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流石志村貴子先生面白い。
突拍子もない設定から始まるオムニバスストーリー。
主人公のまゆこが不憫可愛い。
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「青い花」「放浪息子」が終わり茫然としていたところに、こんな連作が。
放浪息子に続き娘の家出かー、なんだか感慨深い。
とはいえ、趣きは結構異なる。この路線も面白そう。
しかし話の厚みとして、一冊くらいなんじゃないかしら。
これからどんな事件が起こりうるのか。
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繋がりを持つ複数の人物が次々に中心となって描かれる群像劇。どの人物も、もう一つ何かが足りなくて完全な幸せとなり得ていない中で、でもそれなりの満足を感じて生きているような、とてもリアルな状態が描かれているように思う。どの人物にも共感や感情移入ができないが、それでもその状況を許容する心情だけは理解出来るのである。味わい深いと言っていいのだろうなぁ。デブは嫌いだけどさ。
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2014 6/18読了。Amazonで購入。
性癖を隠して結婚したものの結局、デブと駆け落ちしたホモでデブな父と、自身もデブでありつつデブ専でアルバイト先の上司と再婚することになった母の、デブ専の娘が家出したり、その従姉妹でチャラ男とくっついた子が家出したり、とかくいろんな娘さんが家出する本。
メインの子の家のインパクトにはかなうまいなとおもいきや後にもっとやばい娘さんも出てきてなにこれ怖い。志村貴子に期待してることをだいたい満たしている感じ。
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貴子最新刊!
なるほど今回はこんな感じか~と思った。
ほのぼのでいいね。やさしい感じ。いつもだけど。絵もやさしい。ふわふわ。
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父親と母親が離婚した。
父親はゲイセクシュアルまたはバイセクシュアル、彼氏と付き合うために離婚した。
母親はそのことに落胆しながらも再婚した。
娘は母親の自由だからと思いながらもいったん家出する。
チャラくてなんにも考えていないギャルとその彼氏。
不倫してしまったともだち。
家族がバラバラでイライラするともだち。
ふわふわした絵柄とは決別したように現実がはかとなく押しつけられていく。
とにかくみながみな、自分のことしか考えていなくて、高校生たち以外はみなほとんどふくよかな人間で、性のだらしなさがだらだら垂れ流されている部分があってちょっぴり気持ち悪い部分もあって、嗚呼、とぼやいた。
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主人公の女の子が、父の再婚相手に面と向かって「あなたのせいで私は傷ついた」といったようなことを告げるシーンがあって、このことの意味を考えていた。お互い過去には触れずになんとなく許しあうこともできたはずなのに、主人公はあえてその道を選ばなかった。明確に相手を傷つけることで、自らの復讐を果たしている。ただし、ハンムラビ法典のように、相手から受けた傷以上のものを返さないように十分配慮しているのがポイントだ。なるほど復讐というものは、正しく使えば、行き場のない加害者の罪悪感と被害者の遺恨に一つの着地点を与え、健全な対等性を取り戻してくれるものなのかもしれない。
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「こんなのぜんぜん恋じゃない...」
志村貴子先生の新刊。
ちょっとフェチいジェンダーもの。
お母さんの話が好きです。勝手にしやがれ。
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父のゲイカミングアウトにより離婚した家庭の女子高生から始まるオムニバス形式の漫画
普通の思春期とかじゃない。デブホモの父。母の再婚相手もデブ。そして彼氏もデブ。そして主人公が変わる変わる。ほとんど親が離婚してる。そして娘は不倫しちゃう。もうむちゃくちゃ。各人の葛藤がよく描かれてる。
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志村先生の漫画はいつも性がテーマ。でもいやらしくない。かと言って小難しさもない。普通に重くて、普通に軽い。普通に酷い目に会うし、普通に救われる思いもする。潔癖になりすぎるところがある自分には丁度良いパンチ。
放浪息子と同じく、繰り返し読みたくなる一冊。なんか色々丁度いいんだよなぁ。続きは楽しみだけど、今秋って…!
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衝撃的!まゆちゃん!肉のお布団気持ちいい~!となるところ、かわいい。
お母さんの素敵な笑顔の話もほっこり。
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離婚した父親がゲイでかつ同棲しているところに家出しに行くというありそうでない非日常から話は始まります。彼氏もデブとかその辺りから話が展開するかと思わせつつ友人たちのエピソードに移っていきます。
地味目な女の子が不倫する話が生々しくて印象に残りました。
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オムニバスの短編集。
ちまちまと志村貴子さんをようやく読み始める。
綺麗事じゃない、人の関わりが描かれているなぁとぼんやり思った。
でもそれなのに、ひとつひとつの短いお話がどれも本当にまとまりがよくて、読後感が良い。
時系列が入れ替わるのも、キャラクターの視点ひとつでこうなるんだって発見するように読めるから楽しい。
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連作短編集。これだけたくさんの単行本を連発しているのに、それぞれが面白いから志村貴子さんはすごいな……!
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とても面白かったです。まゆこの思春期特有のモヤモヤした感情と父親の不倫相手のゲイの男の人との距離感がよくまたほど良い感じに色気が出ていたと思いました。