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拝金主義化する日本を見ていて何か違うなぁと私は感じる。もともと日本は倫理や道徳を重んじ、こつこつ働く人間だった。海外からもそういう点が認められてきた。著者が言う仏教的考え方は、現代社会に反しているように見える。しかし人生の根本、いや経営の根本もここにあるに違いない。今の日本こそ自国の文化、アイデンティティを大切にすべきだと思う。
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ビッグバンから始まった宇宙には、生成発展する方向へと向かう力が備わっている。その力あるものがすべての根源にあるのだとすれば、私たち人間も生成発展に向かうことが道理となってくる。発展せずに退行する意志は、宇宙の向かう方向とはずれてしまうので、世間一般に言われている理想の成功に程遠くなってしまうのである。
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▼ 100文字感想 ▼
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一代で京セラを世界企業にした稲盛氏の人生哲学の書。
お釈迦様の教えについてもっと知りたいと、興味をかきた
てられました。いつも簡単な仏教の本を持ち歩き、繰り返
し読んでるけど実行できないんだよね。という一文に共感。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■われわれは人間性を高めるために現世で生きている。
人間性を高めるとは、「心を高める」ということ
■お釈迦様の教え 「本能を抑えること」「欲望を抑えるこ
と」「足を知ること」「持戒をすること」
■まだ個が形成されていない幼稚園のときから自主性を
尊重するというのは、勝手気ままに育てることと同じです
■ならぬことはならぬものです(会津藩幼年者 「什の掟」)
■大事なことは、最初の段階では理性で考え、実際の対
応においては情をつけることだと思います
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「なんのために働くのだろう」
「なんのために生きているんだろう」
「なんのために、自分を磨いているんだろう」
こうした問いに、1つの答えを提示してくれる本。
道徳のような側面もあるので、人によっては好まれないかもしれません。自分は好きでした。
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やっぱり、稲盛氏の著書は、奥が深いな〜!
何かに迷った時は、正しい方向を導いてくれるような本です!
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京セラの創業者、稲盛和夫さんの著書。
稲盛さんは仏教に親しみのある方であり、経営手法、物事の考え方にもそれは応用されている。
この本は複数読者からの質問(手紙による)に応えていくというものであり、稲盛さんは単に経営手法を伝授するのみではなく、人間として生きる上でもっとも大事なことは何か。ご自分の価値観・仏教思想を絡めて説いている。
この本も十分に魅力的であり、勉強になるが、同著者の「生き方」という本の方が、より深い世界観を味わえるだろう。
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【目的】
【引用】
【感じたこと】
【学んだこと】
人間性を磨くために必要な道が与えられたと思うこと。
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●人を助けるという「布施」、やってはならないことを示した「持戒」の二つを子供に教育すべし
●努力をするという「精進」、耐え忍ぶという「忍辱」の二つは自分で身につけるべし
●「運命」と「因果応報の法則」がまるでDNAの二重らせん構造のように縒り合って人生が作られている
●「因果応報の法則」は短い期間ではあわられない。が、十年、二十年、三十年という長いスパンで見れば必ずそうなっている。それでも証明できないと思える時がある。その場合は、現世・来世に証明される。
●あれこれ悩む人は、対策を立てたあと、結果が出るまでのあいだに悩んでいることが多いように思える
●考え抜いて出した対策が吉と出るか凶と出るか、それはわからない。わからないことを悩んでも仕方がない。
●大久保利通と西郷隆盛の「融合調和」⇒理性と冷徹の大久保、情の西郷
●労働の意義を、糧を得るためと限定していると、豊かな時代には勤勉性がうすれていく。ならば従来とは違った労働の意義を見出すべき
●勤勉に働いた成果で他国を助けるならば、それは強い安全保障とさえいえる
●善悪の分かれ目とは、自己を愛する「愛」と他を愛する「愛」のあいだにある
●自分の会社を立派にしたいという自己愛が強すぎると、会社は生きられなくなる
●災難に遭うのは、過去につくった業が消えるときです。業が消えるのだから、喜ぶべきです。今までどんな業をつくったかしらんが、その程度のことで業が消えるならお祝いせんといかんことです。
