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淡々と?オーケストラの歴史を書いているだけなので,参考にはなるけれど,面白みがない。
どのオーケストラについても1990年頃で話が終わっているため「?」と思うが,それ以降についてはエピローグという形で書かれている。
同じ指揮者の名前があちらこちらに出ていて,名指揮者は引っ張りだこだったということは分かる。
私のような素人向けではないかも・・・。
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1、シュターツカペレ・ベルリン
2、ニューヨーク・フィルハーモニック
3、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
4、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
5、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
6、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
7、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
8、イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
9、フィルハーモニア管弦楽団
10、パリ管弦楽団
とても簡潔にまた詳細に、さらに指揮者のエピソードも淡々と述べられていて、面白かったです。全体的にカラヤンを軸としているので、その辺が公平ではないと思いますが、へぇ〜、とか、ほう〜、とか感心する場面がたくさんあります。
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世界の10大オーケストラと行っても、その選択は「有名な」「上手な」という観点だけではなく、この本のテーマの一つであるカラヤンに関係するオーケストラが選ばれている。この選択は悪くはない。例えば、ロンドン響はないが、フィルハーモニアはある。普通に実力を考えれば、ロンドン響だろう。しかし、エピソードを考えるとフィルハーモニアのほうがおもしろい。この本が主に描く第二次世界大戦前後のころは、オーケストラ力学という意味ではかなりおもしろかった時代だろう。現代はそれに比べれば平和だ。エピソードはいろいろとおもしろく、それなりに楽しく読めるが基本的には二次情報で、大きな発見はない。クラシック好きの薀蓄という感じもある。
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[ 内容 ]
長い歴史を誇るウィーン・フィルですら一八四二年の創立だから二百年に満たない。
つまりベートーヴェン(一七七〇‐一八二七)の時代には存在しなかったわけだ。
かように近代になって誕生した「オーケストラ」は、きわめて政治的な存在であり、戦争や革命といった歴史的大事件に翻弄されやすい。
「カラヤン」をキーワードに十の都市の十の楽団を選び、その歴史を、指揮者、経営者そして国家の視点で綴った、誰もが知る楽団の、知られざる物語。
[ 目次 ]
第1章 シュターツカペレ・ベルリン
第2章 ニューヨーク・フィルハーモニック
第3章 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
第4章 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団)
第5章 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
第6章 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
第7章 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
第8章 イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
第9章 フィルハーモニア管弦楽団
第10章 パリ管弦楽団
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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シュターツカペレベルリン、ニューヨーク、ウィーン、レニングラード、ベルリンフィル、ロイヤルコンセルトヘボウ、チェコ、イスラエル、フィルハーモニア、パリ。
の10のオーケストラを紹介している。
指揮者の変遷の一覧表がある。
10大を選んだ理由は、カラヤンを起点としているとのこと。
若干納得がいかないところもあるが、自分では実際に聞いたところもない。
CDなどで聞いたのもすべてではない。
とにかくCDを、一度、全部のオーケストラについて聞いてみようと思いました。
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下記10楽団を、カラヤンとの関わりを規準に、設立から現在に至る、各楽団の成り立ち、方向性、演奏史などを鳥瞰している。
①シュターツカペレ・ベルリン
②NYフィル
③レニングラード・フィル
④ベルリン・フィル
⑤ロイヤル・コンセルトヘボウ
⑥チェコ・フィル
⑦イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
⑧フィルハーモニア管弦楽団
⑨パリ管弦楽団
⑩ウィーン・フィル
世界の楽団には、歴史(戦争との関わり)やドラマ(指揮者の仲・タイミング)があるんだと学ばせてくれた1冊です。
それにしても、小澤征爾はラッキーな指揮者ですね。笑
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クラシック初心者が、どのオーケストラを聴けばいいのかなみたいな観点で、本書を読むと少し失望するかも。(私がそう)
そもそも、この十のオーケストラはかなり恣意的に選ばれている。特にカラヤンとの関係がポイントになっている。
どの章もその成り立ち、歴史を語るのに重きが置かれている。さながら世界史の現代史のお勉強をしているよう。
それでも名指揮者の人間臭いところや裏話的なところ、知られざる一面が分かってそれなりに楽しめました。