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華降楼シリーズ最新作。
色子は毎回違う子だし、相方も違うので、バックグラウンドが一緒です。
今回は以前『蜻蛉』に振られた男のその後です。
好きだった色子『蜻蛉』に似た子を見初めて、禿時代から我がモノにしようと頑張った 岩崎 さん。
当て馬だった岩崎さんも愛せる子が出来て何よりです。
お話的には先が見えて多ので☆は2つ。
ハッピーエンドなんですけど、椛(もみじ)のぐるぐる感が楽しかった。
ところで、今回見開きのカラーイラストがないんですが、このご時世のせいでしょうか?
大抵、ラノベ等にはカラーイラストが当たり前に描かれているんですが…
樹さんのイラスト、好きなんでちょっと悲しかったです。
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[財閥御曹司×娼妓]
蜻蛉に振られた岩崎さんの話でした。
受け目線で描かれるお話でしたがよかったです!!
最後は勿論・・・結果は決まっているんですが、
それでも岩崎さん・・・泣けました。
やっぱり花降楼シリーズ大好きです!!
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愛で痴れる夜の純情で当て馬で終わった岩崎様のお話!
大体BLの当て馬になる人の番外編って、この人も意外と良い人やったんやなぁとか、
この人も可哀想やったよねとか思うのに、
好きだった蜻蛉のように禿を育て上げようとする光源氏のような岩崎様は、、、
やっぱり嫌な奴でした(笑)
けど、そんな攻を好きなんだけど、代わりが嫌で想いを断ち切ろうとする受と、
だんだん素の受け子に惹かれていくけど、受け子の気持ちに気付かない攻の、
お互いに想いあってるのに、すれ違う二人に萌えました。
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前の話を読まずにこれから読んだので、岩崎がどんな性格だったのかは分からないけど、これだけ読むとちょっと(どころじゃないかもしれないけど)鈍感な人という印象。
蜻蛉の面影を椛に映しているけど、それもまた最初は仕方ないのかもなぁと思ってしまった。
椛が岩崎を好きで一途に思っている分、身代わりというのは本当に切なくて、ずっと思い続けてきた分だけ心の痛みも大きいんだろうな、と。
椛を愛しいと想う心を持っている岩崎に好感が。
そして椛の屈託のない微笑みに、こっちまで癒されました。
ちょっと出ていたシリーズのキャラ(これが多分メインなんだろうな)にも惹かれたのもあり、この世界観が気にいったのもあるので、他の作品も読むのが楽しみになりました^^
<あらすじ>
幼い頃、吉原の男の廓「花降楼」に売られた椛は、まだ禿であるにもかかわらず大貿易商の御曹司・岩崎に見初められ、高価な贈り物や新造出しの世話まで約束されていた。両親を亡くして以来、誰も愛してくれる人などいないと思っていた椛は、可愛がってくれる岩崎に対し淡い思いを抱き始める。だが岩崎は、以前この見世の傾城だった蜻蛉を身請けしようとし、直前に奪われるという過去を持っていた。椛はそのよく似た面立ちから、岩崎が自分蜻蛉の身代わりとして扱っているのを知り…。大人気・花降楼シリーズ第九弾。
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花降楼シリーズ9 「ろうたしあまきみつのかたしろ」
大貿易商御曹司・岩崎×椛
蜻蛉に似た椛を身代わりとして扱う岩崎に、椛は…。
結構、大人なはずの岩崎ですが、自分の心の内を分かっていませんね。
遊郭物の受は、たいてい健気ですが、椛も当然のように健気に岩崎のことを慕います。
いつでも苦労するのは鷹村さんですね。
シリーズ全体の時系列が怪しくなってきた私。
どこかで年表載せてくれないかしら?
