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やっぱりスポーツ青春小説は私のツボだな。レース中の描写にはぐいぐい引き込まれました。出来ればメインのキャラクター以外の描写がもう少し欲しかった。特に監督にはあまり魅力を感じられなくて残念でした。
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こちらはなんと学連選抜の話。
駅伝はたまに見るので学連選抜の存在を知らないわけじゃないのに
今まで深く考えたことはありませんでした。
でも、これってすっごくすっごく複雑ですね。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-714.html
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箱根駅伝で学連選抜に選ばれたメンバーの活躍。同じ舞台となる「風が強く吹いている」に比べると駅伝のスポーツとしてのリアリティがあると感じられる。実際に優勝を目指して学連選抜が走っている現実はほとんどないとしても、チームメンバーの友情や葛藤を描いているスポーツものとしては面白かった。
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箱根駅伝に出場できなかった大学の中から好成績な選手が選抜される「学生選抜」寄せ集めのかれらが一つのチームとして箱根駅伝優勝を目指す。
チーム結成から箱根駅伝までチームとしてまとまっていく過程や、話の中心となるランナー達以外の箱根での走りの描写もチームを描くなら、おっと読みたかった気もするけど
レース前、レース中の選手たちの心理を通し、選手たちの鼓動を感じれる作品でした。
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箱根駅伝を題材にした物語で今の季節にぴったり。
『風が強く吹いている』(三浦しをん)も面白かったけど、
個人的には同等以上の評価。
それぞれの大学では予選会で破れてしまった選手たち。
その中から成績優秀なものだけを選抜して作られた
一時的な「チーム」のメンバーを主役にした物語。
昨年の箱根、アンカーとしての十分な役割を果たせず、
シード権を失ってしまった、主人公の浦。
浦の高校時代の同級生、門脇。
個人としては最優秀でありながらも、チームは敗れて
しまった、孤高の天才山城。
長年にわたって監督をやってきたにもかかわらず、
自分のチームでは箱根に出場できなかった吉池。
その他にも魅力的な登場人物が多数。
一時的に集った者たちが「チーム」としてまとまっていく
姿については、もう少ししっかり描いて欲しかったな。
第一部「敗れし者」はもっとボリュームあってよかったよ。
うまく行き始めるまでの部分だから、決して読んでて
楽しくはないんだけど、そこが薄っぺらいとせっかくの
第二部が引き立たないよ。
第二部「敗れざる者」は箱根本番を描いていて
文字通りスピード感があって面白かったな。
山城は最後まで「個」であり続けるのか?
そのあたりも気になってどんどん読んでしまった。
『風が強く吹いている』『一瞬の風になれ』あたりが
好きな人には特にオススメ。
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雑誌「ダヴィンチ」で見つけた1冊。
季節的にも、あと10日もしたら箱根駅伝!!ということで
これはもう読むしかないと、手に取りました。
【学連選抜チーム】
箱根駅伝の本線出場権を惜しくも逃してしまった大学から
個人成績の優秀な選手を選抜したチーム。
毎年、色々なドラマが生まれる箱根駅伝ですが、
本作品は、その中でも焦点となっているのが学連選抜チーム。
各々の大学を背負い、チームで走る箱根駅伝で、
所属の異なるランナーで作られた学連選抜チームは何を背負って箱根を走るのか。
襷をつなぐモチベーションや責任は何なのか。
予選敗退から学連選抜チームとなるまでの心の動き、
レース中の心理状況、また、監督やコーチなどの裏方側も覗くことができ、
読んでいくうちに、だんだんと手に汗握るような感覚になっていきます。
もともと優秀な選手が集まっているチームなだけに、
単にチームのまとまりや成功・栄光への道を描かれるよりも
現実味のあるような設定に、「面白いところを持ってきたなぁ」と思いました。
経験者や同業者としては、こういう設定は有り得るのか、
それもまた個人的な興味として気になってしました。
個人戦だが団体戦でもある箱根駅伝、
学連選抜という視点から、新たに奥深さを知ることが出来ました。
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二日と三日の駅伝中継を見た後のせいか
景色の変化がよくわかる
選手の気持ちの変化は想像するしかないが
走ること 走り続けること
自分の身体と自分の気持ちと折り合いをつけること
想像できることはたくさんある
箱根にいけない大学からの選抜で走る選手たち
ばらばらの集まりがチームになっていく
そんなに上手く行くわけないかもしれないが
それでもうまくいってほしい
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箱根駅伝をテーマにした小説では 風が強く吹いている のほうがエンタメが強くて、こっちは硬派って感じ。学連選抜チームがまとまっていく所はお決まりですが気持ちいいし、後半の走りの描写も本当に臨場感あふれて良かった!青春スポーツ物語は読後感がいいですね♪
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箱根駅伝に出場する学連選抜の話。
選抜?寄せ集め?そんなチームが本番で・・・?
