紙の本
恐竜との戦いがようやく終結していく。そこで著者が書きたかったことは、
2021/08/08 09:01
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投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は恐竜たちと孤島で孤立した人間たちの息詰まる大捕り物帳とでも言えるサスペンス劇。ハラハラ、ドキドキの連続で理屈抜きで面白かった。
上巻でも数学者マルカム氏のカオス理論は顔を出すのだが、下巻では遺伝子操作を通じて古生物を商業目的のため現代に復活させた人類に対して、如何にそれが愚かな行動なのか、如何にそれが自然や地球に対する冒涜なのかを説得力をもって説諭する理論として使われる。ハヤカワ文庫的にはやや意外な展開とも思え、しかし目からウロコが落ちたようにこのカオス理論が腑に落ちた。
その行為が将来惹起する事象に対する深い洞察や畏敬もなく、目先の安物の拝金主義のために自然や遺伝子をいとも簡単に改変してしまうことの愚かさを、レイチェルカーソン氏の「沈黙の春」を待たずとも、マルカム氏の語る侮蔑の言葉を通じて著者が本書で警告を発した。この主題が著者が最も訴えたかったことではないかと一人で合点している。
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1993年(平成5年)
第66回アカデミー賞/
★音響賞:ゲーリー・サマーズ、ゲーリー・ライドストーム、ショーン・マーフィー、ロン・ジャトキンス★視覚効果賞:スタン・ウィンストン、デニス・ミューレン、マイケル・ランティエリ、フィル・ティペット★音響効果編集賞:ゲーリー・ライドマン、リチャード・ハイムス / 出演:サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラム、リチャード・アッテンボロー、アリアナ・リチャーズ、ジョセフ・マゼロ / 原案・脚本:マイケル・クライトン / 製作:キャスリーン・ケネディ、ジェラルド・R・モーレン / 監督: スティーヴン・スピルバーグ / (原作本、下巻)
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ジュラシック・パークは恐竜だけじゃなくマルカムもかなり面白かったよ〜。映画でジェフ・ゴールドブラムが演じていたんだけど良かった〜♪
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映画三部の話が混ざってるから(というか映画がわけたのか)
タイトル一緒でも映画と一緒ではありません。
説明部分はちょっとだるい。
マニアックすぎて理解しにくい。
けどパークに入ってからがひたすら面白い。
下巻に入る頃からのスリル感が凄い。怖い。
恐竜に襲われる夢を見るほどに怖い。
映像で見たいシーンがいっぱい。
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有名な作品です。
やっとできたジュラシック・パークが壊れてしまいます。
映画でもおもしろいです。
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映画公開直後に購入し、ほぼ一日かけて上下巻を一気に読んだ記憶があります。その間心拍数は上がりっぱなしで、映画ではカットされているエピソードが多く、心の底から楽しめる作品でした。
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上下巻合わせて映画3作分の内容が詰まっている。登場人物やエンディングなどで映画と異なる部分はあっても、充分に楽しめる小説。
何にしてもヴェロキラプトルはやっぱり頭がよくて恐ろしい奴なんだな。
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上巻に引き続き読みました。
最後はハッピーエンドとは言えず、クライマックスに向けて釈然としない部分もありましたが、良作であることは間違いなし。
カオス理論にも興味が持てました。今度入門書でも読んでみようかな。
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ご存じ映画『ジュラシック・パーク』の原作。
映画よりも科学的な色合いが強く、ストーリーもしっかりしてます。
遺伝子操作云々や、数学者と技術者の対立といった映画ではほとんど省かれていた所が面白いです。
映画の方は完全にただのパニック映画ですが、こちらはまさにSFといった感じです。
映画も好きですが、こちらの原作の方が断然面白かったです。
まぁでも、映画を見たことがあるならあえて原作を読み直すほどでもないかなぁって気もしなくはない。
映画は原作のいいとこどりをして大衆向けにした感じです。
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<下>に入ってからはスリルの連続。
映画の方が頭に残っていて結末が大きく違っていたので最後まで楽しめた。
カオス理論にはまってしまった。
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読了。映画とはラストが違うし、登場人物も微妙に違う。原作だからな。恐竜たち、特にヴェロキラプトルとの戦いは手に汗握る。結局島は破壊されるが、逃げ出した恐竜もいて、人間は自然を支配することはできない、という話。
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課題本読了。
映画のイメージとは違い、いろいろな要素をつめんこんであった作品だった。
後半は、SF的な観点よりも、パニック?サスペンス小説的な部分が大きかったけれど、全体で非常に面白かった。
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(1993.09.25読了)(1993.08.18購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
島の見学ツアーに出発した顧問団の一行、そしてパーク創設者の孫である子供たちを見舞った、すさまじいパニック。コンピュータで完全にコントロールされているはずのシステムに次々と破綻が生じ、停電したパーク内で、獰猛なティラノサウルスが、悪賢いヴェロキラプトルの群れが、人間たちに襲いかかる。科学知識を駆使した新しい恐竜像、ロマンと興奮あふれる面白さで話題をまいた、スーパー・エンターテインメント。
☆関連図書(既読)
「ジュラシック・パーク(上)」マイクル・クライトン著、ハヤカワ文庫、1993.03.31
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この下巻で、恐竜から襲われた研究所など職員などが、島からの脱出までと、その後の島の運命が書かれています。