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中国関係の著書があふれる中もっとも中立的かつ冷静に分析した良書。変に過激な意見に左右されず自分の考えを持ちたい人はまずこれを読んできちんと背景を把握することをお勧めする。とくに大学生においてはまずこれを基本書として読み、そのうえで判断する軸を形成し批判的な立場から物事を見れるようになればよい。最新の中国を知るうえでまず読むべき本。
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現状認識のために役に立つと思う。著者のような研究者が有事のシミュレーション(最終章)を書くほど、状況は切迫詰まってるだろう。
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日中の問題をていねいに詳細にまとめてある。知っている、わかっていることも多かったけど系統だった感じがした。
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反日暴動で矛先が向けられたのは中国人でもあった。徹底して破壊、略奪をした先は中国の商店など。
アメリカは中国に対して軍事的にもゼロサム(ライバル関係)から、Win-Winのプラスサムの関係になろうと呼びかけた。
東アジアの安全保障のバランスが崩れれば崩れるほど、不安定感は増し、アメリカへの依存を強めていくことになる。
領土問題が今、燃え上がった理由。
・尖閣諸島の豊富な海底資源の確保という経済的理由
・大国化に伴うナショナリズムの高揚
・アジア太平洋の勢力拡大をめぐる軍事戦略的理由