「そんなうまいこといくか!?」と思いながら入り込んでしまいました。
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箱根駅伝見たので思わず読んでしまいました。
学連選抜がメインの話で駅伝好きには楽しめる内容かと。学連の人達の大学以外は実際にある大学名が使われてるので、ユニフォームとか想像しやすかったです。…途中で山梨学院と順天堂入れ替わったけどね!校閲で漏れたんだろうなぁ。
欲を言うならもっと沢山の人のエピソードを読みたかったかな。せっかく寄せ集めって事を強調して「自分のために走ることが出来るのはお前たちだけ」とか言うなら、学連選抜皆のそれぞれの意志というか理由が見れたら良かった。まぁそれやると冗長になるってことなんかな。自分の駅伝小説ベストが『風が強く吹いている』なせいもあるかも。ということで星4つ。
にしても、青学が実際に数十年ぶりの箱根出場を決めたのが2008年10月の予選会でこれの単行本の出版も2008年10月。…堂場さんエスパー?それとも文庫化で加筆修正しただけ?ある意味一番びっくりしました。
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臨場感があり、
選手と一緒に走っているような気持ちになる。
門脇、山城がよかった。
毎年箱根を見続けている元陸上部の自分が感じていることと
同じようなことを描かれていて、
すごい取材されているんだなぁと思ったら、
あとがきでそんなに取材はしていないとのこと…
その観察眼、想像力、さすがだなぁと脱帽。
箱根の中継に携わる方には一読していただきたい。
選手の持ちタイムやフォーム、気象条件、コースなどを
入れて言葉を選んで中継して欲しいと思った。
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風が強く吹いているも好きだったけど、この小説もまた違った目線で箱根駅伝をかいてて好きな小説のひとつになった。
その後の山城が主人公になる小説もあるみたいなので読んでみたいなあ。
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箱根駅伝の出走チームの中でもちょっと異質な「学連選抜」。今まで特に興味なかったんんだけど、これ読んで見事に一変!なんで正月前に読み終えておかなかったんだろう・・・と激しく後悔。また箱根駅伝が好きになった気がします。
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箱根駅伝「学連選抜」チームにスポットを当てて書かれた異色の作品!!
予選敗退チームからタイムだけで選手が選ばれる寄せ集めのチーム。
いろんな学校のユニフォームもバラバラ、考え方もバラバラのチーム学生選抜。
そんなチームがマスコミに目標を優勝とぶちまける!!
周りの白々しい視線、個人タイムの集計だけで勝ちきることができない駅伝というチームスポーツの難しさ!!
昨年アンカーでブレーキになった浦、個人成績は抜群なものの個人主義に走る山城、今後が期待される朝倉、クロカン好きの門脇と多士精鋭が揃ったとき。
レース前日いや当日までチームでなかったチームが、ランナーそれぞれのドラマを通してレース終了後にチームが生まれていたドラマめっちゃよかった~♪
チームは共有した時間の長さではなく、気持ちや意識が通じたとき、そして、共有した時間濃さがあればめっちゃ魅力的なチームが出来上がるではないかと・・・・。
余談ですが「チーム」発表翌年の2009年総合9位袋3位の上位入賞し話題になったそうです。
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『箱根駅伝出場を逃した大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。
究極のチームスポーツといわれる駅伝で、いわば“敗者の寄せ集め”の選抜メンバーは、何のために襷をつなぐのか。』
この内容紹介にとてもひかれました。
箱根を見ながら毎年感じていた部分だったので。
小説なんだけどノンフィクションの様に感じる部分もあり、読み応え十分。
満足できる1冊です。