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気恥ずかしくなるような爽やかな短編集。
時代劇版ロミオとジュリエットみたいな?
そこまで悲壮感がない…どころか、登場人物のアクの強さで笑わされっぱなしでしたけれど(1篇除く。
続編「恋かたみ 狸穴あいあい坂 」の文庫化を待ってみませう。
きっとおかんが買うはず。
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火盗改与力の娘・結寿と八丁堀同心・道三郎の二人が不思議な事件の謎を解く、という連作時代小説。
恋愛要素もあって、その観点からすると手柄を競い合う仇敵関係にある組織に属す二人の恋は前途多難。設定も面白いしキャラも立っていて特に結寿の祖父で元火盗改・幸左衛門がいい味出している。
連作ということで一話一話が短いし読後の後味も悪くないので初めて時代小説を読む人にはおススメ。
私は時代小説というよりも恋愛小説として読みました。だからか、道三郎が鰥夫で子持ちだと知った時、ちょっとテンションが下がりました。
今後に期待ということで★4。
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火盗改方の娘とそのじさま。小物は元幇間。恋する相手は八丁堀の旦那。と、奇抜な組み合わせで、奇をてらった感は否めないけど。組み合わせの妙というか、なんというか。捕り物の取り合いに恋を絡めつつ、無難な着地点。まどろっこしさは若干あるものの、それなりに楽しめた。
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「お鳥見女房」シリーズから注目していたけれど、甘すぎない作風と、悲惨な、残酷な事態になってもどこか救いがあり、立ち直る強さを持った登場人物たちの凛とした姿が美しく見える作品。個人的にはヒロインがもう少し強いといいなと思ったり。
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母から下がる。
函館までの道中のお供にキヨスクで購入したそう。
火盗改の孫娘と町方同心の捕物話。
登場人物のキャラがよく、短編連作(より短め)のスピード感で読み進む。
次のシリーズは私が買う。
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前回読んだ2005年の本より、この2010年の本のほうが面白くなかったかも…
諸田さんの本はまだ二冊目ですが、時代小説では宮部みゆきさんのほうが私は好みかなと。
最後を丸くおさめるために、1人の登場人物が酷い目に会います…帳尻合わせのためにそうされたようで後味悪かったなぁ…
気を取り直して、お鳥見女房の二冊目を読もうかな。
Feb, 2012
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L
元火盗改方与力の孫と隠密廻りの同心の話。この二人、途中えらく焦れったいことこの上ない。妻木道三郎と結寿の祖父溝口幸左衛門とのやり取りが好ましい。
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江戸時代の秘密警察、火盗改方の与力として恐れられた幸左衛門と孫娘の結寿は、隠宅にした麻布の狸穴町の口入屋の離れで小者の百介とともに暮らしていた。
隠居したとはいえ幸左衛門のところには様々な事件の噂が入ってくる。おのずと首を突っ込むかたちとなる結寿は、同じ事件を追う八丁堀同心の道三郎と出会うことに…。
これまで非恋に終わる作品ばかり見てきたせいか、結寿と道三郎はどうなるの??とそればかり気になって(というよりかなり道三郎ファンになってしまった)、せっかくの、武家や町人の中で起こる悲喜こもごもも十分味わえなかった。めったにないことだけれど結寿に自分を投影して読んでしまった。
あとがきによるとすでに続編の連載が始まっているらしい。登場人物たちのその後はもちろん、まだ明かされていない道三郎の過去も描かれていることを期待。
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新聞で広告載ってたときに気になってたのですが、なんと6年越しで、初諸田玲子さんでした。女性の書く時代小説はあまり好みじゃないのですが、これはとても読みやすかったです。
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かわいいです。ベタベタであざといところも含めてかわいいです。堅物のおじいさん、お調子者の奉公人、可憐で芯の強い主人公と、友達以上恋人未満のお侍さん。
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元火盗改の祖父と暮らす17の娘が、八丁堀同心と、事件の謎を解いて行く連作短編。
重いテーマの作品を読んだ後故、恋と捕物の人情溢れる作品にホッとする。
彼らの周囲に、次々と人が集まり、騒動を繰り広げる展開に、著者の別シリーズ『お鳥見女房』(読書子お気に入りのシリーズ)を連想してしまう。
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元火付け盗賊改め与力の孫娘が恋心を抱いたのは、
町方同心。
狸穴周辺で巻き起こる事件を、二人は強力して解いていけるか。
そして二人の行く末は。
頑固な爺さんや老いらくの恋や、誘拐事件に、殺害事件。
色々な種類の事件が出てきます。
軽めの語り口で結構重たいこともどんどんと話が進んでいきますし、登場人物たちも面白い人たちばかりなんですが、
なんとなく主人公の若さに違和感を覚えてしまいます。
お鳥見女房シリーズぐらいの年齢を書かれた方がいいように
思えてしまいました。
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ひょんなことから知り合った、元火盗改の祖父と暮らす結寿と、隠密回り同心の妻木道三郎。
協力して事件を解決していくうちに二人は惹かれ合うのですが、火盗改方と町方は仇敵の間柄という事で、ロミオとジュリエットばりの障害を乗り越えられるのか、恋の道行きが気になります。
大家で口入屋の息子の小源太や、道三郎の息子・彦太郎など、子供達も良い味出してます。
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NHKあたりでドラマ化しそうな本でした。短編集ですが、人間関係は続きます。でもなぁ…イマイチ登場人物に共感出来ず。嫌いというより、魅力を感じることが出来ませんでした。とはいえ結寿と道三郎の行方が気になるので続編も読みますよ。