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紙の本
陰と陽
2001/06/08 03:25
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宮 - この投稿者のレビュー一覧を見る
春原先生の本は「病院」または「お医者さん」のイメージが強かった。ゆえに緑陰が「美術館」「学芸員」と聞いて、イメージがわかなかった。
読んでみて、人の心の寂しさや優しさを春原先生らしく表している本だと思った。春原先生の本をよむといつも心がふんわりと暖かくなる。
緑陰は絵のタイトルだがその絵は描き手の心を表した作品だ。陰それは確かに人の中に存在する。ラストに主人公は自分がもたらした陰に気をとらわれているが、他人にとってそれが陰とはかぎらない。緑陽という絵が書き上げられたのがその証拠だ。緑陽が描かれたことで、描き手も主人公も新たな道を歩むことができる。
心の陰を陽とするも陽を陰とするも自分しだいだと思った。
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