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ボイド・モリソンによるタイラー・ロックシリーズ第二弾の下巻。
ジョーダン・オールとジア・カヴァーノの二人から狙われながらも謎解きの結果ミダス王の墓のありかを突き止めるタイラーたち。そして、触れるものすべてを金に変えるというミダス王の手の真相が明かされる。
上巻で重要な役割を果たしていた地球観測機、アルキメデスの写本といったものに加えてパルテノン神殿までも謎解きの要素に加えるなんて、作者の頭の中はどうなっているのかと思うほど、スケールが大きい。また、罠を張ったはずのジョーダンが、仲間に裏切られたり、ステイシーが裏切ったかのような疑惑が持ち上がったり、精神面でも敵味方入り乱れて疑心暗鬼になるなど、いろんな仕掛けが用意されている。
ミダス王の墓は思ったより簡単に見つかったイメージだが、結末に向けてもう一波乱用意されていて、そのもう一山がいいアクセントになっている。
肋骨を折ってもスーパーマンぶりを発揮するタイラーはやはりただものではない。それにしても、もと特殊部隊員とはいえ一民間人になったはずのエンジニアが、こうもたくさん人を死なせて、大丈夫なのか?
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謎の電話、父親の誘拐という衝撃的な事件からはじまる今作は、触れたものを金にしてしまったという伝説があるミダス王の手をめぐる冒険です。
前作も十分面白かったですが、今回もまた面白かったです。
特に物語終盤の宝を手にいれるそのときからエピローグに至るまでの展開がアクション映画のような怒濤のもので、きっと大丈夫だろうと思っていてもドキドキしました。
タイラー・ロック氏はなんというか夢と理想を詰め込んだ男と言う感じですね。物凄く格好いいです。
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タイラー・ロックシリーズ2作目。発想自体は面白いが、会社の自家用ジェットで移動、民間人なのに敵をどんどん殺すけど警察から追われるでもないなど、ちょっと現実離れしているかな。次回もヒロイン変更?