投稿元:
レビューを見る
面白かった。テクニカルな部分があまりよく理解できなかったけど、ウェブの発展過程、検索の意義、そして検索の今後の姿が描かれていて興味深かった。
また、最先端を行くアメリカIT企業の関係なども分かりよかった。もっとじっくり読んで、技術的な部分も理解したいし、すべきだろう。
投稿元:
レビューを見る
グーグルの検索のことについて書かれた本。スタンフォード大の学生2人が作った検索の会社が数年間でとんでもない額の金を稼ぐ。こっちが知りたいことが出てこない検索の会社がなぜそんなに利益を出せるのか、そこのところを一番こっちは知りたいのだが、そういう本ではないようだ。
なんだか未来の検索に対して楽観的なのが気に入らない。今はコンピューターの出始めだから、理由もなく一部の会社に利益が出ているだけとしか思えないのだが、グーグルのような、数年でバカ儲けするのが出てきたことだけで楽観視するのはおめでたいと思える。
しかもこの作者は、神話と検索をダブらせている。外人って神話、好きだよなー。神話的なイメージでこういうわけのわからん現象を捉えているのだろうが、多分個人の頭の中にある妄想が、昔からある神話で正当化されるのだろう。いわゆるロマンチスト、なのだ。
投稿元:
レビューを見る
今や、マイクロソフト社にすら驚異を感じさせる快進撃を続ける、グーグル社の創立から今日までを、ネット業界の時代背景と共に紹介していったドキュメンタリー本。
おもしろいなと感じたのは、「第7章 サーチエコノミー」に登場する、2ビッグフィート・ドットコム(二人の大足という意味)という名のネットショップ(靴屋)の逸話。
1999年に創業し、2003年中旬には月に4万ドルの売り上げをあげるようになってきたが、2003年にグーグルの検索の仕組みが変わり、この靴屋の注文の電話が止まるようになり経営があやしくなった。
やがて経営者はグーグルの検索で掲載されなくなったことに気づき、グーグル社に対して電話をかけたり、メールを送ったり、嘆き悲しんだりするが、Web自体の適正化はしていない。
日本でも、昨年秋からYahoo!の検索の仕組みが変わったことにより、順位が下がり、集客が下がったにもかかわらず、Yahoo!に文句を言ったり、仲介するSEO業者にせいにしているだけの、企業は多いのではないだろうか?
ネットに依存する企業はサーチエンジンの順位で経営が大きく左右される。
ネットショップ、アフリエリトを生業としている人達、インターネットの集客依存率の高い人達は、この章だけでも読んでおいて損はないだろう。
投稿元:
レビューを見る
英語って論文書くのにはすごい言語なのに、
こういうドキュメンタリーなものについてはすごく散らかすよね...。
本を読みなれていない人にはおススメしません。
ただ、中身は結構面白いです。
たしかにインターネットできたときの検索エンジンって
スーパー使えなかった!!!!!
ほしいものをサクっと探すことができるって
簡単じゃなかったんです。
グーグルは革命をおこしたと思う。
(私、niftyとyahoo使ってたから、あんまり実感ないけど 笑)
初めてこの本を読んだのは大学4年のときで、
ITなんてぜんっぜんわからなかったけど
技術的な言葉は電子辞書引けば、わかる程度です。
あんまり、技術的に理解する必要はないと思います。
「社会学」としてグーグルとは?というのを考えることが、この本を読むときのミソ。
投稿元:
レビューを見る
普段何気に使う,GOOGLE。このビジネスモデルについて深く知りたいと思い購入した本。GOOGLEとして上場する前の創業者の構想,ビジネスモデル,これらの事を創業者に近い人物が書いているので臨場感と説得性がある。
GOOGLEのCEOエリックシュミットが言うように,現在世界上の全ての情報のうちGOOGLEがインデックス化できているものはまだ1%。究極的に全ての情報をネットワークにつなぎたいと考えている。その夢へのアプローチとしてGOOGLE DESKTOP等で個人の情報をネットワークに載せる事も試みている。しかし,それに付随してプライバシーの問題等が絡む。
最も重要な収益としての広告.検索を重要なマーケティングツールと位置付け,クライアントともWIN・WINの関係が構築できているので,今後ますますこの市場が成熟していくと予想されている。普段アマゾンで購入する際や何気に検索している時でも,我々はマーケティングされて,的確な広告を打たれていますよ。
投稿元:
レビューを見る
NET系の検索についての本。
創業時のYAHOOやエキサイト等の話も出ている。
自分が面白いと思ったのは、
他社がキーワード一本の検索結果だった所を、
グーグルはHPのリンク数によるサイトの重要さという基準で結果表示するという話と、
ある程度のポリシーの元に検索と広告を連動させていき、収益化していく辺り、
また、スパムへの対処や、各種検索がポータル化していく中でのグーグルの立ち位置などの話。
アルタビスタ、ゴートゥーなどの存在を知ることが出来たのも収穫。
現在のグーグルの本も読んでみたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
Googleの創設から、株式公開されるまでの紆余曲折を描いた本。Web検索技術の歴史を描いているため、技術的な話はほとんど記載されていない。
最後の方に、中国での検索結果を制限することに対する反論が記載されているのは興味深かったが、もっとGoogle内部の体制などが知りたかった自分には物足りなかった内容であった。
投稿元:
レビューを見る
