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怖そうで怖くない、ほんわかゆるーい幽霊譚。ユーモアにあふれていて、ほろりとさせられる部分も多いです。うん、こんなオバケたちならぜひとも出てきてもらいたい……かも。そしてもし死んだら、こんなオバケライフも悪くはない……かも(笑)。
お気に入りは「プリンとペットショップボーイ」。こんな子ならぜひとも!化けて出てきてほしいですよ。その一方で「怖いやつ」もやはりいるってのには納得しちゃったりも。こんな死に方はしたくないですね。
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おばけは、幽霊と違ってこわくない!?
おばけストーリー6編。
亡くなった父親に再会な「チチとクズの国」から始まって、哀しい「草葉の陰」、むしろ出てきてほしい「プリンとペットショップボーイ」、おばけライフも捨てがたい?「オバケ親方」
ラストはちょっと変わった雰囲気の「タカコさんのこと」
どれもハートフルなおばけ物語で、おもしろく読めました。
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おばけ・幽霊の出てくる短編集6篇。
それぞれの登場人物に縁のある幽霊が現れる。
幽霊といっても怖くなく、のんきな雰囲気だったり時にしんみりだったり。
「草葉の陰」と「プリンとペットショップボーイ」が良かった。
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表紙に惹かれた。
夕焼けの空を見上げている人、寝そべる幽霊、赤いランドセルの泣いている少女、漂う人魂・・・。
読んだ人の評価は「怖くない」など、厳しいようたが、僕には読む前からソフトファンタジーの香り。
以前、ビートたけしさんがテレビ番組に遅刻した言いわけに、
「オバケ出た」
という逸話を聞いて以来、僕はオバケにあたたかいイメージを持つようになってしまった。
短編6つで、どれも死んで成仏できない幽霊たちが登場する。
①と②は、まあまあかな、という印象だったが③〜⑥は、ファンタジーの中に、哀しさと優しさがさらりと込められていて、まずまずよかったかな。
ブクログを楽しむ人たちの目も肥えているだろうし、今、娯楽小説の作家として名を成している多くの人たちの筆力(レベル)も昔より上がっているだろうしなぁ。
①チチとクズの国
②夏休みを終わらせない方法
③草葉の陰
④プリンとペットショップボーイ
⑤オバケ親方
⑥タカコさんのこと