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ナスティ・ホラーは正直好きですね。ある意味でのとんでもない馬鹿馬鹿しさがたまらないと思います。ただ……これはちょっときつかったかも(苦笑)。スプラッタはいいけれど、スカトロはあまり得意じゃない……。
とはいえたしかにこれは「凄い」。それ以外形容ができませんよ。想像力豊富な人は注意して読むべし。
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“驚天動地のナスティ・ホラー”と謳ってるので期待した……割には、不潔さやグロ描写を同じような表現で繰り返しているだけで、神経にこうピリピリ障って鳩尾あたりにえづきを覚えるような感覚はなし。正直ラーメン食べながらでも読んでいられる程度。
うむー、己の感覚が麻痺しているのか、筒井康隆や田中啓文のように皮膚を裏側からなでられるような不快感を求めるのがいかんのか。
また、主人公の婚約者で本編のもう一人のヒロイン役たる春奈にしても、特徴的な性格付けや、その原因である過酷な生い立ちというかバックボーンを持っているにもかかわらず、それがあまり展開に反映されていない。
むしろ(登場人物の)森志穂子の記憶の部分の描写の不快さ、これは『夏の滴』で見せた凄まじいいじめ描写に通じるものがあり、ここが一番ピリピリしたところかも。
ラストの一気の展開には一瞬ぽかーん。こういう風に持ってきましたか……あらあらあらw
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2012年3月読了。この作者の『夏の滴』がお気に入りなので、これも読んでみました。
ナスティ・ホラーっていうジャンルらしいんだけど、とにかく"汚ない"描写盛りだくさんで、かなり気持ち悪い!途中で読むの止めようかなと思ったくらい。あんまり人にはオススメできないかな…。
汚なさ不潔さの描写がインパクト強すぎて、ストーリーは印象薄め。ストーリーだけだと★2つくらいだけど、これを書いてるときの作者の恍惚感というか陶酔した感じというか、そのへん想像させらせるところに★3つ。
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初めて読みました、ナスティーホラー
世の中の汚くてえぐくておぞましい要素を
全部注ぎ込んだような話。
ぞっとしたー
読み進めるのが辛くなった。
でもそこが面白くて読んだ。
自分の頭がこんなにも汚いものを想像することに
使われるなんて辛い。
でも読みました。
こういう形のホラーも結構いいかもと
新しい発見をしました。
でも話としてはちょっと完成度が低い気が。
これで完成度が高かったとしても
感動よりひくと思うけども。
あとがきもおもしろかった。
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しかしまぁ、おぞましい描写に笑うしかなかった、もうコントの世界だ。汚さで言えばS級ランク、汚物、汚物、汚物なのだ。興味ある人しか読んではダメだね。で、もっと驚いたのはストーリーと世界観。予想外でした。不淨神(不潔)と淨神(清潔)の宗教戦争スペースファンタジー的な不思議な話。人々が当然の事だと思っていた清潔さが、この世界の本来ある状態から見れば心の病に等しく、やがて不浄神という、ごよごよと蠢き伸縮する黒い塊が町全体を世界穢に侵食するという展開。非常に難しいけど惹かれた。オススメしてくれた読友さんに感謝。