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二階堂蘭子シリーズ。文庫化により再読。
閉鎖的な山村、そこを支配する権力者、不気味な事件が続き、雰囲気は最悪……等々、古き良き探偵小説のアイデアを『これでもか!』というぐらい詰め込んだ、クライマックスに相応しい出だし。
ノベルズ版で1度読んでいて、けっこう色々なところを覚えてはいても、つい引き込まれてしまう。
考えてみれば、こういう、色々な意味で『濃い』ものをストレートに書いてくれる著者は貴重な存在なのかもしれない……。
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毒島弁護士に買い取られた青木俊治。石川にある旧家に隠されていると思われる徳川埋蔵金の捜索。瀕死の覇王・邑知大輔の後継者争いに死んだ候補者として侵入する青木。ニューホリー村と名付けられたアメリカ人たちで作られた村で起きる怪事件。謎の怪物の暗躍とインベーダーの侵略。「悪魔の書」と呼ばれる謎の書物を保管していたハリー老人の死。その現場近くで首をもぎ取られ貼り付けられた2人の若者の遺体。邑知家の後継者争い。姫と呼ばれるみねり様の存在。青木の協力者・杏香の存在。
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発売直後に速攻で購入→読了してたのに、ブクログに登録するのすっかり忘れてた〜*\(^o^)/*
上巻では、
◎悪い弁護士にいい包められて、大富豪のひ孫の「フリ」をすることになった自殺志願の青年視点の物語。
◎外国人達が暮らす集落を見舞う奇妙な現象と、猟奇的な連続殺人を目撃した少年少女視点の物語。
この2つが並行して展開していきます。
魔術王事件や双面獣事件でお馴染みの宿敵・ラビリンスの名前も冒頭から出てきて、初っ端からフルスロットル!という感じでしょうか。
そういうわけで、上巻では蘭子や黎人は全く登場してくれません。まあいつも通りですね…。
美しき名探偵の活躍と、彼女を取り巻く崇拝者達の蘭子礼賛は、待て、下巻!!笑
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ググっと惹きつける書き方は流石だと思う。
ただ、ニューホーリー村と眞塊村が交互に出てくるのでついていくのやっと。
特にニューホーリー村の人物が頭に入らない。。。
智仁と杏香が性悪そうなので下巻に期待。