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最近のお気に入り、原田マハの文庫新刊が出たので早速注文。
現代の日本から始まったお話は、第二次世界大戦前夜の、航空機の性能が上がり飛行記録の塗替えが繰り返される時代に遡る。
上巻は、女性パイロットとして夢に挑むエイミー・イーグルウィングが、赤道に沿った世界一周に挑んで行くまでのお話に大半が費やされる。
まだ女性の地位が確立されていない時代に夢を持ち続け挑んでいくヒロインに、それを支える男たち、見守る家族、追うマスコミにルーズベルト大統領やアインシュタイン博士まで登場するお話は、何だか少女マンガを読んでるようなテイストで、深みはないけどサクサク読めて、まあ楽しめる。
冒頭に登場した日本の新聞社カメラマン・山田順平の話が、再び終盤登場し、彼らが交わり、最初の写真の意味が解かれる筈の下巻へ続く。本当の評価は全部読んでから。
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既に 古くは福井晴敏氏の「終戦のローレライ」 近作では百田尚樹氏の「永遠の0」を彷彿とさせる筋運び。
原田マハ作品としては異色の感がある。まだ下巻を読んでいないので断言はできないが ある程度の予測を持って下巻にすすむ。
本格的なレビューはそのあとで。
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大空を飛ぶことに魅了され、女性パイロットとして数々の飛行記録を持つ、『空飛ぶじゃじゃ馬』エイミー・イーグルウィング。
上巻では、主にエイミーの視点から。
世界の空を飛ぶうちに『世界はひとつ』という信念を持つエイミー。
やがて、待望の世界一周飛行の準備が整ったが…
大統領とアメリカ海軍からのあらゆるバックアップは、来たるべき戦争に備えた偵察のために、自分の翼を秘密裡に利用するためだった。
その事実に気づいたエイミーは、秘密を抱えたまま、太平洋上で失踪する。
エイミーの空への、自由への、平和への渇望、家族とチームへの信頼と愛情が魅力的。
詳しい感想は下巻で。
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第二次世界大戦前、まだ、わずかに国際親善の空気が残っていた頃、飛行機が多くの人の命を奪う道具になってしまう前の時代の・・・
空に、翼に、あこがれた人たちの物語。
赤道周辺での世界一周に挑戦中に消息を絶った伝説的なアメリカの女性パイロット「アメリア・イヤハート」を主人公にした舞台を見に行ったことが、私の記憶の奥底に眠っていました。
あの舞台でも、飛行中のアメリアの心の中に、ライト兄弟を始め、空に挑んだ人たちが出てきてたなぁとか、この本を読んでるうちに、いろんなことを思い出したのも、素敵なことでした。
この小説の私の詳しい感想は下巻で・・・と思っています。
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アメリカ人女性パイロット。大戦が間近に迫る時代、飛行機が兵器になっていく時代。自らが自由に飛ぶための翼を求め続ける彼女の生き方に憧れる。真摯に真剣に思いを込めて生きたい彼女のように。
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世界一周した「ニッポン号」
世界一周を目前にして疾走した
アメリカ人女性パイロット
2つの実話を絡ませた小説
事実は小説より奇なりだからか
興味深く、歴史上の事実が重く
またドラマチック
上下巻だけど、先が気になり面白く
集中して読んでしまいました
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すごいすごい、夢のある話。米国女性パイロットとニッポン号のクルー(カメラマン)。
表紙のせいかな、読んでるとき、ずーっと頭の中には青空があった。そんな、晴れ晴れとした爽やかな話。下巻も楽しみ。
少し、これまでの原田マハ作品とは毛色が違う気がする。こんな作品も書くんだ。
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翼をください 上
原田マハさんの新刊。
第二次世界対戦直前のの飛行機乗りたちの話し。
アメリカで最初に赤道沿いに飛行一周を試みたエイミーの目的は、空から見た地球、世界は一つである!
国境はない!それを確かめるために飛ぶ。
一方日本では航空業界の技術を駆使して世界一周を成し遂げようとしている新聞会社が。
この二つがどうつながるのか?
下巻が楽しみ!
アインシュタインが世界は一つではない。だからこそ共存が必要だ!とても印象的だったな!
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2/11 元キュレーターの原田氏。こちらの世界も深い。深く深く奥深く突き詰める人なんだなと、下巻に期待がますますふくらむ。
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あぁもうなんておもしろいの。
引き込まれる文体、突然現れる歴史上の人々…
『楽園のカンヴァス』の時もそうだったけれど、歴史上の人々がとても身近な存在に感じられる。まさに今、目の前にいるかのように。
世界が戦争へと突き進んでいく中でも、平和を希求し、自らの信念で行動する人々が、そこにはいた。
下巻、物語がどこへ終着するのか、楽しみです。
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世界一周目前にして失踪したアメリア・イアハートと現在の毎日新聞社による日本初の世界一周をとげた飛行機ニッポン号をモデルにした話。
上下巻だけどあっという間に読めた
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大好きな作家さん、原田マハさんの新作。一気に上下巻共に読んでしまった。
新作だから新しい作品なのかと思ったら、どうやらデビュー当時に書かれたものらしい。それにしても珍しく実話ベースのお話。出てくる登場人物の名前があまりにも聞いたことがある名前だと思ったら…史実を基にしていたらしい。
日本人カメラマンの目線で描かれた世界初の世界一周飛行のお話。ちょうど今案件で時とか光とかのことを考えてる最中なので大変刺激になりました。
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世界一周飛行を世界で最初に果たした「ニッポン」と世界一周飛行に挑戦するも失踪してしまった米女性パイロットを題材にした物語。
なんと清々しいことか。
困難を乗り越えていくニッポンと乗組員8人の人間ドラマが、太平洋戦争の少し前という困難な時代背景を忘れさせてくれるほど爽やかで感動的。
堀越二郎もそうだし、ニッポンの偉業も、本人たちの思いとは裏腹に戦争にために使われるのはやはり切なくもある。
原田マハはなにげに歴史物作品が秀逸な気がする。
普通の歴史物とは毛色が少し違うけれども。
これからの歴史物?作品も楽しみでしかたがない。
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「せかい・は・ひとつ」
エイミー・イーグルウィングの章がとても良かった。良かったけど、切ない。また会えたのだろうか、あの二人は。
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(感想は下巻にまとめて書きます)
『翼をください (下)』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4041014778
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