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巷に溢れるなんちゃってコンサルOBの、しかもちょっと在籍していていただけの本とは違い、非常にしっかりとした内容である。
知的生産において、論理性は必要な能力の1要素に過ぎず、それ以外の術を包括的に扱っている点が新しいと言える。
とはいえ、一部の内容はやはり難しいと感じる。実態を丁寧に表しいるため、仮説思考が大事ではあるが、仮説にこだわりすぎてはいけない、インタビューの準備が大事であるが、インタビューシート通りに進めすぎては行けない、など一見矛盾するような内容がいくつかある。
だが、それはきっと正しくて、知的生産の実践においては、振り子のように行ったり来たりすることが必要であるし、時には自らちゃぶ台返しするようなことも必要なのだと思う。
曖昧にやっていたことが整理されて視界がクリアになった気がする。
個人的にハッとした箇所としては、相手から何か質問が出た場合、ほぼ間違いなくそれは提案に対する反対や懸念を質問に混ぜているっといった下り。自分の経験を思い返しても正にそうであるし、そういうときこそ対話が必要なのだと感じた。
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知的生産の「戦略」、インプット、プロセッシング、アウトプット、知的ストックを厚くする、という章立て具体的なノウハウが網羅されている実践的な一冊。
課題解決に取り組んでいるビジネスパーソンにお勧めです。
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2015年2月
まさに自分の仕事って自分の知的生産性だけが頼り。
この本をきっかけに何冊か知的生産に関わる本を読んでみようと思う
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※メモ
【きっかけ】
空港でみつけた新刊、”外資系”の手の内くらいは見渡しておくつもりで。
【概要】
知的生産の戦略、インプット、プロセッシング、アウトプットに分けてコツを解説。
【感想】
これまで習慣になかったり、より意識しようと思ったことを列挙。
・ポジションを取ること
・短時間で何度も考え、アプローチを変える
・分析と統合のバランス
・作用と反作用
・「もし」と「なぜ」(←「わからない」の替わり)
・逆質問
・不偏性の有無
・量からこそ質
・刹那的な選好を大事に
・違和感をつかむ
・情報処理の時間費用効果
・イケス作戦(外部化、アンテナ立てる)
キレイに論理だてただけではダメではというところは好感を持てる。
あんまり必要性のないところでわざわざ2軸の図を出されても、かえって陳腐に見えてしまう気がする。
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知的生産のための具体的な技術だけでなく、もう一段階上のフレームワークについても述べられていて、思考する事自体をどうやって深めればいいのか探してた自分にちょうど良かった。
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☆4.5
素晴らしい!「思考は現実化する」よりずーっとマネしたい本だよ!!
費用対効果が劇的だよ。著者が惜しみなく披露しているノウハウは全て、考え抜かれ洗練されていて非の打ち所が何もないよ。タイムリーにこの内容を受け取れたことは、大変嬉しく思うよ。
この本こそ、何度でも読み返して身につける価値があると思う。知識ストックを厚くするために、今後は買った本に書き込んだり、ブクログだけでなくEvernoteにも読書メモをストックするよ。
「より良い世界の構築のために使ってほしい」という著者の願いに応えられるよう、しっかり内容を把握して、ノウハウを活用していきたいよ。
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いい本を見つけた、というのが第一の感想。
コンサルタントであれば共感できることが多いと思うし、それ以外の職業の方でも参考になることがあると思う。
何より、今すぐに自分の行動を変えられるヒントがたくさん詰まってます。ひとつひとつに、それが必要とする根拠が述べられており、納得、共感できるだけに、私にとっては先生のような存在の本になりそうです。
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日頃、仕事でこうすべきだろうなとなんとなく思っていたことが、きちんと整理されていて納得感があった。特にコンサル1年生は読んでおいて損はないと思う
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インプット、プロセッシング、アウトプットの各プロセスを工夫することで、知的ストックを厚くする。
そして、明示はされていないものの、インプットの前に「問いを立てる」というアクションが入るはず。
インプットは、名著を繰り返し読み込むか、人と違う本を読むか、が重要。ゴミは食べない。また、外部環境の変化が激しいなか、必要な内容を逆算してインプットすることは難しくなっており、その時々で興味がある内容をインプットする。そして、知的欠損を受け入れる。立花隆や佐藤優のような知的インプットそのものが仕事の人でない限り、幅広くインプットして教養を過度に高めることは意味がない。尖った分野を作って薙ぎはらうイメージ。
プロセッシングは、分析と統合、論理と創造をステージに応じて使い分ける。初期段階で創造したり、最終局面で分析しても意味ない。
アウトプットは説得よりも納得、納得よりも共感が大事。既存のアイデアを組み合わせる。特に、反感を感じる箇所も、自分の思想を鏡のように反射してるので重要。
読書して重要な箇所はマーキング⏩9つを上限に転記することで、忘れても良いようにする。
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思考方法やプレゼンの本はいろいろ読んだけど、今のところこれが一番の良本。著者が言うように、繰り返し読んでいいと思う。残念なのはそのタイトル。「外資系コンサル…」なんて、いかにも胡散臭い。本屋で平積みにされていなかったら絶対に手に取らない。著者はなぜこのタイトルをOKしたのだろう?
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タイトルだけみるとよくある自己啓発本かなと思いきや、内容が濃い。かなり濃い。大学院では美術史、電通からコンサルというバックグラウンドもあって、他の外資系戦略コンサル本とは毛色が違って、いい意味で裏切られます。文中の様々な引用からも教養の深さが窺い知れます。
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後半は、読書術について
どんな名著でも、自分が面白くなかったら、読む必要なし。
読書には時期がある(昔は面白く感じなかったものも、今読めば面白いものもある)と言うのは、その通りだと思った。
アンダーラインの引き方として、共感したところだけでなく、反感を持ったところにも引くと言うのは面白いアイディア。
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<実践メモ>
97 メモは9つまで(10分以内)
79 読みたい本だけを読む
73 質問には質問で返す(反論や懸念のケースあり)
※「思考停止ワード」
※1時間考えてもダメなら次の手
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視点・視野・視座
視点は物事を見る角度
視野は物事を見るひろがり(時間・空間)
視座は物事をみる立場
・ベクトル表記ではなく、到着点を伝えること。
具体的な策まで落とし込む必要があるフェーズか方向性を定める部分であるかを見定めることが重要そう
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自分の立場が、監督者へと上がっていくにしたがって、どうしたらいいのか右往左往する日々。
何かの参考にしたく、手にした本。
この本が設定するほど、私の仕事はさほど知的生産的なものではないが(笑)、監督者として心掛ける点は理解できた。
今までは行動で示していて、それがフットワークが軽いと評価され、会社でここまで来たのだけれど、これからはそれだけではだめなのだ、そうするのは主に部下の仕事で、部下がそう動きやすいように、提案しなければならないのである。
…提案するということは知らなければならない。
勉強、かぁ…逃げられない(笑)