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学問にとりつかれた者たちの狂気を描いた短編集4本が収録されている。
評価されず、世間から取り残された学者(モドキ)を書かせたら松本清張の独壇場。貧しさのために、学校に行けなかった自分を登場人物たちに重ね合わせ、犯罪者とは異なる狂気、迫力を表現している。
といっても、大体は犯罪者になっちゃうんだけど。
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「笛壺」
「皿倉学説」
「粗い網版」
「陸行水行」
「陸行水行」は他の短編集に入ってのでスルー。(笑)
あとがきにも書いてあったが、清張の「学究物」が集められた短編集。
どちらかというとあまり興味のない内容。
ただ、おもしろくないということもなかった。
「皿倉学説」が一番よかったかな。
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昭和30年代に書かれた短編4編を収録。一人称で語られる学究・研究をテーマとしたエピソード。どれも起承転結がなく突然に話が切れる。当時の日本の時代の雰囲気が垣間見れる。暗い。
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昭和30年台の短篇「笛壺」「皿倉学説」「粗い網版」「陸行水行」の4作品が収録。とにかく、4編とも暗い。歴史の記載説明も、まどろっこしくて読みにくい。その割にストーリーの結末は、歯切れが悪い。