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<花降楼シリーズ>
『君も知らない邪恋の果てに』
『愛で痴れる夜の純情』
『夜の帳、儚き柔肌』
『婀娜めく華、手折られる罪』
『華園を遠く離れて』
『媚笑の閨に侍る夜』
『白き褥の淫らな純愛』
『愛しき爪の綾なす濡れごと』
⇒『臈たし甘き蜜の形代』
『恋煩う夜降ちの手遊び』
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読んだらなくなっちゃうから、かたくなに読むのを拒んでいたのですが、ついに読んでしまいました。
最初、一回目の心の動きって、一回目にしか味わえないので、それくらい大好きなシリーズです。
さて今回の主人公は、その昔、蜻蛉にいたく振られた岩崎さん。
かなりの時を越えてからの再登場です。
実は彼のことはかなり気になっていたので、もう一回出てきてくれて嬉しい。
けど、ツンツンしてる蜻蛉を引き取ろうというんだから、もう少しできた大人の人なのかと思ったら実は中身はあまり成長がなく……(失礼)
蜻蛉に似ている椛を見つけて、若紫計画をぶち上げてしまうような残念な人……。
まあ、それだけ蜻蛉の残してきた傷は深い……ということだとも言えると思うので、相変わらず、蜻蛉は罪だねえ……と。
まあ、そんな大人の思惑なんて知らない椛は、久々に優しくしてくれる大人が現れたことに大喜びで、あっという間に心の中が岩崎でいっぱいになってしまう。
けれど自分は、蜻蛉の身代わりにされているに違いない……ということに気がついて……
という椛側からしたら相当に切ない話。
でも、もちろん最後はハッピーエンドなので問題はありませんでした。
ただ、水揚げされてしまう前に、岩崎においしく持って行かれてしまったので、残念なことにあんまり廓っぽさはなかったかなあ……。
想い人はただ一人なのに、他の人にも抱かれないといけない悲哀……っていうのが廓ものの醍醐味だと思うので、ちょっと残念。
けど、こういう話もあっていいかなあ……とは思います。
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2作目で、蜻蛉を身請け直前でかっ攫われた坊っちゃんが今回の攻。
蜻蛉のトラウマを抱えてるせいか、若干ヤンデレ化。
受は、前作の綺蝶と蜻蛉の宴の席に、禿として綺蝶に構われて
いた子、椛です。健気属性がまた来ましたが、魔性受も含んでます。
今回は結構せつなくて、きゅんきゅんしました。
というのも、私の好きな身代わりものです。
蜻蛉の面影を持つ椛を、幼い禿の時に見初めた岩崎が、今度こそ
自分が手塩にかけて育て、本物の蜻蛉のようにして手に入れる、
というとんでもない計画の犠牲者…。
まさに若紫を育てる光源氏のようです。
ハッピーエンドになってホント良かった。
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花降楼シリーズ第9作目。
攻め:岩崎
受け:椛
禿の頃から岩崎に可愛がられてきた椛。
新造出し、水揚げも岩崎様に、と思って慕っていたが、自分が可愛がられているのは昔岩崎が執心だった蜻蛉に顔が似ていたからだと知って…。
CD化が決まったので慌てて読むことにしました。
第2作目で蜻蛉の当て馬だった岩崎の救済作(笑)
いろいろ突っ込もうと思えばあるけど、これはこれでいいということで(^_^;)
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蜻蛉編で振られてしまった岩崎さんと紅葉のお話。
設定が現代と混じっている世界観の中での遊郭の話ということで、ついつい引き込まれて行ってしまった。
ドラマCDが出ると言うことで、読んでみました。CDでは谷山紀章と島崎信長君なのでぜひ聞いて欲しいです。
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★3・8
過去に蜻蛉に振られた岩崎さんのお話。岩崎さんこんなに黒かったとは(苦笑)でも、あの時は気の毒だったから、彼にも本当に好きな相手が見つかって良かった。そうなるまでがいろいろあったけど;蜻蛉に似てるからっていうのはやっぱりひどい。それを知った時の椛がかわいそうでせつなかった;知っても尚、健気に想ってるのが…!結局途中からはちゃんと椛として好きで大切だったっていうのがわかってホッとした。綺蝶と蜻蛉が元気に暮らしてるのがわかったのも良かったな~。