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日常の謎解きミステリー。人も死なないし、嫌ミスでもなくいい気分のまま読み終えました。続編があるなら、主人公がどちらかの男性と恋に落ちるなんてのもありですね。
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葬式組曲以来久しぶりのこの作者さんの本でした。地方の市役所の広報誌のお話。面白く読んだし、続編ないかなーって感じ。ただ酔っ払った結子が何をしたのか…なぞのままでしたよね?
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四方を山に囲まれ、平地には川が流れて田んぼが広がる、「なにもない田舎」の高宝町に東京からやってきた結子。ある理由からこの町の役場に就職した結子は、志望していた税務関係の部署ではなく、なぜか広報課に配属されることになった。さらに、リニューアルした広報紙を全て担当することになる。そもそもやる気のない結子は悪戦苦闘しながらなんとか広報紙を作り上げていく。その先に見えてきたのは……。
お仕事メインのちょこっとミステリー。前半やる気ないあたりは読んでて辛かったけど、後半は勢いが出てきてよかった。しかし一年だけ働いてあとは適当に遊んで暮らしたいってどんだけお嬢さんなんだ。あと県の名士だからちゃんと仕事して成果だせって言われてなぜ町役場なのか。わかりやすい成果出すならせめて県庁なのでは、地元民ならともかく、と、違和感。そして町長のキャラクターがきつすぎてつらい……。あとバスケ部は辛辣すぎる、要するに元彼に横恋慕していたのではと思うほど……。あと片倉さんは頑張れ。
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【収録作品】こんなの、公務員の仕事じゃない!/「聖地がある」と云われても…/主人公は、わたしじゃなかった/新しい景色は見えたけど/『こうほう日和』は必要か
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わけあって田舎の町役場に就職した結子は、やる気も地元愛もなくすぐ退職すると決めているが、自治体の広報誌の編集を任された。仕事熱心な上司のもと、毎月取材と〆切に追われててんてこ舞い。しかもたびたび発行を妨げるような事態が起こって、その謎を解く羽目に…
広報誌編集というお仕事小説としても、それによって結子が変わっていくのも楽しいし、謎を解いてもさらに発行がピンチに陥るというのが面白い。少々ご都合主義でわざとらしい展開もあるが、かなりコミカル路線なので(「話はきかせてもらった!」と机の下やロッカーから出てくる町長とか)あまり気にはならなかった。読んで元気になれる話。
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確かに謎解き広報課の話だけれど、謎解きより広報課の方が強い気がした(^^;)しかし最初は全然やる気のなかった新藤結子が一年でここまで変わるとは!Σ( ̄□ ̄;)
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とある理由があって公務員になったものの、広報課に配属されてしまった結子。まったく仕事に熱意を持っていなかった彼女がさまざまな謎を解き明かしながら、やりがいを見つけて成長していくお仕事ミステリ。
伊達さんのキャラクターが素敵です。実際にいたら大変そうなのですが(苦笑)。あの毒舌は他人事だったら抱腹絶倒。しかし彼の真意がそういうところにあったとは……。
何事にも熱くなる、ってのは悪いことじゃないと思うのだけれど。実際どんどん仕事にのめり込む結子の姿は爽快な気がしました。馬鹿にする方が悪いよなあ。
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ど田舎の役場で広報課に配属された無気力女子が主人公の日常の謎系連作短編ミステリ。主人公の成長物語にもなっていて、さわやかな読後感は◎。ただ、そろそろ「キョウカンカク」シリーズの続編をお願いします。
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一行目:「新藤くんはエスパーではありませんよね?」
とある片田舎の町役場に就職した結子。配属先は広報課。
公務員のレベルを超えた、広報への情熱を注ぐ変わり者上司・伊達とともに、新聞のことで頭を悩ませる日々。
そこへ廃刊の波がー。町民の声やいかに。
後半のどんでん返しも面白いが、全体的にはセシューズ・ハイのとび抜けた感じのほうがすき。
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スポ根広報+軽いミステリーといったところでしょうか。
ミステリーや彼女の過去の方はなんとなく、ありがちな感じではありましたが(そもそもなぜ、彼女にはあんな探偵じみた能力があるのだろう。過去も必要あったのか謎…)、個人的には広報とは何か、誰のためなのか、どんな力があるのかを掘り下げていたのがとても良かったです。
広報にお金をかけるくらいなら他に回してほしいという気持ちもすごいよくわかります。その視点を、広報担当者が持つか持たないかで広報の質は絶対に変わる。
内容とは逸れますが、わたしは事務連絡みたいな広報のほうが意味がないと思う。それこそ、誰も読まない。住民にとって役所の大切なお知らせなんて、選挙と健康診断日、ごみの日くらいでしょう。それ以外のことは、まず広報によって普及啓発が必要だと思う。
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役場の広報課で働くことになった女の人が主人公。やる気があるのかないのか、でも一生懸命な女の人なんだなぁ。
2015/12/30
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とある東北の田舎町・高宝町の役場に就職した新卒の女性が主人公。あるトラウマを抱え、東京からやってきた結子。希望とは違う課・広報課に配属となり、温厚な顔と口調で毒を吐く上司・伊達にしごかれながら、広報という仕事に邁進していく。
はじめはやる気なんて微塵もなかったのに、町の人の言葉や行動にパワーをもらい、段々と情熱を注ぐようになっていく。
まず、物語の運び方が面白い。仕事を通して成長していく、というだけでなく、一つ一つの章で、ちょっとしたトラブルが毎回起こるのだが、結子が探偵のように、その謎を解いてみせるのだ。
なので、この小説は単なるお仕事小説というカテゴリーではなく、日常の謎ミステリというカテゴリーにも属すと言える。そして伊達のアシストがまた魅力的だ。これは最後にもつながってくるから、彼の一つ一つの行動は見逃せない。
また広報という仕事は、少なからず今の自分の仕事にも近いものを感じるので共感できる部分もある。
ライバルがなく、自分たちの思うようにできる、ということが町の広報誌の大きな特徴。
終盤はどんでん返しあり。しかし、今回は私も裏を読む事が出来た。
これはいい本でした。ミステリー好きの人にも、ビジネス本好きの人にもオススメしたい一冊だ。
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高宝町役場に勤める結子は、自分が思ってもみなかった部署に配属になった。
その部署とは「広報課」。
そしてそこで広報誌を作る仕事をすることになった。
覇気のない結子。
それには理由があるのだけれど、それに輪をかけて、こんなの誰も読んでないって......という思いが余計に仕事に対するやる気をなくしている。
いろいろと毒を吐きながら、公務員の仕事を淡々とやるはずが......?