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言わずと知れた現在の日本で随一の経営者「稲盛和夫」が、京セラや第2電電の経営の中で得た哲学について、まとめられた本。
もう宗教としかいいようがないくらい仏教に傾倒しています。
経営哲学について学び取るというより、こういう人が語る仏教って胡散臭さがなくなるのはなぜなのだろうかとか、思ってしまいました。
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Kodama's review
稲盛さんの書籍は今までに何冊か読ませて頂きましたが、どの本を読んでも勉強させられます。人は何のために生きるのか、そして、素晴らしい人生を生きるためのヒントがたくさん詰まっていて、あらためて考えさせられる一冊です。
(08.8.3)
お勧め度
★★★★☆
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仏教、ブッダの教えを根本に
心のあり方、人間性を
高めることが大切。
布施、持戒、諸行無常、忍辱、精進
10年近く前に出た書籍ですが
内容はとても共感できます。
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簡単に言えば、宇宙はどんどん膨らみ続けていくのが流れだから、人間も進化、発展するのが流れだよって言ってる。みんなちがって、みんないいけど、自分らしさを、自分の器の範囲で全うしつつも、世界の発展が流れだってことを忘れず生きようって内容。
「自分が最も楽しい取り組み方で、人生を楽しもう。そういった歴史が、未来の発展の糧になる。」自分なりに要点をこうまとめてみた。
もう一つ面白いなぁと思ったのは、宇宙には「意思」なるものがあるという説。宇宙は発展したがる「意思」があるから、人間も世界も発展せざるを得ないっと言っていた。
見方を変えれば、こんなに窮屈な考えはない。人間の運命は決まりきっているんだ!っと言われているようなもので、そんなのつまらないじゃないかっと思ってしまう。
だけど、また見方を変えれば、宇宙とはつながっているということ。この世で、自分を本当に理解してくれる人はきっといないっと絶望しても、それでも宇宙だけはつながることが出来るということ。
人間は辛い時には、宇宙とつながることができるし、いやなら歯向かって楽しめばいい。人生は完璧に決まっていて、完璧に自由だ。
そんな矛盾してる人生が楽しいんだ。なんだか彼の哲学からは、そうも
聞こえて、面白い。
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私たちは何のために生きているのか?
----------- 心を高めるため。
「心を高める」とは、今まで、聞いたことがあるようで、
実は聞いたことがない言葉だ。
この言葉に出会っただけでも価値がある。
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南井所有
→11/06/11 浅上さんレンタル →11/07/30返却
→11/07/30 山本(美)さんレンタル →11/08/20 返却(浦野預り) →11/08/21 返却
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哲学、もとい仏教的な考えが織り込まれている本でした。
著者の稲盛和夫さんは科学者である一方で、こういった哲学や宗教的な考えも大事にしています。
思えば、スティーブ・ジョブズもそうでした。彼も禅から多くを学び、自然科学と人文科学が交差するような製品作りをしていました。
理論的なことも大事にしつつ、心情的なことも大事にする、一見両者は相反しているかもしれないけれども、両者を大事にする事が大事なのだと思いました。
本書にも、
「事業を展開していくときに、情で判断し、情で行動したら、収集がつかなくなります。また、情で判断して、理性で行動しても、道を誤ります。かといって、理性で判断し、理性で対応したら、誰もついてきません。」
「大事なことは、最初の段階では理性で考え、実際の対応について情をつけることだと思います。」と書かれています。
他にも、沢山の印象に残った部分があります。中でも特に、
「私は『人間が他の生命、他の動物と同じ存在』とする考え方が、結局は人間の価値を低からしめることになっているように感じます。もっとも価値ある存在だということをもっと強調して、その誇りに伴う責任を自覚するよう、私たちは自分自身に対する見方を変えていかなければなりません。」
という部分です。
僕が今まで聴いてきた考え方は、「人間は他の生命と同じだから、自然のサイクルに沿うような生き方をしていかなければならない。」というものでした。
それとは、全く正反対な著者の考え方。これは言うなれば、人間至上主義に通ずるのではないか、という疑問も持ってしまいました。
それでも、責任を持っていることを自覚すれば、確かに行動出来るかもしれない。そして、何よりも著書の考え方を真に正しいものにする為には、人の為、世の為という「利他の心」を持ってこそだと思いました。
だから、いつだって自分の心を高める必要性があると感じました。