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日本の報道ではなかなか耳にしない「中南海」
それ自体の認識は深まりましたが、悪文ですね。
特に中国語と漢字は違うのだから、親切にルビでも打てばどうなんや。
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故宮の西側に隣接する中南海。ここで中国の国政が司られているらしい。
社会主義国であり、超エリート大国である中国らしい政治の姿とも言える。中国のエリート層にとって「中南海入り」することが大きな目標となっていることは容易に想像がつく。
中南海にいる党指導部の世代交代にも厳格なルールがあるようだ。10年単位で世代交代が着実に行われているところに、底辺が広い中国の底力を垣間見ることができる。
また、党高級幹部の子弟もそのほとんどが米国、しかもハーバード大学への留学をしているとのこと。人脈形成の点において、米中関係はすでに日米関係を超えている。
近い将来、東アジア政治が米中を中心とした枠組みの中で行われるのは間違いないだろう。
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最初のほうはエッセイであり、後半は資料の抜き出しである。卒論の一部の資料には引用して使えるかもしれないが、論調は授業のレポートのようになっているので、これを卒論の雛形にはできづらい。
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おすすめ資料 第317回 (2016.1.29)
「中南海」という地名は、日本の永田町、アメリカのホワイトハウスと同様に、中国政治の中枢を指します。
本書では、「中南海」を切り口に、「第4章 中南海には誰がいるのか」など、現代中国の政治史の要点がまとめられています。
本書などで、中国政治の基本事項を学んでおくことが、さまざまな報道などに接したときに、理解を深めるための第一歩となります。
【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】
https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200172376&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200434704&type=CtlgBook
【神戸市外国語大学 図書館Facebookページへ】
https://www.facebook.com/lib.kobe.cufs/posts/916297828419923
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内容は実に詳細なのだが面白くない。学術書のような文体に思える。もう少し興味を繋ぐ書き方があるだろうとも感じた。
やたら詳細なわりには、中国共産党の奥の院についての新たな知見はそう多くはないのであまり評価できる本ではないと思った。
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中南海は、故宮の西側に隣接する中国の共産党と政府の所在地であり、中国の政治の中心地である。本書は、秘密のベールにつつまれた中南海について、実際に訪れたこともある著者がわかる範囲で、どのような建物があり、どのような機能を持っているのか等について説き明かしてくれており、非常に興味深い内容となっている。
中国の近代政治史や中国の政治の仕組みについても勉強になる内容となっている。しかし、やはり中国の政治の仕組みは日本と違い過ぎて、共産党と政府の関係など、なかなかイメージがわかず、十分に理解できたとは言い難い。
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[紅龍の中枢]中国政治の中枢を占める北京の,そのまた中枢を占める中南海。共産党や政府の重要な施設が位置する中南海とはどのような地区なのかを解説するとともに,そこで繰り広げられた中国政治の舞台裏についても紹介する作品です。著者は,三菱総合研究所香港支店長等を歴任した稲垣清。
地理から入る中国政治入門としてオススメできる一冊。日本のメディアでも取り上げられることの少ない土地を,できる限り詳しく取り上げているだけで読む価値が十二分にあるかと。中国共産党の組織概要も丁寧にまとめてくれている点も高評価です。
〜「中南海」という言葉の響きは,過去の歴史で見ると,「党内権力闘争」の象徴でもあった。その中国共産党の歴史を刻んできたのが,まさに「中南海」であったが,現在においても,まだ,その死闘は続いている。〜
著者の魅入られっぷりがスゴい☆5つ
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151114 中央図書館
中国の政治の奥の院について、興味を覚えた著者の蓄積が結実した本であろう。権力の構造については、専門的なものに委ねるべきか。