演劇部と新聞部を掛け持ちしていた私からすれば、広報誌作りなんて是非やらせてくださいという気持ちだが、結子はそうではないらしい。
活字中毒の私からすれば、と説くの広報誌は毎月の楽しみであるのだが、高宝町民は鍋敷きだと思っているようだ。
でも、そんな鍋敷きにだってちゃんと予算が組まれている。
さて、鍋敷きからどうやって読んでもらえる、町民のための広報誌に生まれ変わるのか?
防災会、ゲームに登場する聖地巡り、地域の祭り......。
結子と広報誌は少しずつ自分自身の持つ魅力に気づき、光を放っていくのに、なんと年度末には広報紙はその存在意義を大きく問われることとなる。
広報誌に使う予算があるのなら、福祉に、経済に、もっと必要なところに使ってくれよ!この問題は多かれ少なかれ、日本全国の自治体に当てはまるものではないだろうか。
予算には限りがあり、必要なものはたくさんある。
そして住民たちの意見は一人一人違う。
そこをどうやって理解を得、その予算に見合う、あるいはそれ以上のものを生み出すのか。
それが公務員の義務であり、やりがいと言えるのではないだろうか。
さて、この危機とやりがいに挟まれ、結子はこの一年で変われたのだろうか。
死んだ魚の眼は再び蘇るのだろうか。彼女の中にもともとあった情熱は蘇るのだろうか。
広報紙。
地味だが熱い自治体の気持ちが込められたもの。
たった数ページの中に、熱い、人の思いがあなたには見えるだろうか。
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文庫もいいけど、ハードカバーもいいよなぁ・・・。
あ、単行本なのかな? 表紙は柔らかいほうが好きです。
でもって、新刊・・・!
まっさらの本を読むのって、ほんまに幸せ~!!
さて、この本もタイトルから「読みたい本リスト」に、いれておりました。
図書館の「今月の新刊」を、何気なく見ていたらラインナップされているのを発見し、急いでリクエストしたよ~!!
わりとすぐに回してもらえました。
この、図書館の「新刊リスト」から探すのって、アナやな!
これももうしばらくしたらリクエスト80人待ちとか、ザラなんやろなあ。
さて、初めて読んだ作家でしたが、面白かった。
早速著者の別タイトルもリクエストしました。会話のリズムがすっごいいいし、するすると引き込まれる。
筋書きは予想通りやったけれども、伏線とどんでん返しが多々あって、何度読み返したか・・・。
もっとじっくり読むべきなんやろうな。
(次にリクエストがかかってるのもあって)かなり焦って読みました。(;^ω^)
有川浩氏といい、遠藤彩見氏といい、公務員(の特殊な仕事)を題材にした本を読むと、公務員って、いいなあ! と、思う。
仕事が多岐にわたってるよね!
そりゃ多岐にわたるのが仕事なので当たり前なんやけど、どうしても公務員だけは
「決まったことを決まっただけやる」
と、いうイメージが強すぎるからね・・・。
「本当に、こんな公務員がいればいいのになあ」
と、思います。
いてるんかな。それともこれは完全なフィクションなのかな。
結子ちゃん、等身大の頑張り屋さんで可愛かったです!
ラブ要素があるようでなかったのも、また、よし!
題材は爽やかになりそうやのに後味が爽やかとは言い切れないのは、伏線の応酬やったからやろね。
(2015.09.19)
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2017.8.5 読了
市の広報紙を作っている「お仕事小説」でした。
4月から採用されたばかりの 結子は、
地元の東京から だいず離れた
「片田舎」の高宝町の 広報紙を作る部署に
配属される。
最初はやる気なしなしの結子が、
だんだん 「広報する喜び」に目覚めていく。。。
若干 展開が見えそうな感じではあったけど、
読みやすい。
短編で、その章 その章で
すこーしの謎解きがあったりする。
それにしても、結子は 飲みの席で
片倉さんに 何をしてしまったんだろう??