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物質の長さや重さを表す単位「度量衡」についてのお話、科学的な視点と哲学的な考察による二つの側面から描かれている。
そもそも我々が使っている1mという単位は、北極点から赤道までの距離の1千万分の1の長さ、というのが当初の取り決めだったようだ。18世紀にフランスが中心となり世界中にメートル単位を広めたのだが、当時産業革命の中心だった大英帝国勢が反対したのが、いまだに度量衡が統一されていない理由らしい。
植民地政策やたび重なる戦争により、今日世界の度量衡制度は均一化されつつあるが、本書に登場するアフリカ西部の、真鍮の錘を使った砂金の取り引きのような、趣きのある光景が見られなくなるのはチョット寂しい気がする。
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なぜアメリカはいつまでもインチやポンドを使い続けるのか、という疑問をずっと持っていた。
この本がそれに明確な答えを教えてくれるわけではないけど、そもそも単位というものに人が何を求めてメートル法やSI単位系が、可能な限り普遍的な宇宙の果てまで行っても同じように使える単位を求めることによって産まれてきたものだということがよくわかる。
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単位が引き起こすパラダイムシフト
World in the Balance:
The Historic Quest for an Absolute System
https://eb.store.nikkei.com/asp/ShowSeriesDetail.do?seriesId=D2-00P85370B
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141213 中央図書館
プランク定数から質量を定義するプロジェクトが進んでいる、というのは、初めて知った。