投稿元:
レビューを見る
葵さんの謎が少し、ほんのすこしだけわかった。和菓子は廃れていっているのかもしれないけど、消えはしないだろうし、繊細な材料と作り方、そして、見た目は消えて欲しくない。3つの謎解きは、3組の人たちの心のすれ違い。美味しいもの食べて、ちゃんと話し合うこと。美味しいものを介せば、より向き合えるのかも。和菓子のそんな優しさが、たまらないと思った。
投稿元:
レビューを見る
3冊目にしてようやく葵の素性が少しずつ明らかになってきました。お話は全くぶれずに下町人情ものをミステリテイストで仕上げています。美味しい和菓子の薀蓄や製造工程から、読んでいて上品な甘さと姿を想像できました。あんみつもみたらし団子も金平糖も本当に今すぐ食べたいです。どれも素敵な話ですが、やっぱり父子の関係を描いた金平糖のお話が一番印象的です。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目
今回のお菓子は、あんみつ、みたらし団子、金平糖
そう言えば、あんみつって食べたことないなぁ
店でしか食べられないものだし、お店で食べるなら他のもの頼むだろうしね
でも、甘味好きにはたまらないっていうよね~
あと、あんみつ姫についてのツッコミ
江戸時代にはあんみつはなかったから、みつ豆姫だったのではというのにはウケる
金平糖は子供の頃に読書感想文のために本を読んだ記憶がある
この作中ではザラメだったけど、昔は芥子の実とか使ってたみたいね
形も今ほどキレイなトンガリではなくてってのもそうだな
でも、他の味にしにくいというのは知らなかった
色違いは食紅を使ってるんだろうけど、不純物はどの程度まで許容されるものなのかね?
もしくは、外側の層だけ違う味とかできるんだろうか?
投稿元:
レビューを見る
和菓子の描写が細かくて、頭の中で味や香りを想像してしまいました。口に入れたときの舌触りや、咀嚼したときの歯ごたえ…どれも丁寧に表現して文字を連ねているから、まるで自分がまさにそうしているかのような感覚になりました。お腹が空いている時に読むべきではなかったです…あんなに美味しそうな描写をされたら、誰だって和菓子が食べたくなってしまいます!
食べると思わず笑顔がこぼれ、無意識に「美味しい」と声に出してしまうような栗丸堂の和菓子。私も食べてみたいです。
人の動かし方というか、魅せ方も上手で、最初は「嫌な奴!」なんて思っていた人も、真実を知ると今までの嫌だった気持ちが消えて180度見方が変わりました。
ほんわかする日常のお話と、和菓子のやさしい味わい。こんなにもぴったり合うものなんですね。
投稿元:
レビューを見る
謎と言うほどのものではないが、人間関係の拗れたところをほっこりまったり美味しい和菓子で溶かしていく味わいが絶妙。栗田と葵の少しずつ縮まる具合も微笑ましい。この巻の最後は次に繋がるようで気になるところ。
投稿元:
レビューを見る
閉店間際の七味さんと茜の話が面白かったですね。
黒砂糖は沖縄が主な生産地だったんだねぇ。
盗まれたノート、密室と今回は和菓子知識だけじゃなく、探偵ミステリーみたいな要素が入っていたのも良かったです。
金平糖の話も良かったですね。伝統を重んじて一つ一つ手作りで行うか、多くの人に食べて貰うために簡単な方法を模索するか、みたいな課題はどこの職人さんにもついて回る問題だと思います。
三社祭で葵に告白するはずだった栗田だが、怪訝な人物の正体?みたいのが明らかになりましたね。とても気になる終わり方でしたね。続きが楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
和菓子に拘った内容にとても好感が持てます。
あんみつをこれまであまり意識して味わったことが無かったので、色々な味のバランスを確認しながら食べてみようと思いました。
みたらし団子の発祥と言われている下鴨神社前の店には行ったことがありますが、表面がサクサクした作りたてのみたらし団子も食べたいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
今回も変わらず和菓子を中心とした、人情あふれるハートフルストーリー……だったのだが、なにやら雲行きが怪しくなってきたようだ。
食べ物というのは人の営みに欠かせないものであり、心や情といったものもまた人の営みに欠かせないものだ。
その2つは容易に結びつく。心が体を動かして食べ物を作り、そしてその心がこもった食べ物が、人同士の心のわだかまりをほぐす。
素人レベルではあるが、料理、お菓子作りが好きな身として楽しく読むことができた。
投稿元:
レビューを見る
栗田の腹が決まった?なんだか元不良の栗田に似合わない恋愛事情。勝手な思い込みだけれど。
あんみつの謎探しは楽しそうだった。当事者には辛い日々だったかもしれないが、誤解が解けて?真相がわかってよかった。
金平糖の工場での親子愛。お互い、それぞれのことを思ったすれ違い。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作目。今回はあんみつ、みたらし団子、金平糖に纏わる話。どの和菓子も美味しそうでその味を極めるとともに物事も解決してしまう。善意の人々の話なのでホッとする。葵の過去も含めて今後も気になる。
投稿元:
レビューを見る
毎回のことだけど、本当に和菓子が食べたくなる。
焼きたての団子にみたらし、金平糖、あんみつ。
みたらしもあんみつも個人的にあんまり好きじゃないのに、読んでたら無性に食べたくなる。そんな本でした。
最後の展開は予想してなかった。気になる。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ3作品目。
今作の中では「あんみつ」が特に好きだったかなぁ
でも1作目、2作目ほど感動する話はなかったから星4に。
個人的にあまり恋愛要素は求めてないけど、栗田と葵さんの距離が近付くにつれて、葵さんの秘密が明かされていくのが面白い。