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「銀座」にグローバルの風が吹き荒れている。外国人観光客であふれている日本一有名な商いの街「銀座」の商人たちは、過去から何を学び、現在をどう解釈し、未来に何を企てるのか。老舗仕立て屋、壹番館洋服店の主人・渡辺新は、銀座の商人たち10人と語り合い、銀座ならではのていねいでこまめな商いのかたちを日々模索している。
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銀座を古くから支えている老舗の経営者と銀座一番館洋服店の三代目社長である著者の対談集。
著者が銀座の資本”論”を述べるのではなく、読者が対談を通じて、銀座での商売の在り方に何を感じ、そこに普遍的な”論”を見い出していく。
読んでいて頭をよぎった言葉が「Authentic」。
銀座では「本物」を求める客と、それに誇りを持つ商人が、情を通わせ集う空間。
ある意味で顧客と商人が真剣勝負をする場なのかもしれないが、そこに「情」が入ることで日本的な独特の一体感を育むのだろう。
長年培われたコアの部分(きっと、それは「文化」)を大切にしつつも、時代の空気とも真摯に向き合っていく姿。
儲けではなく、「文化」を第一とする姿。
きっと、銀座は人生の粋を楽しめる場を提供してくれる唯一の贅沢な空間なのかもしれない。(日本だけでなく世界的にも)
本著には、地方創生、観光立国等、日本として注力すべき分野についてのヒントが多く散りばめられており、その観点からも一読の価値あり。
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テレビで見て 読んだ本だと思います。勉強になりました。ハイレベルのお話しですが。いろんな業種の人をインタビュー形式
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ビジネスマンではなく、あくまでも商人。
銀座で長年、商いを続けてきた9人の商人と壱番館の渡辺氏の対談集。
商人としては励まされる一冊。