Googleの歴史を中心に、その時代の周囲の動きや経緯などを、関係者のインタビューから綴っている。 サーチエンジンがこうなったのは必然だった気もするが、この本を読むと偶然だったような気にもなってくる。 けっこう長いので、サクッとはいかなったが、まずまずの内容かと。 最後の展望アタリは筆者の主観だろうが、今後もインターネットのインフラのコアであるだろう。
投稿元:
レビューを見る
最初に読んだ時は、アドワーズやアドセンスの意味が分からなくて約半分で挫折。数年後にもう一度トライした時には、すんなり読めた。
グーグルのように、尖ったカレッジロックなノリの企業が世界を進化させるなんて痛快。アメリカって凄い。
投稿元:
レビューを見る
ワイアード創刊者でもある著者はインターネット関連ベンチャーに詳しくグーグルの創設者たちとも親交があつい、そんな彼が取材した初のビジネスノンフィクションです。やはり彼らの物語は現代の「神話」です。
筆者のことはこの本を読むまで知りませんでしたが、あの「ワイアード」の創刊者だったのですね。そんな筆者がつづるグーグルの舞台裏の物語です。今やこの会社の創業話はあまりにも有名で、僕がここでどうこう語るべきものではないのかもしれませんが、当時、スタンフォード大学の博士課程に身をおいていた二人の若者、ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンの二人が検索エンジンに未来を見出し、驚異的なスピードでインターネットの世界にひとつの「生態系」を作り出していくという物語は、ある意味では現代の「神話」とも言うべき出来事なのでしょう。
ここではウォール街の慣習を片っ端から無視して話題になったIPOの経緯や、巨大データベースであるインターネットと検索エンジンの関係。さらには中国をはじめとする(後に撤退)それらに対する政府の規制の可能性、さらに画現在もいまだ問題の火種をくすぶり続けるプライバシーの問題など、今読んでも示唆に富んだ内容で、巨人となり、ネット社会にその大きな足跡を残すグーグルの「一部分」が垣間見える著作です。
いまだにこの「モンスター」がどこへ行き着くかは僕らにとって、またグーグル自身にもわかってはいないと思いますが、今やあたり前となった「ググる」という言葉に代表される「検索」という行為。その将来を見据えるためにも読んで置いて損はないかと思っております。
投稿元:
レビューを見る
googleの歴史も書かれているが、"検索"をメインとして書かれている本。とても面白かったです。オススメ!
検索に関してここまで考えたことがなく、ただわからない事や探したいものを打ち込むだけだったのですが、アドセンスとかアドワーズとかの検索から始まるビジネス、そもそも検索することで何が導かれるのか、など考えさせられたし興味深い内容でした。
ビジネス話としては、昨今注目の会社"リブセンス"の事とか少し考えてしまいました。とにかく知らない事が多すぎるのでもっと勉強したいと思いました。
2006年の本なので、それ以降のGoogle、検索に関する本も読みたい、と強く感じました。
投稿元:
レビューを見る
グーグル前の検索、グーグルの検索、サーチエコノミーといわれる巨大市場についての可能性、危険性について書かれている。
グーグルの創業や成功までの敬意を書いているのかと思っていたが違う。サーチという手段を通して経済が代わっていくということが示される。
投稿元:
レビューを見る
ワイヤード・ベスト5:『WIRED』創刊にかかわり、ITビジネスの内情にも通じた筆者が、グーグルの表裏を豊富な逸話とともに描きだす。検索エンジンをめぐる産業、技術興亡史としても有用。
※ワイヤード文化7位
◆ユーザーからのコメント
ウェブ世界は、データベースと検索。この「法則」がなぜ、どうやってサーチされたのか/これは懐かしいな。似たところだと『検索エンジン戦争』も面白かった
¥
mmsn01-
【要約】
・
【ノート】
・
投稿元:
レビューを見る
マーケティングギョーカイ方面でちょっと話題になった本。
主にグーグルの周辺をベースに、サーチ(検索)の未来を考える。
なんか、昭和初年の文人が携帯電話の啓蒙書を読んでいるような気がした。錆びてるなぁ。というかトシとったのかなぁ^^;>オレ。よくわからんです。
検索サービスは、まずWeb情報の収集から始まる。
膨大なWebサイトのインデックスを作る作業である。
グーグルは検索サービスの前に、まずこの膨大なデータベースを所有することになる。
ここに可能性と問題が潜んでいる。
可能性の方は簡単だ。インデックスとそれを処理するアルゴリズム(ノウハウと言ってもいい)は、クライアントにとって魅力的な広告媒体を提供することになり、巨万の富を生んだ。gメールやデスクトップ検索などのサービス展開によって、さらにWebの向こうに眠る個人情報へのアクセスの道を開いた。ネットに繋がる(あるいは、繋がっていない)あらゆる情報へのアクセス。
末は人類の叡智への玄関か、明日への扉なのか…。
問題は。
卑近な部分では、個人情報や著作権にデリケートな情報のインデックス化は訴訟の畑だし、gメールやデスクトップ検索などの新サービスは情報漏洩の温床である。
深遠な部分では、「すべてをインデックス化する」が持つ意味である。こうした本は、限りない未来を夢見がちだ。いわく、蓄積された膨大な情報が有機的に結びつけられ、どんな質問をしても欲しい「検索結果」がすべて得られるようになる…まるでHAL9000に尋ねた時のように? 果たしてそんな未来が可能だろうか?
ま、よくわからないのでこの辺で。