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社会の矛盾が最も明確に表れる母子家庭、母と子の厳しい現実に寄り添いながら、母子家庭の現状とそれを支える手立てが書かれている。
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「母子家庭」ってかわいそうな家庭というイメージがあったが、環境さえ整えば、何ら問題なく生活できる気がした。
シングルマザーが働きやすい環境は、他のワーキングマザーや他の人々にとっても、よいものをもたらすと思った。
人に優しい会社が、これからたくさん増えていくとよいと思った。
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図書館で借りた。
40歳女性による母子家庭のルポルタージュ。
オレから見れば、結婚は、個人の責任において両者が結んだ法律的な契約なのだから、離婚もまた両者に責任がある。
しかし、この本は、一方的な、女性の側からしか、描けていない。
可愛そうな女と、離婚の原因をつくった悪い男、という構図。
こんな、単純は構図を描くのは間違ってる。
男にも、女にも、離婚の原因はあるはず。
この本では、離婚した女性が、その後の結婚でも離婚するケースが紹介されてるけど、家庭を維持していくのは、男も女も、また同性同士のカップルだったとしても、それなりの忍耐力が必要だ。
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盛りだくさんに書かれている。特にP230〜234、P237〜241の社会福祉法人合掌会、森一成理事長の話が、働きやすい職場の参考になる。
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読み進めるのに、とても時間がかかった。考えさせられることが多かった。自分自身を振り返るのにも、よかった。
著者は、よくこれだけ取材したなあと感じた。人の踏み込んでほしくないところを、聞きだすのはどんなに大変だろうか。
そして書いてあったように、踏み外したら崖からまっさかさま、そんな危ういところでシングルマザーは生きている、よくわかる。
シングルマザーになる前に、この本を読む人がひとりでも増えるといいなあと思う。
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内容の濃い良書と感じた。少し大げさかなと思う点もあったが許容範囲。いろんな点に目を向け問題提起している。
読んでよかった。
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シングルマザーともいうだろう、このタイろトル。
ルポなので、緻密な取材をかさねて書かれた本だと思う。
さまざな理由で「母子」となった女性たちの
その後の生活の苦労が詳細に描き出されていた。
死別はもちろんだが、
DVや浮気など、夫側のどうしょうもない理由で、
一大決心をしてシングルとなった女性のなんと多いこと。
子どもがいるために思うように仕事ができない、
仕事ができないから、子どもが寝ている時間の仕事につく。
忙しくなると子どもとのかかわりが少なくなってくる。
子どもは寂しい思いを抱えて育っていく。
母子である家庭を守るための法律も
細かい規制があったり、地域によって異なったりするために、
十分に活用できない状態だ。
頼りになるのは、実家のみ、というシングルマザーも少なくない。
だが、実家にも頼らず、
自分で全部育児も仕事もこなす人もいた。
育児放棄も多い現状で、
シングルでも子供を育てようとするのは立派だ。
シングルに対する偏見もあるようだが、
一生懸命に仕事を捜す母には
温かい手を差し伸べるのが社会ではないか。
かなり厳しい現実も描かれていて、冷たい現実が悲しい。
それでもなんとか生きていこうとする
シングルマザーたちの逞しさに救われる思いだった。
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読んでる途中、何度も政府が言う「女性が輝ける社会」ってのはなんなんだろうねぇ、と考えずにはいられなかったです。
後半、シェアハウスの取り組みや理解ある介護施設の話など希望のもてる話が出てきたのが救い。
気になったのは「女性が働きやすい仕組」を取り入れていると標榜しているいくつかの企業が、いざそういった方面での取材となると及び腰になっているということ。やっぱり絵に描いた餅?
あと、自民党が10年ほど前に「女性の権利意識を目覚めさせるな」と言っていたのもなかなかに酷い話。
そこから10年で本当に与党・政府の意識改革がされているのかもちょっと疑問。