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すでに映像化の話が出ているとか…??恭太郎役は是非、阿部サダヲさんでお願いしたいところです。コメディタッチなところもあり、そして最後にはホロリと泣かされ、大変よかったです。
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ユーモラスで陽気で、スラップスティック的な雰囲気のある作品。登場人物のキャラクターも非常に魅力的だし、謎の女性の目的がかなり胡散臭く感じるものの、それすらもどこかしら滑稽。いったいこの物語はどうなるの? と思いつつ読んでいたら。
……なんと! まさかそんな真相が隠されていただなんて! あまりに多くの嘘に驚かされ、だけどその嘘がなんとも優しく、哀しいものだったのがひどく印象的。最初の能天気な印象が覆されはしたものの、読後感は穏やかでした。
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恵の話が嘘だろうということは予測できましたが、「if」メンバーには油断してました。キョウタロウがラジオで喋るみんなの話こそがこの小説の要だったんですね。キョウちゃんには本気で泣かされました。紫陽花を見に行かせたかった!「今夜も僕は、世界をつくる。 少しの嘘と、願いを込めて。」読み終わった後、このキャッチコピーがズシンときます。
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出だしからグイグイ引き込まれ、後半でどう収拾させるのかな?と思ってたら、クライマックスでやられました。グッと来ます。
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バーに集まる個性豊かな常連たち。みんなそれぞれには悲しい過去があって・・・。
入店してきた女性が発した言葉「コースター」から物語が始まります。「コースター」を「殺した」と言ったのではないかと考えた常連たちが、その少女にまつわる事件を解決しようと協力するが、巻き込まれていきます。
可笑しくも悲しい、そして優しい物語。サクサクと読めて、じんわり感動できました。
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展開に惹きつけられたし、ラストでは唸らされました。ifは優しいのたちの居場所なんですね。読み応えありました。しようか、の下りは使いたかったんだろうなあ。
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ちょっと読書意欲が低下している感じの日々だったけど、この本のおかげで少し復活したかも。
でもこの彼女はあまり好きじゃなかった。
最後の方、いいお話的よかった。
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なんとなく恭太郎の話し方に違和感があったので薄々彼の境遇には気づいたもののラストでウルウル(T_T)
道尾作品にしては軽めではあるが個人的には好きな作品。
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絶賛の感想をメディアに見聞きしすぎたゆえに、期待はずれとなってしまった・・。最後に全てがひっくりかえる、伏線が凄い・・などという評価は、事件の真相ではなく、登場人物の背景へのことだったのか。確かに、登場人物への見方が最後でガラリと変わった!
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みんな少しだけ嘘をついて生きている。それで誰も傷つかないならそれでいいし、むしろその嘘で誰かが救われるなら本望かもしれない。でもその嘘は最後まで突き通さなければいけないという代償がある。そういうことを伝えていたように思えた。
最後に恭太郎が恵にすべてを白状するところがすごく良かったと思う。ifに通っていたみんなを救っていた恭太郎自身も傷を負っていて、彼の経験を通じて恵に人の死の重さを伝えようとしていたところにホロッとした。
あとエンターテインメント小説ということもあり、たくさん笑わせてもらった。
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冴えない容姿と“特殊”な声を持つラジオのパーソナリティの恭太郎は、行きつけのバーで奇妙な女の子に出会う。彼女の企てた「殺害計画」に参加することになった恭太郎だが…。
旧ブログ時代を含めると道尾作品を読むのは実に22冊目。唯一のA評価だった娯楽作品「カラスの親指」にどこか設定が似ている本作だったが、そこまでの魅力は感じなかった。最後のひと捻りは道尾作品のお約束、でもあまり印象的ではなかった。
(C)
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やっぱりそろそろ道尾さんの作品読むのやめようかな…
ほぼ全編を通して描かれる不思議少女との顛末(伏線、行動の動機、結果その他諸々)がとにかく長いだけで何一つ胸に響かない。
響かないと思っていたら最後の数ページで語られたのはまさかの少女と関係の無いバーの人たちのエピソード。
てか、このエピソードだけでいいよね、この話。
確かに世界は反転したかもしれないが、道尾さんお得意のこの技法を見せられるまでに費やされる300Pが苦痛でしか無かった。
数ページのエピソードが少しだけ響いたのでかろうじての★2つ
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ラジオのパーソナリティの恭太郎は、冴えない容姿と“特殊”な声の持ち主。今夜も、いきつけのバー「if」で仲間たちと過ごすだけの毎日を、楽しくて面白おかしい話につくり変えてリスナーに届ける。恭太郎が「if」で不審な音を耳にしたある雨の日、びしょ濡れの美女が店に迷い込んできた。ひょんなことから彼女の企てた殺害計画に参加することになる彼らだが―。陽気な物語に隠された、優しい嘘。驚きと感動のラストが心ふるわす―。
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声と見た目のギャップが激しすぎるだけの主人公・桐畑恭太郎とその仲間たちの笑えるがちょっぴり切ない物語かと思って読んでいたのだが、ラスト近くなって事情が判ってみると印象が一変する。バー「if」の常連客たちは、ママをはじめ誰もが個性的で、一見能天気にも見えるのだが、それぞれが抱えているものの重さが読者の胸にも重く沈む。だが、重苦しいだけではなく、途中から紛れ込んだ恭太郎に対する態度は、どこの誰よりもあたたかく、思わず胸が熱くなるのである。この人たちがいればいいじゃないか、でもみんなに幸せになってほしい、と思わされる一冊である。
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読むのに一苦労な作品だった。面白いかと問われたら全く面白くないと即答してしまうレベルの作品。作家生活10周年記念作品との事だが、もっと違う作品が呼んでみたかったなというのが本音である。
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道尾さんの作品に慣れている人は物足りなかったのではないかなと思う。ついラストに何かあるんだろうなとつい勘ぐってしまいながら読んでしまうのだが、ラストで全てがわかってもさほどの驚きがなかったのは期待しすぎたということか。