紙の本
高校生の成長過渡期の危うさ
2015/12/18 08:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
初期のお話ということで、他のシリーズよりも初々しい。それでも成長過渡期の危うさが痛かったり、まぶしかったり。自分の気持ちをうまく伝えられないもどかしさが描かれている部分が良かったです。
紙の本
初期作品。
2017/02/08 09:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
崎谷さんの作品は甘さが魅力。
初期作品で学生が主役と言うことで、初々しさが!
和哉の美しさと儚さ、瑛二の真っ直ぐさがとてもイメージできるイラストで素敵でした。
電子書籍
世界のすべてを包む恋
2020/03/20 15:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:五分咲花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エロい部分のぼかし方が良いなと思います。絵よりも文字の方が脳内ではH度が増すので。幼い男の子時代の気持ちを言葉で表せない表現も、器用に恋を進めていけない時代も、好感を持って読めました。相思相愛になって、これからの彼らの未来と、お兄さんの存在も気になります。
投稿元:
レビューを見る
意外に萌え要素が少なかったですね。もうちょっと攻めに包容力というか忍耐力が欲しかったかなって思いました。傷ついている和哉にさらに追い討ちをかける様じゃだめですね!攻失格なんて思いながらも若さゆえなのかもしれないけれど。 でも面白かったです。崎谷さんの本で放り出したくなる!途中でちょっと中弛みっていうのを感じた事が無いんだけれど、これもデビュー作というのに楽しく読めました。ただもう少し和哉の内面っていうの深く掘り下げて欲しかったな~とは思いますね。
投稿元:
レビューを見る
攻め:坂本瑛二
受け:花家和哉
はす向かいに住んでいる美しい年上の和哉を意識していることを自覚した瑛二は態度がぎこちなくて…。
崎谷先生のデビュー作「楽園の雫」の改題して文庫化されたもの。
文章が硬いなと思っていたけど14年前の作品らしい。
でもエチシーンの濃厚さとかちょっと悲しい過去とか崎谷さんらしい。
そのものに対する名称とか古さを感じたけれどそれは当時と今の差ということで。
高校生同士の淡い恋愛ってきっと続かないよね…と、彼らの5年後、10年後の別々な道を思ってしまったのは内緒…。
投稿元:
レビューを見る
崎谷さんの新刊です。
デビュー作「楽園の雫」を改題、商業誌未発表作2編を収録して文庫化されました。
幼馴染み同士の恋、一応?年下攻であります(笑)
と~っても初々しいお話でした。可もなく不可もなく~ちょっと時間が行ったり来たりするところが唐突でわかりづらかったかも。
また蓮川さんの挿絵が良い!このカバー好きだな~♪
そして、気になるあとがき(笑)
慈英・臣シリーズはどうやら先送りとなりそうです。
来年のデビュー15周年企画を楽しみに待ちたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
崎谷せんせいのデビュー作というだけでなんだかほんわかいい気持ちというか、現在崎谷先生読めますOK週間(たまにダメな週間もあるw)の今読むと、ああ、ここからすでに、崎谷先生は崎谷先生だった、という感想。でも、たまにだめになる週間でも、この話は読めます。特に突出したところがないけど、ないゆえに、高校生のピュアな恋が読めるという感じです。
投稿元:
レビューを見る
坂本瑛二は、隣に住む幼なじみである花家和哉のことが幼い頃から気になって仕方がなかった。
優しくしてあげたいのに幼すぎてできなくて、酷く傷付けてしまった過去があって、今は少し距離をおくしかなくなってそんな不器用なまた自分がしんどい……
和哉は和哉で複雑な家庭環境のせいもあって、受身でしかいられなくて、本当は瑛二のことが好きなのに、ささやかなアクションしか起こせなくて、すべてを溜め込んでしまうタイプなので、ほとんどすれ違い。
けれど、日に日に憔悴していく和哉を見咎めた瑛二が声を掛けたところから、二人の関係が変わり始めて……という話でした。
思春期のどこか持て余し気味の感情から、少しだけそこから脱出して、ちょっとずつ大人な余裕と言うものを持ち始める家庭の気持ちのゆれがとてもきれいに書かれていて、すごく好きになりました。
なんというか、最初、そこまででもなかったんですが、読んでるうちにじわじわと染みこんでいく感じ。
すごく好きです。
この作家さんの本当の初期の頃の話なので、まだまだ青い部分はあるような気はしますが、充分に楽しめる優しい中に痛さのあるいい話しでした。
投稿元:
レビューを見る
崎谷さんの初期作を読んだことがなかったので。
いや、本当、文体が違うなぁって思ったし、そもそも学生ものなのが新鮮でした。
二人の話よりも、伊島さんがいい人だなぁ…おばあちゃんがいいなぁ…とか脇に興味がいってしまいました。
そのくらい、学生ものが新鮮でした。
投稿元:
レビューを見る
幼馴染みの両片想い。瑛二のことを好きだとずっと前から自覚している和哉と、最近自分の気持ちに気がついた瑛二。幼馴染みという関係で、相手が大事だからこそ、中々一歩進むことが出来なかったんだろうな。と思う。自分の気持ちをうちに閉じ込めてしまう和哉のことをちゃんと理解している瑛二には、ずっと一緒にいて貰いたい。和哉にとって本当に必要な存在だと思うから。