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今、現実に大活躍しているリーダー達のリーダーシップ ジャーニー:いかにしてリーダーになっていったかをインタビューしたもの。
結局、どのリーダーも様々な修羅場に対して、自分のスタイルで周りの人々と協力して、危機を乗り越えていく。その過程でいつの間にか立派なリーダーになって行く。
さぁ、僕も頑張ろう!
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日本の著名な経営者へのインタビューを中心に構成されており、各人のリーダーシップの捉え方、経営論が多様で非常に興味深い。個人的には、LIXILの藤森氏、カルビーの松本氏、資生堂の前田氏の章が気に入っている。
リーダーシップは終わりのないジャーニーであり、立ち止まって来し方を振返るようになった段階で旅を終える時期という藤森氏は、パワフルに突き進むタイプ。色々と考えているよりも、突き進むべきなんだろう。
各階層ごとに課題解決に取り組んで、周囲を巻き込んでいくことがベースにあり、階層ごとに解決方法をレベルアップさせていくことが必要なんだ。さらには、レベルが上がるごとに、自らできる領域は狭まり、できる人に任せるようになる。任せ方とモニタリングのやり方がポイントだ。経営層になると、会社の課題を絞り込み、行動に繋がりやすいようにメッセージに工夫して、繰り返し発信することが必要になる。
優れた経営者のそれぞれの考え方が、自らの言葉で語られている良書。現時点の日本のリーダーシップ論というか、リーダーシップに関する一番良い書籍ではないか。
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大企業の経営者12名のリーダーシップジャーニー。
一人ひとりどのようにリーダーシップを習得していったのかストーリー仕立てで分かり、読み物としても面白い。もとからハイスペックな人たちがほとんどで自分に置き換えることは難しいが、挫折や浮き沈みを経て学んでいく姿勢には学ぶところが多い。
最後の著者のまとめは、リーダーシップとマネジメント、人材育成の関係性などを体系的にまとめており整理に役立つ。
刺激を受ける一方で、自社の社長や管理職との落差にやはり失望した次第です。
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12人の企業経営者に聞く夫々のリーダーシップ・ジャーニー。力を発揮してきた結果としての地位から経歴を振り返りながら、業界や時代、職場環境によって、また個性によって、様々な物語があり、リーダーシップのスタイルがあることが印象的だった。
著者は、リーダーシップは実務経験を要するマネジメントとは異なるものであること。誰にもリーダーシップが備わっていることを説いており、トップ・マネジメントのストーリーの中でも、入社後すぐに人との関係性でリーダーシップを培っている様子が理解できた。
それぞれに興味深くはあるが、参考情報としての知識と感じられた。
15-201
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リーダーシップ論を熱く語れる学者といえばこの方、一條先生の著書。様々な分野の経営者・リーダーと呼ばれる方々に、自身の新卒時代からの履歴を語ってもらう中で、そこに潜ませていた信念や思いを語ってもらい、そこからリーダーシップの在り方を抽出するという仕立て。
人間臭い主張が、飾りすぎておらずすがすがしいとともに、参考になる。
また、一歩一歩地道に進んできたリーダーたちの姿に、励まされる一冊。
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各界のリーダーのリーダーシップ体験が述べられている書。安易な一般化に走らず、リーダー自身の学びを迫力のある実体験に基づきながら述べている本書は、非常に説得力があり、自分のリーダーシップの在り方を改めて見返す良い機会となった。
・人はストーリーを語ることによって、過去と現在を結び付け、未来を見通すのである(はじめに)
・自分自身が凝り固まらないよう、常にフィードバックをもらえる体制を整備することでした。(P14)
・資産を最大限活用すること。特に人のポテンシャル。(P34)
・トップは常に疑心暗鬼に陥る自分と向き合わなくてはなりません。説明責任を果たすのは自分だけです。(P144)
・大事なのはやがていなくなる上司なのではなく、その後自分を支えてくれる部下。(P196)
・どのくらい納得のいくストーリーを作れるかです。誰から見てもわかり、イメージできるようなストーリーがない限り、みんなの行動がバラバラになってしまいます。(P241)
・自分のわからないところで判断を仰がれたときに求められているのは、全体像から見たり、他との超あを考えたりしたうえで判断することです。(P248)
・個々の部下の強みとディベロップメント・ニーズを把握し、業務を遂行する中で強みのさらなる強化と行く正常の課題解決を図る。(P267)
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リーダーシップ・ジャーニーを、インタビュー形式で複数人の経営者について記述している。
徐々に、教養の意義についての話に繋がっていく。
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一橋大学の教授が著名な経営者12名にインタビューをしてそれぞれのリーダーシップを語ってもらったものを書籍としたもの。個々人のリーダーシップは暗黙知、言い換えればその人にしかわからないものであるので、それを言葉や文章の形で形式知に変換した本書は価値がある。必読。
リーダーシップは多様なスタイルがある。この書籍にも12のリーダーシップスタイルが書かれてあり、この中から自分に合った最適のリーダーシップスタイルのヒントになるものがある。
藤森義明氏は「リーダーシップは頭でわかっていても、実際にやっている人を見て、真似(実践)してみない限り、リーダーシップが自分の身につくことはない」と説く。
松本晃氏は「リーダーシップの自分なりの定義は①他人をインスパイヤーしてモチベートする ②チームで団結を作る ③結果を出す」と説く。...などなど。