邪鬼の話が好きかな。花蓮ちゃんの名前の字は最初に出てきた時に気付いた。
妖ものだけどそんなに妖の怪しい感じはなく、むしろ儚く切ない感じが要所要所に出てるかな。
今住んでるのは東京の端っこだけど、意外と表具屋ってあるんだな。とこのシリーズを読んで気付いた。
ラノベ自体がそういう性質だからもあるけど、内容はサクサク読める。特にこのシリーズは絵も綺麗。逆に言えば軽すぎて何も残らないのが残念かな?ラノベは難しかったり、濃ゆい本に疲れた時に箸休めで読むのが私は好きだな。
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予定調和的な終わり方かな。
でも、ああいうのは好き。
今回の収録作では、鵺のお話が1番好き。
好き、というか、つい涙ぐんでしまった。
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2巻あたりから少しずつ匂わされていた主人公の進路に関する悩みに焦点が当たる最終巻。
主人公の心境の変化が丁寧に描かれていて、これまでの巻の中では一番良かった。
ただ全体的に淡々としているので、主人公が表具のことを考えている時に「楽しそう」と周囲のひとから指摘される場面が何度かあるのだけど、読者は指摘があるまで主人公が楽しそうなんだとは気づけない。周囲からの指摘だけでなく読者にも楽しそうとわかる描かれ方だともっと良かったかな。
非日常な割に淡々とした雰囲気や魅力的なキャラクターが多いところは好みなのだけど、それぞれの視点やこれからの風景に思いを巡らせようという気持ちにはならない読了感だったので、物足りない。これで最終巻と言わずまだまだ描く余地はあるんじゃないかと。
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路地裏にひっそりと佇む、加納表具店。店を営むのは、若く美しい環。掛け軸や屏風に込められた思念を鎮める仕事を引き受けている彼女のもとには、様々な事情を抱えた妖怪が相談を持ち込んでくる。今回登場するのは、ミュージシャンをめざす“鵺”、弁護士として働く“天邪鬼”、そして“雪女”の蓮華。彼らの悩みに触れるうち、高校生・洸之介は自分の将来を考えるようになるのだった―。人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも、どこか懐かしい不思議な物語。これにて完結!!
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洸之介やっぱりいい。お父さんとお母さんの子だね。社会人になってからも見たかったけどこれからも長い年月一緒にいられる仲間と繋がってるから終わり方良かったです。
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主人公の進路が決まって完結!
なるほどこういう終わり方か~。
表装ってこうなのねー、なるほどこういう進路もあるのねー、と知ることができて良かったかな。
さらっと読めた。あとには残らないけど・・・。