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今回も良質のファンタジーでした。メインは表紙のとおり、フィアと天界関係の話。暴虐だったりエロス要員だったりフィアの魅力(?)満載で満足です。天使のトップも威厳を保つための努力を惜しまないあたり、俗物めいた一面もあって私的には好印象。後半からは「人間」関係の一悶着。“精霊の調べ”、聖女等今後大きく絡んでくるだろう人物も増え、ラストにレンのちょっとした?覚醒とかなり盛りだくさんな一冊だったかと。次は今回大人しかった竜姫・先代魔王も大暴れかな?続きが楽しみです。
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独特の世界観設定をうまく活かした話の構成は全巻から変わらず。内容的にも、1冊に収めるストーリーとしてはなかなか濃いものになっている。だた、いわゆる世界を冒険している感じが無くなってしまったのは残念。
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今まで自分しか喋れなかった
関われなかった
精霊という存在。
小さい頃は当たり前に関わっていたけど、
それを役に立てることができなければ
自分しか関われてなければ、それを誰かに伝えることができなかった。
少しずつ精霊の力を借りることができるようになって
初めて周りの大人達にも認められるようになってきたけど、
精霊なのかそうなのかは、自分が言っている以上に明らかにできたわけではない。
そんな自分の中で
初めて
同じ相手と言葉を交わすことができるのって
どんな思いになるのだろうか。
言葉は話伝える相手がいてこそ
はじめて
言葉として力を持つから
自分だけなら言葉なんてなくても良いのだから
自分が知っていることを
全て出しても知っていてくれる相手との交流
一気に世界が広がるんだろうな