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主人公は娘だけではない
2017/05/23 11:37
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
両親の離婚、再婚で家出する娘。家出先は本当の父親と父の彼氏の家。いとこの駆け落ち。人間らしい感じが出てる漫画。
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母が再婚、父は彼氏と同棲中の女子高生のおはなし。エピソードがどれもチクリときます。個人的には最後の背の高い女の子のはなしがなんかよかった。
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志村さんは、柔らかなタッチで重たいことをしれっと描くから面白い。デブ専の主人公がたとえ痩せてもあなたを愛すわ…って所究極そうに思うけど、私ならまた肥えさすなぁ。
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中心的な主人公とその周囲の人びとが各小話ごとに主役交代していく連載形式は、『青い花』/『放浪息子』の後期から引き続き。今作はその形式に特化している分、小話ごとのテーマ性の強さとか面白みは増している感もある。彼/彼女たちのコンプレックスとか嫉妬とか後悔とかそれらの克服の物語を通じて、恋愛や家族のあり方、性的指向の多様性を描いている。
あと、キャラクターの性格や描き方には以前よりも幅があるように感じる。こちらは『青い花』の「若草物語」からの発展かと思うけど、中高年が過去を回想するだけでなく今現在の生に思い悩む主人公としてたびたび登場していることはとくに印象的。
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絵もストーリーも、さすがは志村さん。安心して楽しめる。
…のだが、もう少し核になるキャラたちを描いてから、周辺にうつってほしかったのが正直なところ。
主人公たちに愛着がわく前に、脇キャラにどんどんライトが当たっていくので、追いかけるだけで精一杯だった。
最後の話は生理的にダメでした。
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たまたま掲載誌で6話を読んで気になりコミックスを購入しました。
色々なキャラを主役に置いた話で構成されていて、連載作品なのに短編集の様な雰囲気が好きだなと思いました。
志村貴子さんの作品を初めて読んだのですが、他の作品も是非読んでみたいですね。
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短編集なのかと思ったら連作形式で、個人的には嬉しい喜び。思春期の心理描写をさせたら天下一品の志村さんの力量、本作でもがっつり発揮されてます。
各篇のタイトルが昭和歌謡からとられているところもツボでした。
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「青い花」・「放浪息子」の志村貴子の最新刊!
再婚した母と、離婚して「彼氏」と暮らす父。その娘で本作の主人公まゆこ。そんなまゆこの周りのさまざまな人の「人生」が交差しあうおはなし。
誰もに、それぞれ事情があって、しちめんどくさい。だけど、僕は志村貴子の漫画を読むと優しい気持ちになれる。「青い花」も「放浪息子」も当然ですが、最新刊「娘の家出」も当然オススメです!
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母の彼氏と父の彼氏がどちらもタイプという娘。
なんという設定だけど、志村さんのまんがだと
ほわっとして面白い。
友達のかなこのギャップがすごかったなぁ。
2014.5.18読了
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流石志村貴子先生面白い。
突拍子もない設定から始まるオムニバスストーリー。
主人公のまゆこが不憫可愛い。
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「青い花」「放浪息子」が終わり茫然としていたところに、こんな連作が。
放浪息子に続き娘の家出かー、なんだか感慨深い。
とはいえ、趣きは結構異なる。この路線も面白そう。
しかし話の厚みとして、一冊くらいなんじゃないかしら。
これからどんな事件が起こりうるのか。
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繋がりを持つ複数の人物が次々に中心となって描かれる群像劇。どの人物も、もう一つ何かが足りなくて完全な幸せとなり得ていない中で、でもそれなりの満足を感じて生きているような、とてもリアルな状態が描かれているように思う。どの人物にも共感や感情移入ができないが、それでもその状況を許容する心情だけは理解出来るのである。味わい深いと言っていいのだろうなぁ。デブは嫌いだけどさ。
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2014 6/18読了。Amazonで購入。
性癖を隠して結婚したものの結局、デブと駆け落ちしたホモでデブな父と、自身もデブでありつつデブ専でアルバイト先の上司と再婚することになった母の、デブ専の娘が家出したり、その従姉妹でチャラ男とくっついた子が家出したり、とかくいろんな娘さんが家出する本。
メインの子の家のインパクトにはかなうまいなとおもいきや後にもっとやばい娘さんも出てきてなにこれ怖い。志村貴子に期待してることをだいたい満たしている感じ。
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貴子最新刊!
なるほど今回はこんな感じか~と思った。
ほのぼのでいいね。やさしい感じ。いつもだけど。絵もやさしい。ふわふわ。
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父親と母親が離婚した。
父親はゲイセクシュアルまたはバイセクシュアル、彼氏と付き合うために離婚した。
母親はそのことに落胆しながらも再婚した。
娘は母親の自由だからと思いながらもいったん家出する。
チャラくてなんにも考えていないギャルとその彼氏。
不倫してしまったともだち。
家族がバラバラでイライラするともだち。
ふわふわした絵柄とは決別したように現実がはかとなく押しつけられていく。
とにかくみながみな、自分のことしか考えていなくて、高校生たち以外はみなほとんどふくよかな人間で、性のだらしなさがだらだら垂れ流されている部分があってちょっぴり気持ち悪い部分もあって、嗚呼、とぼやいた。