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冒頭の年代設定に違和感を覚えたものの、それ以外は今なお色褪せない名作。「ロボット三原則」という独自のルールを使用した論理ミステリという印象でした。
ロボットは絶対に人を傷つけない。命令に逆らわない。ロボットが誤作動を起こすときは何らかのミスが作用しているときで、ロボットが自意識によって人に逆らうことはない。
なんだか「どこが間違ってるかわからないけど誤表示を起こしてるhtmlやcss言語」を思い出しました。シンプルな設定を最後までブレずに描ききった筆力に乾杯。
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単純に読み物として面白い。
有名なロボット三原則を軸に、ロボットが起こした事件に人間が振り回されるという流れのいくつかの話で構成される。
ロボットについて考える事は人間について考えるのとイコールなんだと気付く。
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・9/6 アシモフの本を読むのはこれで2冊目だ.石先さんに文庫本を貰った時以来だから、もう4,5年は経っている.懐かしい.今回「I, Robot」という映画が公開されるのにちなんで、原作を読んでみようと思う.
・9/10 映画の原作というわけではなさそうだけど、取り合えずロボットもののシリーズとしはまとまったものとなっていた.ロボット工学三原則は有名だったんだ.どっかで読んだことがありそうで、なかったような感じだ.なかなか面白かった.
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ロビィ、スピーディ、キューティ、デイブ、ハービィ……と、個性的で魅力的なロボットたちが登場します。私は、キューティがほんとにバカでキュートで好きですね。
前半は好きですが、後半はシニカルに過ぎるように思いました。瀬名秀明のルーツなんかもこの辺にあるような。
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ロボット工学三原則によって起こりうる様々な問題を解決していく物語の短篇集的な小説。ロボット工学三原則を常にロジカルに考えていくので非常に納得しやすい。
キューティの話が一番怖かった。自分が人間に造られた存在であることを決して受け入れようとしない。自分はこんなにも優れているのに人間ごときが自分を造れるわけがない、と。まぁただ欝陶しいだけなんだけど。
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面白かった。
ロボット工学三原則からロボットたちに起こる様々な問題の謎解きをしていくところはミステリっぽくもある。
どの章に出てくるロボットも魅力的でありました。
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私をアシモフファンならしめた作品。
「われ思う、ゆえに…」が特に印象に残っている。
1950年のアメリカで書かれたという背景も考えるといっそう興味深い。
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SF小説の金字塔として名前だけは知っていて、てっきり聞き慣れない言葉や難解な世界観などが出てくるのかな、と覚悟していたのですが、実際に読んでみてビックリ! 必要とするのはロボット三原則のみで、文章としてとても面白い作品でした。
全篇に渡り登場するロボット三原則というものが、その話でどう使われているのかに気付くのは楽しかったです。SFミステリーとはこういうものなのかと目から鱗。だんだんと複雑化していく各ロボット達の様子も見ていて楽しかったです。
個人的には、スピーディの話と迷子のロボットが面白かったです。
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ロボット三原則を基礎に、ロボットの心理を読み解いていく・・・というちょっとミステリ的な部分が面白い。文章も面白く、楽しんで読める
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本当におもしろい!
エンターテイメントとしても最高だし、ロボットとは何か?人間とは何か?について考える参考書にもなる。
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ロボット工学三原則を基盤に、様々な問題を論理的に解き明かしていくミステリー色の強い1冊です。
ロボットと人の関係性や社会を、ユーモアたっぷりに描いています。
【ロビィ】これはあまり三原則には触れていませんでした。今後ロボットの存在が人や社会に大きな影響を与えていくだろう一端が見えます。
【堂々めぐり】奇怪な行動をとるロボットと、あたふたする技術者コンビが楽しいです。謎と解決を三原則を手がかりに論理的に考察しています。
【われ思う、ゆえに…】このロボットの推理を論破できないのが恐ろしいと思いました。自分より優れた物を作り出す人間はすごいですが、同時に人間はとても脆いものなのだと感じました。
ロボットをコントロールすることなど出来るのか、と思います。
【野うさぎを追って】パニックになってしまうロボットと、右往左往する技術者コンビがおもしろいです。
【うそつき】読心という特殊能力をこんな話にするとは。
人間の複雑さがみえます。人を傷つけまい、とし結局傷付けたロボットと、悪意を持った人間のラストがおもしろいです。
【迷子のロボット】ロボットとの対決はとても緊迫感がありました。鍵となるのがロボットの心、というのがおもしろいです。
【逃避】この技術者コンビがおもしろくて大好きです。
【証拠】もう、うまいことやってくれるならロボっトでも人間でもどっちでもいいんじゃないかと思ってしまいました。
【災厄のとき】人の幸せ、繁栄とはなにか。考えさせられます。映画っぽい内容ですね。
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1950年に刊行された、アイザックアシモフによるロボットSF短編集。
ロボットは人間に危害を加えてはならない、
ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない、
ロボットは前掲に反する恐れのない限り、自己を守れなければならない
というロボット工学の三原則に基づいたロボットと人間の歴史が、
ロボ心理学者スーザンキャルヴィンの回顧録として展開される。
少女と子守り用ロボット、ロビイの絆を描いた話から始まり、
心を読むロボット、行方不明になったロボットを探し出す途方に暮れる話など、思わずロボットに親近感を覚えるストーリーが詰まっている。
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もっとサスペンスかと思っていたら違った。
ストーリーは架空のロボット開発史をなぞる形で進む。ロボット三原則がなぜここまで必要なのか、どこに論理的問題点があるかが焦点になっていて面白い。完璧で、人格的な人間と三原則に真に忠実に造られたロボットとの違いはないのかも。
あとプログラム組んだりするのが好きな人にもオススメ。
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ストーリー :☆☆☆☆☆
世界観 :☆☆☆☆☆
ビジュアル :☆☆☆
キャラクター:☆☆☆☆☆
読みやすさ :☆☆☆☆
オススメ度 :黙って読むべし!
よい物語の条件は、さらに他の物語も読みたくなることである、と思うんだけどどうだろう。
SFの金字塔、「われはロボット」。
わたしのSFは攻殻機動隊と「クローン」、
そして「心をもつロボット」への興味から始まってるんですが、
名作の誉れも高いこの作品、期待以上に面白かったです。
「われはロボット」は短編集なので読みやすいです。
3番目の話「われ思う、ゆえに…」が面白かった。
今なら、ファウンデーションシリーズを開くことができるだろうか…
あれ長いんだよなぁ、すごく。
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ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない……これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。この三原則の第一条を改変した事件にロボット心理学者キャルヴィンが挑む「迷子のロボット」をはじめ、少女グローリアの最愛の友である子守り用ロボットのロビイ、ひとの心を読むロボットのハービイなど、ロボット工学三原則を創案した巨匠が描くロボット開発史。